ヨネダコウさんのレビュー一覧

囀る鳥は羽ばたかない 4 小冊子付限定版 コミック

ヨネダコウ 

変化していく関係性。

4巻はどの巻よりも矢代の「頭」としての魅力が満載。
普段は七原なんてヒドイ扱いしかしない矢代なのに、こうしていざ七原に危険が迫ると先頭に立って助け出す情の篤さ。
人の上に立つからには頭脳明晰さはもちろんのこと、気概とか情が必須条件なのだろうな。
そうした条件が揃わないと人はついていかないし、部下から本当の意味で信頼されて「ついていく」という決死の覚悟はうまれないですよね。
ちょっとバカだっ…

2

囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

エロい描写の奧にある、愛に対する自己矛盾が本質なのではないか

タイトル通りの感想です。既刊全て読みました。組関係のゴタゴタがどこに収束していくのか、矢代の中の自己矛盾は、百目鬼との関わりの中でどう変化していくか、今後も目が離せません。

2

それでも、やさしい恋をする コミック

ヨネダコウ 

分析し過ぎるが故になかなか前進しない恋

 『どうしても触れたくない』の外川も好きですが、CPとしてはこちらの方がより魅力的に感じました。攻めの小野田も受けの出口も、お互い自分の感情を冷静に分析する能力が非常に長けていますね。自分が打算的だとか、人からの好意や発言や環境に惑わされているだけだとかって、あまり気付きたくないし認めたくもないじゃないですか。でもこの2人はそういう自分の狡さや気持ちのブレにすごく敏感で、一時的に突っ走って考えても…

1

どうしても触れたくない コミック

ヨネダコウ 

攻めの男前さが好み

 何年か前に一度読んでいたんですがその時はあまり良さが分からず、年月が経ってから読めば感じ方が変わることもあるだろうと熟成させていました。多分以前はトラウマ持ち×トラウマ持ちというところがちょっとくどいなぁ、受けの性格の湿っぽさが強過ぎるかなぁと感じたからハマれなかったんだと思います。途中まではスムーズに読めていたのに、外川の熱い告白を嶋が彼の過去を引き合いに出して拒絶するシーンで一気に萎えた記憶…

0

どうしても触れたくない コミック

ヨネダコウ 

小説派の人にも、ぜひ読んで欲しい作品です。

 BLに目覚めてから、ずっと小説派でしたが…初めて読んだコミックでした。
 単純にに作品リストの中の神評価№1だっだから選んだだけでレビューは一切読みませんでした。小説の場合はネタバレも含めて徹底的に読み漁るのですが「所詮、漫画」と、侮っていたかもしれません。
半分読んでみた時点で切なくて切なくて胸苦しくなりました。
 ちょっとした表情の変化や繋ぐ言葉の間合いなど…画力????なのでしょうか…

4

それでも、やさしい恋をする コミック

ヨネダコウ 

時が経っても、輝きが續つける作品と思います。

スピンオフだけと、「どうしても触れたくない」より、こっちのほうが感動しました。多分自分は女々しい作品(むしろそうゆうキャラクター)に共感できないかな…大人て、頑張ってて、かこつけて、苦しい恋をしてる出口さんを見たら、応援したくなるわ!小野田さんもちょっと鈍いですが、その後ちゃんっと向き合って、出口さんを幸せにするような努力が惜しくない、この点て、今までの苦労(出口さんの)とイライラする気持ち(わた…

3

聖夜 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  ヨネダコウ 

読み応えのある2作品収録

2作品の収録。
そして2作品とも既婚男性が重要人物となります。要するに結果的に浮気・不倫案件。

「名前のない色」
年下出版社編集者・藤野と、ゲイのイラストレーター・水窪のカップリング。
元々初恋を引きずる水窪に身体から恋をしてしまった藤野の苦悩の物語。
水窪は身体は許してくれるけれど、心は妻の元に戻ってしまった前の恋人にあって、夏の暑さで仕事もスランプの水窪に振り回され…
モノクロ…

4

囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

人間は矛盾を抱えて生きている

既刊のシリーズ通してのレビューです。

矢代が抱える生いたちからくる矛盾を、百目鬼がどう愛してほどいていくのか今後も目が離せません。
2人の幸せな結末を拝むまでは生きねばと思います。

組のゴタゴタもどうなることやら・・。個人的に三角さんいい人すぎてがんじがらめにならないか心配です。矢代の部下は百目鬼以外のふたりも矢代を心から慕っている感じがして、矢代が可愛がるのもわかります。平田の飼っ…

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非BL作品

Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々 1 非BL コミック

ヨネダコウ 

つい同情したくなるミステリー作

 保険調査員に焦点を当てた創作物を読んだのは初めてだったので、とても新鮮でした。こういう仕事は保険会社に内包されているのかと思っていましたが、外部に依頼するんですね。あくまで中立の立場の、ほぼ探偵と変わらない職務という感じでした。事件を紐解いていくミステリー作品として十分面白かったです。事件の内容は殺人から事故まで様々。一番印象に残ったのはやはり最後の轢き逃げ事件ですかね。被害者は怪我で済んだんで…

1

囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

エロティシズムの先に

大好きな話です。
表紙に少しのエロティシズムを感じたら読むべし!

これ以上には言いません!刺激的な言葉、暴力、エロ表現の奥にある繊細な表現さを味わってください。まずは開くべし!

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