ヨネダコウさんのレビュー一覧

百目鬼、傘を買う 「囀る鳥は羽ばたかない 2」描き下ろしペーパー グッズ

カバーイラストから続いてます

そもそも、このペーパーが付いてきた本体の、元の本のカバーイラストが、BLコミックスには有り得ないような、遠景の、夜の街の風景だけっていうもので、
普通だったら主人公が表紙にいないなんて許されないだろうけど、
でも、よくよく見ればこの中に矢代も百目鬼もちゃんといて、
で、この状況に至るストーリーが展開されているのが、この両面刷りのペーパー。
ワンコ傘を買いに行くの巻。
ペーパーだけど、ちょ…

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囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

凄い

こんな話をマンガで書くのって凄いなあ!

それほどセリフは多くないし、状況や心情の説明も、そんなに文字にされて書き込まれているわけでもないのに、この本読んでいると、マンガというより、ガッツリ小説でも読んだ後みたいな気分。
いい小説って言うか、のめり込める小説って、頭の中に絵が立ち拡がってくる感じがあるけど、その脳内で展開されるイメージが、そのまま絵になって目の前にあるの。
ちょっと前にドラ…

6

百目鬼、傘を買う 「囀る鳥は羽ばたかない 2」描き下ろしペーパー グッズ

がっかりな忠犬

このペーパー、本編の表紙に繋がっているのです♪
心憎い設定じゃないですか!
周囲が傘をさす雨降りの夜、交差点の信号下で傘もなくたたずむ八代。
裏表紙には傘を持ち懸けてくる百目鬼。
そのいきさつと顛末が描かれたペーパーになるのです。

雨が強くなりそうと百目鬼が言ってる事から、きっと何かちょっとした用事で雨の中出掛けたのでしょう。
ところが、八代の我儘だろうか?
赤信号待ちの八代に自…

3

百目鬼、傘を買う 「囀る鳥は羽ばたかない 2」描き下ろしペーパー グッズ

“ペーパーという名の小冊子”みたいな気分です

11コマという両面のペーパーだなんて、贅沢きわまりないです!!(泣)
ヨネダさんはサービス精神が旺盛でいらっしゃるし、
こういう小ネタもまさに本編の一部という感じで
感激してしまいます!


街を歩いていると雨が降ってきたようで
上着を矢代の頭上にかけて濡れないようにし、
「どこかに入らないと頭が濡れます」
矢代を思っての発言にもかかわらず
まだ歩く事を望む矢代。
理不尽なわ…

7

囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

表紙に二人の姿が…

ネットで注文した時には気づかなかったのですが、この本の表紙、単に街角の風景かと思いきや、矢代と百目鬼の姿が描き込まれているんですね。
信号の下にいるのは矢代…裏表紙に百目鬼。
作中にも似た光景が出てきますが、作中では降っていない雨が降っていて。
雨の夜の、賑やかなのに何故か切ない繁華街の光景。通行人は皆傘をさしているのに、何故、二人は傘をさしていないのか…(注)
謎解きめいた面白い構図の表…

5

囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

何度も読み返してます

まず届いてすぐ、本の厚さに感動しました。
二巻で完結ではないのですが、ストーリー、その展開、百目鬼の感情や表情の変化に惹きつけられてたまらず 何度も読み返しています。一巻から読んじゃう。
厚さ以上の感動が美しいカバーの中にギッシリ詰まっています。

6

囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

言葉にならないってこんな感じ

それはもう、ヨネダさんがもの凄い漫画家さんだという事は
何度も何度も読み返しては思い知らされて
その度にため息が出てしまうのですが。

2巻でもひたすらドキドキしてたまにぶふっとふいて
胸を締め付けられて……。
のっけから本物の警官の制服着てシャクられてる百目鬼に「わー!」となり、
腹を刺された七原を処置した影山の元へそのまま連れて行かされたり、
百目鬼…、いいの?みたいな気持ちに…

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囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

男たちにやられた!

2巻にて、「神」出ました!!
もうそれぞれのキャラクターが主人公達を含め脇に至るまでたまらない。
もちろん、ドMの八代のキャラは好みど真ん中なんだけど、今回は百目鬼の中のわずかな気持ちの動きが、八代に「綺麗な人と思った」それだけじゃない更に心酔させている事象や、心の動きが見えてそこに注目もするのだが、
八代の過去が登場したことで、現在八代とけん制し合う仲のそれぞれのヤクザの組長である竜崎や、…

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囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

一度読んで、もう一度読む

個人的にストーリーテラー組に入る作家さん。
過去作も面白かったですが、今回が一番破壊力があるなと思います。

メインの登場人物がヤクザですが、任侠物としては少し色味が違うのでご注意。
明るいノリをお好みの方や、逆にとことんドロドロエロスをお好みの方にもオススメできないかも。

もちろんマンガなのでフィクションなのですが、登場人物たちにちゃんとリアリティがあるのが素晴らしい。
八代であ…

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NightS コミック

ヨネダコウ 

こんな人、居そう

 『NightS』に出てくる危険なものを運ぶ唐島と、彼に近づいた穂積、『感情スペクトル』に出てくる久郷と笛吹、そして仲屋、『リプライ』に出てくる高見と関…。
 読んでみて最初の感想は、「ああ、こんな人が居そう」という共感でした。

 特に、仲屋は、誰からも好かれるお調子者だし、高見はすごく真面目なのに不器用な人間だっただけに、現実的だなと思ってしまうのです。
 『リプライ』の高見は、関にだ…

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