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小中大豆 六芦かえで
fandesu
ネタバレ
小中さんのキャラクターへの愛を感じたんですよね。 『本当の大正時代だと、それ以降が暗い時代になってしまうので』という様な事があとがきにありまして、作中人物をも大切にしていくんだなぁ、と激しく好感を持っちゃいました。 恋愛と言うよりは、家族愛に近いもののお話なのだと思います。 主要登場人物の4人すべてが両親を亡くしています。 子ども組(龍郎と凛太、珠希)は周りの大人にも恵まれない。 大…
小中大豆 笠井あゆみ
井谷ゆう
伝説の王の生まれ変わりの証といわれる薔薇の聖痕を持つダメ王太子・エセル。 そんなダメ王太子が、国と自分自身を起死回生させる物語。 起死回生するという主軸のお話がめちゃくちゃ面白かったですし、エセルとオズワルドの恋も、すれ違いながら進展するところも同時に描かれています。 正直、最初ダメ王太子エセルの狼藉っぷりに引き気味でした、、、。 え、この主人公を私は好きになれるの? この感じで…
小中大豆 問
碧雲
家族愛が溢れていて、良かった。 冒頭から、寂しい ・・両親の事故死、祖父母の死、あっけなく天涯孤独になった主人公の和喜。 そんな主人公和喜に、恋人ができる。恋人は、実は妖狐。 一度の交渉で妊娠した和喜。 男原から生まれる妖狐の力は絶大で、母体の気を消耗しながら育つ。 出産を無事終える為には、条件がある、それについて悩む二人。 そして無事生まれてきた、3人の子狐たちが物凄く可愛…
kurinn
本編でも凛太と珠希の二人が可愛くて、ほっこりさせて貰うシーンが何度もありました。 この二人が成長した続編を書いて欲しいと思った程です。 そして、こちらのコミコミさんの特典ペーパーでは、恋人同士になった政隆と龍郎の逢瀬に子どもたちが勘付いてしまうという、何ともハラハラするお話でした。 二人は龍郎が部屋を抜け出すのは、政隆とこっそり美味しいものを食べていると思い込んでしまうんです。そして…
小中大豆先生の作品が大好きなので迷わず購入です。 こんなに短期間に何冊も出しているのに、ひとつひとつの作品が違っていて面白いのは流石でした。 今回はファンタジー要素が無く、なんちゃって大正時代風のお話になっていました。 受けの龍郎と弟の凛太の境遇は悲しいものがありましたが、二人の逞しく生きる姿が眩しくもありました。 珠希が住んでいた隠居屋の女中問題、珠希と伯父である政隆の交…
あーちゃん2016
小中先生だし笠井先生だしマストバイ。たまらんかった。王たるものとはと泣きそうになるシリアスお話、本編440Pほど。仮想の中世ヨーロッパ、カタカナ名前が大丈夫で国の興亡話が好きな方はぜひぜひ。どっぷり浸れます。こういうの大好きなんで神にしました。電子、番外編付きだったら、絶対買おう。 ルスキニアの王太子エセルはいつも不機嫌。侍女たちに大概ひどいことをしていますが、建国王の生まれ変わりと言われる…
peco9o9
まだ今年始まって2ヶ月しか経っていないが、自分の中で今年一番のファンタジー作品になる予感。 読み始めて、400頁以上ある鈍器本を一気読みした。 面白くて、本当に途中で読むことをやめられなかった。 まして、それが小中先生というのが、正直驚きだった。 先生の作品は、いつも可愛く、さくさく読めて、気持ちがほんわかするものが多い。 今回もそんな気持ちで読み始めたら、全然違った。 同一人…
小中大豆 陵クミコ
長く厳しい飢饉の年、山に捨てられていた子供、 子供を猟師が助けて、めし屋の主に託す。 睦と名付けられ、物知りのめし屋の主に養育され、主の死後に店を継いだ睦。 陸はある日、美貌の剣士に助けられる。 その後日、手負いの獣が店に訪れて、睦は介抱する、 人語を操る、大きな白い犬の妖怪は、名を不知火丸と告げる。 睦の手料理が上手い、肉の処理が上手いと褒める。 手負いのモノノケを、最初は厩(…
ぴれーね
甘やかされ、我が儘放題に育った愚かで傲慢な王子。 不思議な老人から「真実を写す鏡」を見せられます。 そこに写った恐ろしい未来とはー? と言った、どこか童話を思わせるお話になります。 これね、大変美しく華やかな印象を受ける表紙ですが、内容としては結構シリアスだしハードなものなんですよ。 でも、めちゃくちゃ面白いんですよーーー! や、400ページ超えとかなりのボリュームでありながら…
ポッチ
作家買い。 小中さん×笠井さんという神タッグの作品で、発売前から楽しみに待っていました。 実際に手に取り、笠井さんの描かれた美麗表紙にうっとりし、そして今作品の厚さにびっくり!普通の小説の1.5倍ほどはあろうかという超大作。ページ数にして443ページ。 で。 この厚さをフルに生かした非常に濃厚なストーリーでした。さすが小中先生。 ページ数はあるのに一気に読んじゃう。最後の最後までハラ…