尾上与一さんのレビュー一覧

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

グシオンが素敵

尾上先生作品はキャラ文庫アンソロジーで短編しか読んだ事がなく、初めて読みました。

あらすじに惹かれて購入したのですが、人気のある作家さんはやはり実力があってとても読み易かったです。

神評価にはしましたが冒頭からリディルを取り巻く人々がメソメソしてて、悲愴感満載なのには読んでて辟易しました。ちょっと煽り過ぎですね。だから途中で妙に冷めてしまってグシオンに実際に会って、酷い人物だったら悲嘆…

10

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

運命を受け入れて生きる強さ

読み始めて20Pにも満たないうちに既に鼻奥がツーン。
『嫁ぐ=一生の別れ』の切なさ・痛みで冒頭からボロ泣きしました。
すっごく面白かったです…!

私は尾上さん初読みで"これが尾上流花嫁モノ!“と宣伝文句を見てもピンと来なかった(表紙の美しさとあらすじに惹かれて購入しました)のですが、男の王妃が王のために戦場を駆け巡る設定を始め、展開自体は特に目新しさはなかったかな。

けれ…

11

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

表紙はとっても素敵

yocoさんの表紙、相変わらず芸術的です。背景の小物や色遣いが全体的に絵画みたいで腐女子でなければこれがBL小説だとは絶対気づかないような構図。もちろんポップだったりエロかったりするキャラクター2人が全面に出ている、ザ・BLな表紙も大好きなので全てがそうなってほしいわけではありません。でも一般的なBL表紙の中にyocoさんの絵があると目立つので個性の一つだと思います。特にファンタジーには最適。

11

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

一気読み推奨

明日読む予定で、ちょびっとだけ・・・と読み始めたはずが、読み止められませんでした。面白い。引き込まれてなかなか現世に戻れず、読み終わって2時間ちかく経ちましたがまだ余韻半端ないです。ファンタジーお好きな方には迷いなく「まあ読んで」とお勧めしたい、個人的には上半期ベスト3は間違いないと思う一冊でした。本編370Pほど、なんと、あとがき無し(ちょっと寂しい)。

玉座の前で父王と嫁ぐことについて話…

19

「花降る王子の婚礼」コミコミ特典限定書き下ろしSS小冊子「花降る王妃のしあわせ生活」 グッズ

愛は指先から

本編終了後のお話。
上下段組で本文は7Pほどのショートストーリーなのですが、本当に愛に溢れていてたまらなく良いので…!!
本編がお好きだった方はぜひ入手して欲しい小冊子です。

攻めであるグシオン視点で描かれる今作。
タイトル通り、しあわせで満ちています。
フラドカフ国との戦が終わってから、リディルと2人でゆっくりと過ごそうと思っていたものの、戦後処理が思いの外長引いてしまっていて、こ…

5

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

2020年上半期ベスト5に入るかも

知らずにいる、というのはある意味幸せなことなのかもしれません。
相手を知らずにいれば、それ以上好きになることも、こんなにも狂おしく想うこともなかったのに。
でも、それと同じくらい辛いけれど知って良かったこともある。
物語全体に漂う、そんな切なさが不思議と心地良く、とても美しい作品でした。
ああ、本当に良い作品を読んだなと感じます。

偽りの婚礼という切迫した状況から始まる物語。
序盤…

22

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

手のひらから花を生み出す、美しい王子

尾上与一先生が流行りの身代わり花嫁を?
と正直おそるおそる読みましたが、尾上先生は尾上先生でした!

同じように迷っている方、心配ご無用です!

ボリュームも読み応えもガッツリの、一味も二味も違う「花嫁もの」

むしろお題を与えられたら作者の力量が歴然と現れるのだな、としみじみ

鮮やかな色彩溢れる、花々のかぐわしい香りまで感じられそうな確固たる世界
剣と魔法と運命の恋

12

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

素晴らしく壮大な魔法ファンタジー

読み終えて心地良い余韻に浸っています。
過酷な運命に翻弄される、呪われた王と癒しの魔力を持つ王子…
その運命を自分たちの力で乗り越えていく、強い強い愛の物語です。

ーーネタバレ注意ーー

強大な魔法王国の第一王子・リディル。
身体の弱い姉の代わりに王女と偽り、魔力を供給するために隣国のグシオン王に嫁ぐことになります。
しかし、既にグシオンにリディルが男だとバレていてーー…!?

24

「花降る王子の婚礼」コミコミ特典限定書き下ろしSS小冊子「花降る王妃のしあわせ生活」 グッズ

これから買われる方にはぜひとも手に入れてほしい!

コミコミスタジオさんで購入するといただける、おなじみの特典小冊子。yocoさんの描かれた表紙が大きいサイズで堪能できるのが嬉しい…。めっちゃ綺麗です。そして今作品の世界観の描き方が凄い!じっくり心ゆくまで堪能してしまいました。

サイズはA5サイズ、12Pで、タイトルは『花降る王妃のしあわせ生活』。
時系列は本編終了後。本編はリディル視点で描かれていましたが、この小冊子はグシオン視点のお話で…

12

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

これぞ、真実の愛

気高く哀しい王子と、忌まわしい呪いを受けた寂しい王。
偽りの婚礼から始まった、真実の愛と言った物語になります。

こちら、煽りでは「ロマンチック婚礼ファンタジー」となってて、確かにロマンチックなのです。
ロマンチックなのですが、同時に凄まじく切ないし哀しいし痛々しいお話でもあるんですよね。
運命って皮肉すぎるよ!と、涙が止まりませんでしたよ。
でも、その運命を乗り越えて愛し合う二人に、…

23
PAGE TOP