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尾上与一 yoco
碧雲
著者の静かな丁寧な文体は、ドロドロしていないので好き。 BL要素を気にしなければ、読み物としても高く評価される作品だと思います。 そして、著者の作品にYOCOさんの挿絵の雰囲気がマッチ。綺麗で丁寧なレトロ調の表紙と挿絵です。 いつも感心するのですが、YOCOさんの表紙は、その本の内容のダイジェスト。表紙絵にすべてが示されてます。 1巻の表紙は、二人の視線が合ってない。 2巻目の今作は…
ちもすん
ネタバレ
尾上与一先生の小説は1945シリーズから入り、あまりファンタジーに触れていなかったのでどうなのかな?と思っていたのですが前作花降る王子の婚礼読んで素晴らしく感動し、続きのこちらも購入しました。 続きということでかなり期待をして読みましたが期待以上の面白さでした!!! あらすじで王妃リディルが記憶喪失になるというのを事前に知った上で読み始め、記憶喪失物であまり好きではない「恋人にきつくあ…
フランク
あらすじにある通り、リディルが記憶喪失になってしまうのだけど、これは超〜良い記憶喪失でした。 愛する人の記憶を喪ってしまった側の苦しみというのが、これでもかと伝わってきた。 そして相変わらずのグシオンの愛の深さときたら!! 一切の揺るぎがないんですよね。 リディルのお兄様カプも登場するのだけど、この二人も魅力的。 豪快磊落さが伺える炎帝イスハンも魅力的なキャラだし、雪の女王みたい…
atyanmama
花降る王子の婚礼の続編 前作も面白かったけれど今作も安定の面白さだった 話によっては続編が出て蛇足だなと感じる時もあるが今作は全くその感じはなく 新たな要素が加えられることでより一層魅力的になりシリーズ化して欲しいと願う作品になったと思う 今作は帯で記憶喪失が窺われたからヒヤヒヤしながら読み進めたが リディルが記憶をうしなっても心の中に残るグシオンへの愛を感じていてすごく安堵した …
ねこのしん
花降る〜の続刊。前作も大興奮して読みましたが、それ以上にハラハラドキドキさせられました。さすが尾上先生と五体投地したくなりました。すごかった。 筆致にますます磨きがかかっているというか、神がかっているというか…冒頭の翠玉の表現からすでにうっとりさせられてたった数ページで一気にこの世界の美しさに引き込まれました。力のある作家さんは細かなところにも手を抜かないと改めて実感。 グシオン王とリディ…
はるのさくら
本編終了後のお話。 イスハン皇帝のため、より多くの魔力を欲して身体を捨てたリディルの兄であるロシェレディア。 月に2日だけ、実体を持つことができる。 2人にとって貴重な逢瀬の夜。 イスハンと抱きしめあい、酒肴を楽しもうという時に、先月ロシェレディアが頼んでいたササンの実の燻製が準備されていなかった( ̄^ ̄) イスハンとしては、もう旬を過ぎた古いものより、今が最高に美味しいものをロ…
前作がとてもとても好きだったので、続編が発売と知ってとても楽しみに待っていました。 今回は、早々にコミコミさんで小冊子付きの予約をしてましたよ(*^-^*) 受け様のリディルは、第二王子でありながら魔法国エウェストルムから武強国イル・ジャーナへ嫁いできた。 嫁いだ相手が、攻め様であるイル・ジャーナ国王グシオン。 前作で、苦難を乗り越え心から愛し合う夫婦となった2人に、更なる困難が。…
彩彩
前作が尾上先生初読み。 美しい童話のような読み心地に魅了されて、続編も期待していました。 凄く良かったです。 ファンタジーものは作家さんの力量によって、異世界だからと展開がご都合主義的なものになって白けてしまうものが時にあるのですが、尾上先生はキャラクター設定と描写が上手くて、すんなり世界に没入できるなと。 そして無闇に登場人物を殺めないこと、優しい心の描写で読者を泣かせることが何…
kurinn
とても気になっていた、リディルの兄のロシェレディアと帝国アスデースの炎帝・イスハンのお話でした。 本編ではイスハンとアスデース帝国と国民を守り続けた事から、ロシェレディアの印象は正に「氷の大魔法使い」だったんです。 それがこちらの描き下ろし小冊子を読むと、彼の印象がガラリと変わってしまいました。 ロシェレディアは肉体を持って無いので、月に2日間だけがイスハンとの逢瀬なんです。それ…
前作もとても面白かったんですが、今作は更に面白くてページを捲る手が止まりませんでした。確かな文章力と見事な構成力で、とても実力のある作家様だと再確認しました。 ネタバレ無しで読んで欲しいので、簡単な感想を書きます。 危機が迫る中グシオンとリディルのお互いへの深い愛情、忠臣達の主への愛にも深く感動するお話になっていました。特にグシオンのリディルへの命懸けの思いに、前巻に続き素敵だと思いま…