宮緒葵さんのレビュー一覧

蜜を喰らう獣たち 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

安心して買える笠井表紙

いきなりイラストレーターさんの話で恐縮ですが、美麗にして過激描写で知られる笠井さんイラストのこの本、黒ずくめの武装姿が超スタイリッシュな二人が表紙を飾り、まさか、この中で、超能力を駆使した対組織バトルと平行して3Pのエロエロが展開していようとは思えない。
肉色3Pは表紙をめくって更にその裏、カラー口絵その2(口絵のカラーイラストが2点あるのですよ!)で展開。
本文中の挿絵ではたっぷりエロエロ。…

4

掌の檻 小説

宮緒葵  座裏屋蘭丸 

胃もたれしそうな執着

あー……なんというか。
合わないものは、合わない。そういうことかな、と。
散々もう宮緒さんはいいかな、と言ってましたが、表紙絵のあまりの美しさにふらふらっと惹かれ……。

宮緒さんの代名詞といえば執着攻なんですが、私はどうもこの宮緒攻が鬼門でして。
他の作家さんの執着攻は大好物なのにね、何度読んでもどれを読んでもデビュー作以外は駄目でした。今回もやっぱり苦手。
毎回お腹いっぱいな感じの…

10

獣王子と忠誠の騎士 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

BLしてないところで萌えました

相性どうかなぁ……と一抹の不安を抱きながら読んだんですが、やっぱり宮緒さんとは相性が悪いようです。
ファンタジーが好きなのですがBL界での需要っていまいちなので、ファンタジーと知ると、地雷かもしれないと思いつつ買ってしまう。

で、今回も宮緒さんお得意の犬ネタでしたが、前回、前々回に比べたらマシ、というくらいで個人的に攻に好感が持てない。
受の設定や世界観が魅力的だっただけに、その点が非常…

0

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

懲りずに地雷を踏む

※辛口注意※
前回、大失敗したと思った宮緒さん作品ですが、実はデビュー作を読んでから、何冊か纏めて購入していたため懲りずにチャレンジです。
そして地雷再び(ドカン)
それも立ち入り禁止看板掲げてる地雷原に埋まってる地雷を、分かってて踏んだ感。だってもったいないから最後まで読(ゲフンゴフン)

何か毎回同じこと言ってますが、執着攻は大好物です。
ですので、前回読んだ分もあわせると私は宮緒…

4

鬼哭繚乱 小説

宮緒葵  嵩梨ナオト 

久々に地雷踏みぬき負傷

※辛口注意※
基本的にストライクゾーンが広いので、生理的に受け付けないという話はあまりないのですが、これは駄目でした。
好きな方で酷評NGな方は回れ右でお願いします。

前回、素晴らしい執着攻を書ききって下さり、今後が楽しみだーと思ってた作家さんです。
今回はなんちゃって戦国時代なファンタジー。
一国の主と桜の精霊のお話でした。
ファンタジー大好物な上に、前回の期待値も相まって、イラ…

6

堕つればもろとも 小説

宮緒葵  亜樹良のりかず 

書きたいものがはっきりしている

忠犬ハチ公×深窓のご令息のお話

デビュー作だそうで、まさに作家さんの大好きてんこ盛りなんだろうなぁ……というのが伝わってきます。
なんちゃって平安となんちゃって古代神話な世界観。
受が女性として育てられ嫁に行くという、個人的にあまり積極的に読みたいとは思わない類のお話でありながらも、あら不思議。
結構普通に読めてしまいました。

執着攻ってわりと好きなんですが、これは想像の斜め上を…

3

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

妖艶美人攻めだ~

宮緒作者の話はいつも設定を見てそれめっちゃいいやん!と惹かれ購入しちゃうのですがいまひとつ自分は萌え萌えにはならず…こちらも期待が大きすぎたのか…。



御台所が攻めなのですがこの攻め、上様に涙まで見せたり、ゆるしをこうたり、とにかく下手にいますが結局は自分が思うようにやっちゃってます。腹黒ではなく上様への気持ちはマジだから自然と涙も出してるのかもしれませんが…エッチも普段も黒い感じが垣…

3

掌の檻 小説

宮緒葵  座裏屋蘭丸 

2人ともイっちゃってる

こういう閉塞的で2人だけで完結している世界…嫌いじゃないわ。
むしろ好きだわ 私。
あれこれと起きた事件や出来事は全て、雪也(攻)の掌の上でのこと。
丸木文華さんの『mother』を彷彿とさせましたね。
執着系はこうでなくっちゃね。身近なところにいたら引くけどね。

雪也の作ったもの以外口にできなくなり、最終的に『夏の澱』では
カレンダーや時計もなく(テレビやパソコンの日付・時間表示…

5

王に純潔の証を捧げ 小説

宮緒葵  雪路凹子 

やっぱり女王様受け‼

先月末に続いての発刊ありがとうございます!
宮緒先生のお話はヤンデレスキーのわたくしには全部ストライクですが、今回の作品は見事好みど真ん中の女王様受けでした!!!
先生の作品の攻めがヤンデレであることはもう当然の真理なんですけど、受けは色々バリエーションがあって、私は良い子な天然受けよりも、だ ん ぜ ん 性格の悪い女王様受けに萌えます!

やられたら倍返し的な勝ち気さで、不本意に王子様す…

10

蜜家族 小説

宮緒葵  青山十三 

やはりホラー…

やっぱり、宮緒先生の作品はホラーが多いですね…。
この作品も強烈でした。

親子と、養子縁組によって家族になった男の子とのお話なのですが、
少々こじれつつも絶妙なバランスで上手くいっています…今のところは(笑)

何と言っても、養父の勝将が怖すぎました。
「執着攻め」改め、「粘着攻め」という感じです。
精神面を徹底的に追い詰めていくタイプで、早々に養子の暁生の自尊心を崩壊させます´…

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