尾上与一さんのレビュー一覧

蒼穹のローレライ 小説

尾上与一   

空を飛ぶ

以前から読みたかったのですが手が出せなかった一冊。Charaさん、有難うございました。来月以降も続くシリーズ、全部必ず読みます。
戦争を知っている方が身近にいない方が、この本を手に取って読まれて、戦争ってこういうものかも、と考えるきっかけになると私は嬉しいんだけど、皆さまはどう感じられたのかなあ。本編320Pほど+番外編3編(うち1編書き下ろし)+牧先生のあとがき(すっっっっごく良い、泣く)+尾…

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蒼穹のローレライ 小説

尾上与一   

ローレライの声

復刊おめでとうございます。
そして、ありがとうございます。

絶版になっている間に旧版の方を何とか入手していたのですが、あらすじを読んでなかなか決心がつかないまま今回の新装版発売となりました。

そしてようやく拝読したのですが、今は全くまともな感想が書けそうにありません。
今は、というか、時間が経っても。
自分と切り離したところで客観的に捉えるしか、何かしら文字にする方法がないように…

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セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

愛情とは。

とても悲しいところからはじまるけれど、優しいお話です。
心に深く刺さります。
重い設定もあるので読むのをためらう人もいるかもしれませんが、ぜひ多くの方に読んで欲しいです。
人が人を愛するという事の大切さ、愛情のありかについて深く感じ入りました。

ページをめくるごとに、感情が見えづらかった慧くんに血肉が通っていく様に心が締め付けられました。

読後はこの先ずっと、彼の日常が穏やかで優…

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セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

アイデンティティ

尾上先生の作品が大好きで、草間先生の作品も大好き。
まさに最高すぎる作品なのですが、ストーリーが難しそうでなかなか踏み出せず...
アワードの投票期日ギリギリにようやく拝読しました。

画家と青年、二人の出会いはまさに運命的でした。
表現者のマインドを持ち合わせていないので何とも言えないのですが、何かを描くという行為はアイデンティティと深く結びついていて、それはすなわち己と向き合うことな…

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セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

展開が…

過酷な生い立ちで「普通」を知らずに育ったがゆえに、教えられた「枠」から1mmも外れることを許さないロボットみたいな慧(受け)。
こりゃあ恋どころではないな……と思いながら読んでいたけど、思っていた以上にすんなり「恋」になってびっくり。
いや、これは「恋」なのか??
これはヒナの刷り込みみたいなもんなんじゃないかと思ってしまいました。
なんで桂路を好きになったんだろう?そこまで好きになる理由…

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セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

No Title

桂路のような掴みどころのないキャラクターは、物語が進むにつれてその相手方に、つまりこの話では慧にだけに内面を見せたり、過去を開示することで、その人物に対する読者の理解も深まり、愛着が生まれるのだと思いますが、今回は紙幅の都合かそこまで書き切れていなかったように感じました。
ですがその点を除けば、人間ひいては社会の多面性のようなものが非常に上手く描き出されており、とても面白い作品だと思いました。

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蒼穹のローレライ 小説

尾上与一   

「聞け。ローレライの声を。」





新版が出るということで、とても楽しみです。

どうか塁に芽生えた気持ちを大切に、三上と育むために帰ってきてと祈らずにはいられませんでした。

塁にとって三上との日々はかけがえのない日々となっていくのを読んで行きながらめくるページが少なくなっていくのがもう苦しくて。 最後は名誉のためにでは無く、三上を守るためにあの選択をしたことに三上が気づけた、これだけで救われます。

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虹色の石と赤腕の騎士 花降る王子の婚礼 3 小説

尾上与一  yoco 

騎士が想定外

花降る3なので、騎士?イド?「私は文官です!」と言いながら、無理やりバトルに駆り出されるのかwwwなどと思っていました。ステラ兄さまの騎士だったとは!腕を赤くして、主の為に命懸けの忠誠を尽くす。いやもう最高ですね!
もちろん、グシオン王&リディルさまの愛(とバトル)も、良き♡そして今回はキュリ・・・と思ったら・・・
これら、予想外の緊張感、バトルロマンチックファンタジー!さすが尾上与一先生!今…

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花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

激萌えの壮大なストーリー

はぁ…良かった…

300ページ超えの大ボリュームを感じさせない面白さ。壮大なファンタジーを、この時間まで読み耽ってしまいました…

掌から花を生み出す王子、ってだけで激萌えですが、攻めのグシオンもいい男すぎて、2人の運命と背負ったものの切なさに胸を突かれました。

王女と偽って輿入れするリディル。リディルを迎えるグシオンにも実は大きな秘密があって…

リディルが男だと知っていなが…

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NEIGE ROYALE 小説

尾上与一 

花降る王子番外編

尾上先生の同人誌、花降る王子シリーズの番外編入っています。
シリーズお好きな方でしたら是非。2が一番好き。

1.弄月の記
砂漠を走る船があるそうだ とのロシェレディアの独り言から始まるもの。
イスハンからの、訪問先への道中などで見聞きしたものの、いうなれば旅行記。
それを密かに楽しみにしていたロシェの元へ、今回は本人が訪問してきます。
イスハンとロシェの、思いが叶う前の、せつない…

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