kurinn
前置きとして私はこのシリーズが大好きなんですが、それはひとえに梓という一向に崩折れない受けの強さに惹かれるのと、刈野というなかなか好意を漏らしてくれない攻めへの盛り上がる期待感を楽しんでいる、というところに理由があります。非常に今更なことを言うと、正直、物語の肝である生徒のカーストをゲームで固定するという設定が活かしきれてはいない、いじめや口論になる内容も幼い、と感じていたことはこの辺でそろそろ…
しかし。あの胸を締め付ける様な、ヒリヒリとした感覚は戻っては来ない。来ないんだよ!4巻からずっと。番外編の様なノロノロ進行で、ジレてるんだが。
いよいよ本筋に戻るかとこちらは心待ちにしていたのに。もしかして、読み手側の「慣れ」もあるのかもしれない。
刈野の梓へ向ける気持ちの甘さはダダ漏れて来ていて、乱暴に抱くのにも見る方は慣れてしまった。
梓もほとんど雌である。身体が快楽を欲しがっている。そ…