小中大豆さんのレビュー一覧

鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰? 小説

小中大豆  みずかねりょう 

小中さんの書く『芸術家の愛人』

『ラプンツェル~』を読んだ時も思ったのですが、小中さんの書く芸術家のお相手(受け様ですね)と私は相性が悪いということがこのお話を読んで良く解かりました。あ、攻めさんは芸術家じゃないけれど『夜啼鶯は~』もそうだった。

お話自体は面白いのですけれども、どうも乗り切れない自分に気づくんですよ。これ、多分『永利が仕事よりも紹惟が好き』だからなんだと思うのね。

そもそも、仕事と恋愛は同じ軸で比べ…

6

俺と部長と大人のおもちゃ 小説

小中大豆  北沢きょう 

驚き

小中先生の過去作品探索中。読んでみたら、驚愕のサブキャラがいました。すんごい美人なのに超ど変人・・・え?とビックリしたい方には良いかも。攻め受けどうこうより、サブキャラにとにかくびっくりしたお話、本編200p+後日談10pほど+あとがき。

アダルトグッズメーカーの販売部で働く和馬。会社で運命の人に出会い、その超絶美人(新美、超絶美人&商品開発の鬼畜天才)が本社に来るたびに昼休みは一緒に過ごそ…

1

皇子と偽りの花嫁 ~皇宮オメガバース~ 小説

小中大豆  二駒レイム 

東洋風Ωバース恋愛譚

二駒レイムさんの、東洋美人画風のイラストがとってもムーディで素敵でした。

「皇子と偽りの花嫁」は、純愛物語で、妻の助言で試練を乗り越えて、無事皇子を主人公が流産を逃れて出産するまで。この作品は、小中大豆さんのオメガバースの初めての作品だそうです。純愛ロマンスを楽しむなら、こちらを選んだほうが良いと思います。

続いて、おなじ挿絵作家の「アルファ皇子の宮中秘恋」を読みました。
こちらは、…

1

ヘタレな天使が女装王子と出会いました 小説

小中大豆  陸裕千景子 

・・・

ヘタレな天使・高城恵が攻め
女装王子・剛志六実が受け

0

鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰? 小説

小中大豆  みずかねりょう 

芸術家のアンバランスな描写が巧み

アーティストに恋をすると大変そうだな、というのは世間でも言われていると思うのですが、今回の小中先生のこちらの作品はまさにそれを体感させてくれるお話でした。
才能に惚れ込んでしまったが故に素直に恋心を出すことができない永利、永利を愛しているものの、愛よりも芸術が最優先な紹惟。二人の蜜月は十年という長い間にわたり続くものの、時代とともにどちらも変化せざるを得ない、芸事で生きる彼らの悲哀が迫ります。

9

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

出口のない塔から出た克己

売れっ子画家の克己=塔に籠っているラプンツェル
通い妻の昭良=通いの家政婦王子
グリム童話の「ラプンツェル」に譬えた物語。

何不自由ない資産を相続している画家、克己。克己はいつも恋人に飽きられて長続きしない。
今までと違って、去っていく、恋人・昭良を初めて追いかけた克己。でも昭良の心は、戻って来ない。
自宅を出て昭良の傍に住み、昭良をコッソリ見ては壁一面に昭良の絵を描く克己。
克己…

3

鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰? 小説

小中大豆  みずかねりょう 

リンゴの毒は「惚薬」

白雪姫を連想するtitleから受ける印象と違う内容だ、と、暫く読んで気づいて驚いた。
厳しい業界の中で生き残る競争のような話が前半。老いて衰えたら、若い後進に追われてしまう。
巻末は、老いたなりの恋人の美しさを際立たせる為に仕掛けた、毒リンゴを食べてしまった人の述懐。
「目力が凄いんだ」「妖精のような美」など云々・・なーんだ・・・甘々だ。

売れない元子役のアイドル・永利(えいり)が、ト…

3

狗神サマにお仕えします!  小説

小中大豆  鈴倉温 

「社長」と呼ばれている神様の攻め

「社長」と呼ばれている神様ってところが、まずなんかユニーク。
確かに「社」の「長」なんですけどね。

おまけに大真名神ときたら神様のくせに片付けが下手で汚部屋住まいという……。
そんな妙に人間味あふれる神様の元へとお仕えすることになった受けの朝比。

朝比の精が大真名神にとっての糧となるというわけで、せっせとフェラで吸い取られることになるんですね。
そこが安易なエロ展開に思えて、微妙…

3

呪禁師百鬼静の惑乱 小説

小中大豆  yoshi 

一作目超え!

前作より断然面白かった!
何より、オカルト感が10割り増しでしたね。
最高〜‼︎

前作で謎だった百鬼の過去に触れた本作。
その事実のやるせ無さに、切なさが込み上げてきました。
百鬼は鳴海と出会えて、本当に良かったと思う。

ただ一つ疑問が残ったのは、なぜ鳴海が呪術元の中学生とシンクロしてしまったのか……?
この事件に限って、感化されやすい体質だったのでしょうか?
内容としては…

3

呪禁師百鬼静の誘惑 小説

小中大豆  yoshi 

エンタメとして楽しめる

こういうテイストが好きなので、面白かったです! 
ただ、「術禁師」の百鬼が特別な力で霊を払う感じではなかったので、思っていたのとは違ったかな。
そもそも「術禁師」というネーミング自体に、あまり意味はないし……
今流行り?の〝呪言師〟とは全然違うんですね;

現代版陰陽師のような百鬼と、助手?の鳴海が怪しい事件を解決しながら仲を深めていくストーリー。
ラブストーリーとしてはハッキリしない…

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