暮田マキネさんのレビュー一覧

ベイカーベイカーパラドクス コミック

暮田マキネ 

ふたりの生き方

お互いに想い合う兄弟の
極限まで拗れて歪んだ愛情が描かれてはいるのだけど
遠回りして傷つけ合って、でも辿り着くところは温かな幸せ、という…
なんだか不思議な気持ちになる作品でした。(悪い意味ではなく。)

事故で記憶を失い、以前のように親が期待するユキではなくなったことは
周りから見れば不憫でツラくて悲しいこと。
でもふたりにとってはずっと一緒に居られるようになったきっかけでもあって…

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つむぎくんのさきっぽ コミック

暮田マキネ 

表紙とのギャップ

この作品はこちらの答えて姐さんで、表紙とのギャップがある作品を質問されてた方への回答で挙げられていて、正直表紙だけからの印象だと何かエロだけなのかと思っていて敬遠していたのですが、読んでみたら全く印象が違って、切ないお話でした。
主従関係とか身分差とか本人達ではどうしようもないことが二人の間にはあって。
お互い好きだし、相手のこと想いあっているけど不器用な二人がもどかしくも切なくて、もう涙涙で…

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幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

頑張るアイドル

先生買い。二人の関係は好きだったのですが、攻めが追い込まれるシチュエーションがなかなかツラかったので萌にしました。元気な時に読んだらもっと感想違ったかもな、アイドル成長話で、雑誌掲載170頁ほど+その続き150頁ほど+あとがき。芸能界ものがお好きな方だったら嬉しいのかも。

長らく連絡を断っていた幼なじみ(アイドルになっている)のコンサートに行き、キラキラ輝いていない攻めが心配になった受け。攻…

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幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

障壁らしい障壁がない芸能モノ

芸能モノの醍醐味人間として役者としての成長しつつ恋人となる三重構造をさらりと書き上げている
地軸は受なワンコ攻め
飼い主(受)に捨てられたと思って
でもいつか帰ってきてくれると信じて待ってるけど余りに帰ってきてくれないから元気がなくなり
の所を受が目撃して帰ってきてくれる
待てが出来る血統書付きの捨て犬時代を乗り越えて受が帰ってきてくれて息を吹き返し…
役者を始めたのも続けてきたのも受…

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幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

お仕事の話は面白かったけど

表題作の雑誌掲載分の「幼なじみマネジメント」は受けの匠視点、そして書き下ろしの「幼なじみインクルージョン」は攻めの春臣視点でした。

匠視点のお話では春臣が事務所内で干されている原因が読者は早々に気がつくと思います。
でも匠だけが教えて貰うまで気が付いてません。そして自分が原因だったと知り上手くいっていたマネジメントに、自分は資格さえ無いのではと悩みます。
春臣が匠に今までの気持ちを告白し…

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幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

誰よりも輝ける存在のために

今回は活動を制限されているタレントと
幼馴染のマネージャーのお話です。 

受視点で再会した攻様と恋人になるまでタイトル作と
攻視点で攻様の映画が完成するまでの続編を収録。

受様には大好きな幼馴染がいます。
この幼馴染が今回の攻様です♪

シングルの受様の母も共働きの攻様の両親も忙しく
同じ保育園で遅くまで残っていた2人は仲良くなり
お互いを親友と呼ぶほど友情を育てます。

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木陰の欲望 コミック

暮田マキネ 

『危なっかしいよ、お前らの距離感』

タイトルは、友人くんのセリフをお借りしています。まさにその通りな2人です。
暮田マキネ先生の描く少し不穏な共依存カップルが大好きで作者買いです。

病弱な故田舎に厄介払いされた名家の息子・鼎(かなえ)と庭師の息子で鼎の幼馴染の瑞季(みずき)。
とくに鼎はもともと病弱なのも相まって「瑞季がいればいい」と依存しており、常に捨てられることを恐れています。そしてとうとう抑えきれなくなり......…

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ファザー・ファッカー コミック

暮田マキネ 

流石暮田マキネ先生...

作者買いです。流石暮田マキネ先生ですね、、少し不穏な空気の漂う、歪な愛だけど真っ直ぐで本気の愛、、先生の魅力の詰まった素敵な作品です。

明(受)は親友のマコトが好きでしたが気持ちを伝えられないままマコトは亡くなります。その後マコトの息子・真(攻)の育ての父親になります。徐々にマコトに似ていく真(攻)にマコトを重ねてしまい、週末はマコトとして恋人になってもらい身体を重ねます...
とても不穏…

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幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

理想的な幼なじみ

読み終わってほのぼのしました。攻が甘えん坊さんなところが特に高めの糖度で、芸能界のお仕事描写もしっかりした作品でした。
そして、暮田先生のイラストが大正解です。

”マネジメント”が受視点で、”インクルージョン”が攻視点でした。
すましたイケめてる攻が、仮面の下でどんなスケベなことを考えてるのかというのを読みたい派なので、攻視点の後半のほうが好きでした。(もちろん、前半のエピは2人を理解す…

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ベイカーベイカーパラドクス コミック

暮田マキネ 

一度は使いたい設定で

マンガでも小説でも、一度は使ってみたい、そして、何度も使えない設定「記憶喪失」
そんな設定を存分に活かして描く、ガチ兄弟の「歪でピュアな愛の深淵」(from帯)

二人にとってはハッピーエンドという事で、良かったと思う。

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