宮緒葵さんのレビュー一覧

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

予想以上に濃くてぶっ飛んでて笑えた

初・宮緒葵さん作品です。

ちるちるの作家さんプロフィールにある「受けに異常に執着する、ワンコならぬ「犬」攻めが定番」というのを読んで、ワンコ攻め大好き人間としてはワンコと犬の違いを知りたくてたまらなかったんだけど、「渇仰」などのレビューを読むと「こわ‥‥」と思うものがありビビってました。
うっかり飛びつくと火傷しそう感満載というか。

そんな中、この新刊が電子でも発売されレビューをチェ…

1

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ コミコミ特典SS小冊子「異形たちの夜」 グッズ

恵渡城中奥での密談

本品は『華は褥に咲き狂う~火華と刃~』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。

恵渡城の宝物殿の宝物達のお話です。

天下を治める将軍の住まう恵渡城。

そこに集う将軍の臣下たる幕臣達が
将軍の寵愛や立身出世を賭けて
権謀術数を巡らせるように

人ならざるモノたちもまた
密やかな戦いを繰り広げていたのです。

城内の中奥に位置する宝物殿は
代々の将軍の遺品や献上…

0

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

光に惹かれる陰の苦悩

本シリーズは公家から嫁いだ美貌の御台所と
文武に秀でた清廉な八代目将軍のお話です。

受様の施政に反する幕僚の暗殺計画を阻み
攻様が隠していた秘密を打ち明けるまで。

受様は陽ノ本の八代目将軍です。

受様は前将軍の7番目の男子でありながら
城下にて祖父の勲等を受けて育ち
恵渡を襲った凶悪な流行病の為に
八代目将軍の座に就きます。

受様が西の都から娶った正室は
男性な…

3

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

光彬無双!

読み終わった瞬間に、大きく息を吸い込んでいるのに気づきました。
『息をもつかせぬ』ってこういうことなんだなぁ。
中盤からの怒濤の展開がとんでもなく劇的なんですもの。
もう『椿三○郎(白黒の方)』を、念願叶ってフルスクリーンで観た時くらい興奮してしまいました。
時代劇、特にチャンバラ好きにはたまらない1冊です。

小山田画伯のイラストも豪華絢爛!
おまけに色っぽいことこの上ない。
も…

6

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

胸焼けするほど濃厚なドルチェ

イタリアのエロい獰猛な軍用犬。

ワンコ・・・・いやいや狂犬・・・・いやいやまるで軍用犬のようです。
麻薬捜査犬のような玲央の匂いの探査能力。
傭兵にスカウトされるほどの戦闘能力。
エロにはもう生命体とは思えぬほどの精力絶倫、体力絶倫。
こえーーーよ。
これに狙われたら仕方ありませんよね。
逃げようものなら共に死ぬよりほかなさそうです。

それにしても玲央さんのお体を心配します…

0

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

御台所さまの葛藤。

『華は褥に咲き狂う』シリーズの4作目。
『華は褥に咲き狂う』→『華は褥に咲き狂う~鬼と剣~』→『華は褥に咲き狂う~悪華と純華~』の続編にあたります。

恵渡幕府の第八代将軍・光彬のもとに純皓が輿入れして3年後、のお話です。序盤、光彬が将軍になった過程や、純皓が男でありながら光彬の御台所として輿入れしてきた経緯が書かれているので、この作品単品でも読めるかと思いますが、でもやっぱり前三作を読んで…

13

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

疲れてる夜にオススメしたい

宮尾先生の定番のわんこ攻さん。

私はこのお話か、俳優ものお話の渇仰で、
宮尾先生の犬ベスト一、二を悩むところなのですが、

シリアスなBLは数あれど
こんなに笑えるBL小説はなかなかない、という点でこちらをトップワンコに笑

もちろん、宮尾先生のしっかりした筆力に裏打ちされての笑いです
安心して、ストーカー犬の愛の攻撃に身を委ねて下さい笑

2

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

狂犬とともにどこまでも

宮緒さんのデビュー作を連想させるお話でした。つい比べてしまいます。

こちらは腹に一物ある狂犬。20年近く待てをし、玲央を見守り、玲央を守る為だけに生きてきた。
玲央を守る為なら玲央を狙う恩人の娘でさえ、恩人でさえ騙したり、要求を通します。

主人公は玲央よりラウルかな?玲央の存在感がどんどん薄くなっていきました。

玲央もラウルにときめいて、奉仕され守られるうちに心を奪われ割りと早…

1

狂犬ドルチェ コミコミ特典書き下ろしSSペーパー 狂犬ショコラータ グッズ

真夜中の試練

本品は『狂犬ドルチェ』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、村重視点で
ラウロがある挑戦をするお話です。

都内もつかの間の眠りにつく午前2時過ぎ、
パティスリー・アメティスタの従業員社宅
(という名のラウロ所有マンション)の1室で
村重久弥は深いため息を吐きます。

村重の視界に映るのは
すっと伸びだ長身の男の背中ですが
村重はソレに思いっきり…

2

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

ワンコが唯一求める甘いモノ

今回は食品会社の日本支社事業部長と
見習い修行中のパティシエのお話です。

受様の襲撃事件を絡めながら
攻様が恋した受様を絡めとるまで。

受様の母親は声楽を学ぶために
ナポリに留学して現地の男性と恋に落ち
受様をもうけます。

母は受様の父と正式な結婚をしておらず
母子は囲われたような暮らしぶりで
受様が6才の頃に日本に帰国します。

受様はナポリで迷子になった時、

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