野原滋さんのレビュー一覧

愛とは美味なるものである 小説

野原滋  花小蒔朔衣 

魔王さま、現代を知る

「我は淫魔である!」
――そんなまさか、である。

なにしろ彼は、人間の手によってそれはそれは長い期間に渡って壺に封印されて眠っていた魔王なのですから。
彼が入った壺の中身を淫魔だと勘違いをしたまま封印をうっかり解いてしまったのは、神社に1人で住まう怜という青年。
魔王なことがバレて再び封印されては敵わないと、マオこと魔王が、人の悪意を食べて魔王としての力を取り戻すために伶と共に神社で奇…

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犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

ネタバレ無し推奨です!

当方、全く地雷無しなので軽率にお薦めしますが、色々地雷ポイントはあるのかもしれないけれど、ミステリー的な面白さもあるので気になったら是非読んで下さい!

受くんも攻くんも、ひと癖もふた癖もあるのですが、キャラが立ってて、行動含めて凄く興味深い二人です。

ストーカーとか監禁要素はありますが、言葉から想像するほどハードでは無いです。
一風変わった味付けと言いますか、奥深いエッセンスが足され…

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神様は僕を溺愛しすぎる 小説

野原滋  緒田涼歌 

攻めの不在感。

かわいいおこじょ式神との修業&学園奮闘物語として読むなら面白かったけど、攻めはいつになったら登場するのやら??みたいな気持ちがつきまといました。
いえ、攻めはずーーっと登場してるんですけどね。

おこじょはどうやっても攻めにはなれないというか、攻めには思えないんですよ。
どんなに言動が男前だとしても、かわいいを超えてこず、あくまでおこじょでしかないというか。

かといって夢の中…

0

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

告白シーン、好き(*^ω^*)

"契約恋愛"なんて、どんな切ないストーリー!?なんて思いきや、可愛い純愛物語じゃないの(*^^*)


受け様の宇田川は、他人との距離のはかり方がめっぽう苦手。
一方の攻め様は、明るくコミュニケーション能力高めの羽鳥。

大学のサークルで顔見知りだった2人は、病院で偶然再会して、羽鳥としては社交辞令くらいの会話だったのに、宇田川が本当に仕事を紹介してくれて。
で、…

1

鬼の子いとしや桃の恋 小説

野原滋  金ひかる 

ヘビーな背景に憤りました

読む前に想像していたのは、鬼の子が人間と出会って恋に落ちるような、ほのぼのした物語でした。
でも実際に読んでみたら、もっとずっとヘビーな背景が描かれていました。
主人公は東京に住む大学生の光洋。西園家の男子は二十歳になったら鬼鎮めの儀式をしなければいけないという家訓に則り、夏休みに瀬戸内の本家に呼ばれます。何を時代錯誤なと全く気乗りしない様子で出掛け儀式に臨んだところ、形ばかりのはずが対面した…

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百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

「犬っぽい攻め」にならキュンとできるけど、「犬」にキュンはできない。

ワンコ攻め大好き、元は犬だったのが神様に生を与えられて人間として登場する元犬な攻めも好きな私なんですが、この作品は萌えきれませんでした……。
というのも、攻めがあまりにも「犬」そのものすぎました。
この攻めは「犬っぽい攻め」ではなく本当の犬。

しかもお利口な犬ではなく野生の犬で、受け命なくせに受けの言うことは滅多に聞いてくれないので受けもかなり手を焼くんですね。
その手を焼かされている…

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そらの祈りは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

隣国の飢饉

「そらの****旦那さま」シリーズ5巻目、1巻から10年後が舞台。 
次郎丸が16才で元服して、そらも21才に。

① そらのだいじな旦那さま 空良(捨),16才
⓶ そらのいとしい旦那さま 空良,18歳
③ そらの誉れは旦那さま  空良,19歳
④ そらの誓いは旦那さま  空良,20歳
⑤ そらの祈りは旦那さま  空良,21歳

そらの旦那様の領地は、益々繁栄。
繁栄する領地…

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CROSS NOVELS 創刊20周年記念小冊子「クロほん 2022」 グッズ

面白い!

クロスノベルスさん20周年記念で発行された小冊子。20周年おめでとうございます。色々楽しかったんですけど9の宮緒先生の番外編が、ほんとめちゃくちゃ楽しかったので、宮緒先生ファンの方はなんとか探して読まれることをおススメします!

以下読んだもののコメント

1.かわい有美子先生「透過性恋愛装置」番外編
京都に棟上げを見学させてもらいに行ってきた北嶋が、牧田にいっぱいお土産買って帰ってくる…

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そらの祈りは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

夫唱婦随で目指す良き国づくり

本シリーズは三雲の鬼神とよばれる勇猛果敢な武将と
姉の身代わりで嫁いだ鬼神の鬼嫁のお話です。

攻様の弟が元服の儀を迎え、
隣国の荒廃による流民問題を解決すべく日向埼が動く顛末と
隣国から日向崎にくだった臣下視点での続編短編を収録。

受様が双子の姉の身代わりで攻様に嫁いで5年、
隼瀬浦の領主の妾子である攻様は
日向崎の主として多忙な日々を送っています。

今回、隼瀬浦の領主…

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そらの祈りは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

やっぱりこのシリーズが大好きです

そらシリーズ第五弾。

『そらのだいじな旦那さま』→『そらのいとしい旦那さま』→『そらの誉れは旦那さま』→『そらの誓いは旦那さま』と続き
今回の『そらの祈りは旦那さま』へと繋がっていきます。

次郎丸が元服の儀を終え貞虎へと名前が変わるところからお話が始まります。
その時、空良の過去の回想シーンが出てくるのですが
空良が次郎丸と出会って5年も経ってたんですね…。
次郎丸という名前が…

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