高月紅葉さんのレビュー一覧

淫心 -身代わりオメガは愛に濡れる- 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

オメガバース版大人のグリム童話のよう…

なかなかのボリューム感のあるお話です。読み応えはかなりあります。私は電子全然書籍で読んでいたんですが…まだまだ中盤なの⁈って思ってしまいました。ですが、話の内容がしっかりしているので飽きることなく読み進めることができました。言葉遣いがちょっと固い印象があるのですが、私はおとぎ話の感覚で読んでいたのでお話の雰囲気には合っていたように思います。

政治的な思惑から、隣国の王のもとに人質としてやって…

5

小鳥たちの巣 ―新米諜報員と寄宿舎の秘密― 小説

高月紅葉  九鳥ぽぽ 

サスペンスBL

犯人捜しのサスペンス。
伏線回収が一つ一つ仕込まれていて、終わりまで読まないと、結末が分からない。
想像と予想はつくけれど、引き込まれていく展開。
すごく面白かった。

ギムナジウムに潜入した諜報員のミランにとって、親が子供=雛を預ける「托卵場=小鳥の巣=学園を守る今回の任務は、採用試験でもあった。
大人の中で育てられた美貌の孤児;ミランは、大人達に守られて愛されて育った自覚がない。

0

溺れる淫情 ‐孤高なセレブの執愛‐ 小説

高月紅葉  石田惠美 

頽廃と官能

作者様の単発ものを楽しみにしています。今回は電子で購入。正直なところタイトルがあまり好みではなかったんですが、「ヤッてるブロマンス」を目指されたとのことで、メインカプの関係性には萌えるところがありました。タイトルやイラストを含めちょっと古き良きな印象があって、今作の意図したコンセプトなのかなと思いました。

とりあえず裏社会、女絡みが苦手な方にはおすすめしません。

本作の魅力は柏木と拝島…

5

淫心 -身代わりオメガは愛に濡れる- 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

タイトルにいい意味で裏切られました!

淫心というタイトルだし、王族・後宮モノだからどんなドロドロエロスが?!と思ったら、清らかエロスでした。
高月先生らしい男前な受け、ゼファが自分の世間知らずを必死に改善しよう・考えをめぐらせようと奮闘する姿もよかったし、恋愛要素も切なくて涙が滲みました。
攻めのエドラントがこれまたスパダリでかっこいいんですよ。ゼファのことを心から想う姿に惚れ惚れします。ラストはハッピーエンドでホッとしました。

3

溺れる淫情 ‐孤高なセレブの執愛‐ 小説

高月紅葉  石田惠美 

セレブ

紅葉先生の別作品が好きだったので購入。今回はカプがそんなに好みじゃなかったので中立にしました。本編320P超+本編1シーンを後から振り返っている後日談6P+あとがき+石田先生のあとがき。海沿いのセレブ生活がお好きな方、ダンスがお好きな方なんかには刺さるものがあるのかも。

手を出してはいけない女と懇ろになってしまった拝島。痛めつけられるのから逃げるため、走ってきたスポーツカーの前に飛び出します…

6

溺れる淫情 ‐孤高なセレブの執愛‐ 小説

高月紅葉  石田惠美 

んー

作家買い。
高月さんの描かれる受けさんて、みんなガッツがあるっていうのかな。精神的にタフな受けさんがいつもドストライクなのです。そして石田さんの描かれたこの美麗表紙にも心鷲掴みにされ、発売日を心待ちにしていました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。







若干28歳の柏木はかつての仕事の株を売り払い大金を手にしたセレブ。
恵まれた精悍で美しい美貌と体格で、美…

9

続々・仁義なき嫁5 ~雪華編~ 小説

高月紅葉  ユリ 

新生佐和紀誕生!

すごく良かった。
木下と直登に出会ってから、ずっとモヤモヤとした想いを抱えていた佐和紀が蝶に脱皮した瞬間だと思う。
卵だったのが、周平と出会い幼虫になって知識を栄養として成長し関西に行ってからはサナギとなり、姿を隠して身のうちのものを整理して、そして周平の助けを少し借りて、蝶になった感じ。
でも、まだまだ美しく成長するんだろうなぁ。
蝶だと思ってたら、鳥になり朱雀とか鳳凰とかになってそう。…

4

刑事にキケンな横恋慕 小説

高月紅葉  小山田あみ 

エピソードがもっと欲しい

シリーズ三冊目。
前半は恋人になった二人が温泉旅行に向かう甘々話、後半は大輔が危険な目に遭うちょっとした事件。

前作最後に大輔が口にした温泉旅行が無事に実現したようで、始まりから嬉しそうな田辺が見られて、こちらもとても嬉しかった。
相変わらず田辺が語る大輔はベタ甘評価。褒めちぎりまくって、どれだけ大輔が素晴らしいかを伝えてくる。微笑ましく温かい気持ちになるが、物足りないのも正直なところ。…

1

刑事に口説きの純愛 小説

高月紅葉  小山田あみ 

攻めが好きで、どうにか読めた

シリーズ二冊目。
前半は大輔の離婚話。一冊目であれだけグチグチやってたのに、別れるのかと拍子抜け。後半はカップル成立までで、ヤクザが集団できゃっきゃやってる賑やかラノベになっていた。

前半、引き続き田辺の片思いを綴る心理描写は切なくて、途中まではものすごーく良かった。立場の違いによる難しさに悩みながら、自分のできる限りで大輔を守ろうとしている。なんで大輔なんかを?と思いながらも、素直に応援…

1

刑事に甘やかしの邪恋 小説

高月紅葉  小山田あみ 

優柔不断刑事と切ないヤクザの恋心

とにかく表紙が素敵すぎる!タイトルロゴも凝っていて、思わずポチり。どっちもカッコ良くて眼福。

受け視点の短編二本、間に攻め視点のSS二本という構成で、一話目はエロ特化作品のよう。キャラを掴む前にエロシーンが始まり、あまりの説明不足になんだこれ?となる。
二話目のSSでエロに至るまでの説明があり、三話目はまるでこれが一話目かのように親切な書き出しで始まる。一話目にあるべき設定説明の補足がぽろ…

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