永井三郎さんのレビュー一覧

少年よ、大志とか色々抱け コミック

永井三郎 

頭からっぽにして読めます

シリアスな小説続きで疲れたので、頭からっぽにして読めるのがいいなぁと本棚漁って目に付いたのがコレ。

久しぶりに読んだけど、やっぱりおもしろくて、声出して笑えてリフレッシュできました。
そしてすっかり忘れていたのだけど、これまるまる一冊同じカプかと思ったら短編が他に二つ入ってた。

表題作は、ムサイ男ばかりが暮らす高校の寮に、そこらの女よりも遥かに綺麗な帰国子女カズマが転校してきて……と…

2

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B コミック

永井三郎 

1人ひとりの葛藤と答えが胸に突き刺さる

 前巻から一転して一気にシリアス感が強まりましたね。三島、桐野、夢野、柳田、1人ひとりがそれぞれに異なる葛藤をしていました。自分の性別・性癖や恋愛対象が自分自身ですらまだ分からずはっきりと定義できない悩み、分かっていてもそれを満たそうとすると異常者のレッテルを貼られてしまうという苦しみ、友人の目や世間体という重圧、一番長い付き合いであるからこそ最も言いにくい親への打ち明け方。柳田が三島を襲おうとし…

6

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A コミック

永井三郎 

予想外のエンターテイメント性

 これは面白い。この『SIDE:A』を読み終わった直後に抱いた感想はこれでした。今『SIDE:B』を早く読みたくてうずうずしています。私はこの作品に関して高評価が多いということ以外は、あらすじも、キャラ設定も、攻め受けも、何の情報も得ずに読み始めました。タイトルと表紙とキャッチコピーで、なんとなく切ない系のストーリーかな、なんて想像をしながら。

 結果、まっさらな状態で読んで本当に良かったと…

2

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B コミック

永井三郎 

神作品

上巻は個人の努力でどうにかなるものに対してストーリーが展開し、下巻では同じ悩みを抱えていたそれぞれが、置かれていた環境によって運命の方向性が決まってゆく過程が描かれているように感じます。

ハッピーエンド。妥協した末に決心した幸福。行方不明など。それぞれの結論が出ていました。

三島、夢野、桐田先生は自分で選んだ方向にそのまま進んでいる印象でした。特に番外編も良かったので柳田先生が好きにな…

3

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A コミック

永井三郎 

絶句しかない

柳田先生以外の行動が全てが予想の斜め上を行くエピソードで、始終唖然としながら読みました。

主人公の三島は女装好き。
要所要所で三島の事を助けてくれる桐野と三島が恋愛するのかと思いきや、そんな事はなく三島と同士だったとは!
そして、実は夢野の方が三島の事が気になってたとか・・・。

結果、柳田先生は三島の事が気になってるって事以外すべてが予想外という展開でした。

名作だと思います…

3

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B コミック

永井三郎 

全人類履修して

ボーイズラブという概念を超えてる作品でした。
未成熟な少年達の友情と葛藤と成長を描いた作品。
同性愛に対して自らも受け入れ難い思いを抱えつつ、迷っても進まずにはいられない若さ…痛いほどにリアル。
周りの大人たちの反応や心情も細かに色取り取りに描かれていて、本当に引き込まれる。

似て非なる思いを持ちながら、それぞれを取り巻く環境や容姿、自分を形成するものや優先順位の一つ一つの微妙な違いで…

6

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B コミック

永井三郎 

らしさのある作品

ド田舎というか、お互いが密に関わり、人の噂で日々を過ごすような、
閉鎖的環境における同性愛に対する反応の「らしさ」が描けていた作品だと思います。

それぞれの母親の考え方が三者三様で、その元で育った主要人物4人。
様々な幸せの形を提示してくれたこの作品、定期的に読み返すレベルです。

ところどころにものすごいギャグ顔があったことについては、
永井先生の他作品を読了済の自分としてはちょ…

2

緊縛パッション コミック

永井三郎 

世界観にハマれるかどうか

高レビューだったので気になって購入!
元々ギャグ系は好きなのですが、ちょっと狙い過ぎというか私にはあまりハマりませんでした。。
ギャグ顔は某少年マンガのマサ◯さんのようでぶっ飛んでいて笑えます。
特に攻めがおっさんのようで笑える。。
受けも地味真面目男なのに妙に色気が出てきてそんなところはそそられるのですが、やはりBLを期待してしまうので物足りなく感じてしまいます。
ギャグならギャグでも…

1

緊縛パッション コミック

永井三郎 

まぐわいはなくても、お色気はある(笑)

ちるちるの作家さんインタビューの記事と、インパクトのある圧倒的な表紙に惹かれて即購入決定しましたが、もぅ〰️っ、予想をはるかに越えておもしろい!声を上げて笑いました!

シリアスで良質な作品はたくさんあっても、なかなかギャグでこれは!という作品には出会えないので、本当にこの作品は貴重だなぁと思います。
もちろん、エッジの効いた笑いだけでなく、絡みはないながらもエロというよりは、お色気?(笑)…

6

緊縛パッション コミック

永井三郎 

笑いすぎてほっぺが痛い。

とにかく面白かった。にやっとしたり、思わず吹き出したり、爆笑しちゃったりと自分の中の笑いのバリエーションが引き摺り出される一冊というのかな。常に笑っていたせいで読み終わってホッペが痛いです。

幼なじみが木に縛られているのを見て以来、重度の緊縛フェチになってしまった美大生・武蔵。
そのフェチぶりは石膏デッサンも緊縛画にしちゃうほどの末期レベル。彼の好きなものは「緊縛と絵と男」でそれらを合体さ…

6
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