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宮緒葵 水名瀬雅良
執着攻めばかり読む崎
ネタバレ
盲信するほど大好き宮緒葵先生の作品! 今回は表紙からするに、少し苦手な3Pかと思いきや…!? 受けの一希は高校生ですが、柊慈が幼少時からジワリジワリと洗脳し続けた甲斐もあり、まるで甘えたな幼子のよう。 この!受けを懐柔していく攻めのシチュが大好きです! 両親を亡くした一希にとって柊慈は母親のようであり、柊慈の友人である功は父親のよう。 しかし功に気持ちが傾いていた一希に危…
宮緒葵 みずかねりょう
aaaiiiai
宮緒先生があとがきで書かれていた通り 全編後編の2話で約400ページ、単行本2冊分相当のお話でもりもりのボリュームでした。 前回の悪食で晴れて恋人兼パトロンと画家のたまごの関係になった泉里と水琴。 今回は、衝撃的な作品を残して行方知らずになった画家の作品をめぐってのお話(前編)と、「SNSで話題の妖精作家は私」と名乗り出た偽者が現れてってお話(後編) 今回ホント泉里さんのモンペ…
てんてん
今回はギャラリーオーナーと不思議な力を持つ画家の卵のお話です。 行方不明だった寡作な画家の殺人事件に関わる顛末と 妖精画家の偽物の出現により暴かれる誘拐事件の真相を収録。 受様は高祖母の美貌と不思議な力を引継いで生まれ 幼い頃から無念を抱える死者達が見たことから 母に疎まれ、父方の祖父の元で育ちます。 受様が描いた絵がSNSにアップされた事がきっかけで 画商である攻様に…
はるのさくら
攻め様の執着、執念にもう感服としか言いようがない( ̄□||||!! 受け様の一希は、幼い頃に両親を亡くし、親戚である攻め様の柊慈と暮らしている。 素直でちょっと生意気な所もかわいい子。 攻め様の柊慈は、一希を囲いこむ為、それはそれは真綿で包み込むように深い深い愛情を与えてきた。 柊慈の親友であり一希に惚れてるヤクザの若頭補佐の功。 優しい柊慈と一緒の方が一希は幸せだ、と自ら言…
碧雲
前作は、恋人との出会いと祖父との別れ。 今作は、水琴が、社会の関わりの中で、自分が持つ能力の意味と意義に気づく巻だった。 他に粗筋があるので、印象に残った場面をメモ。 ★「夢魔」 聴覚を失ったゴヤのスランプ。「我が子を食らうサトゥルヌス」を食堂に描いて蟄居したゴヤが、正気を取り戻し、活動を再開した逸話をなぞる展開。 「蒼い馬」の作家・桜庭は、妻子を失った「絶望と狂気」を描く作品で財を…
kurinn
宮緒先生の作品は「渇仰」や「華は褥に咲き狂う」シリーズなどが大好きだったのですが、新たにこの「悪食」も大好きなシリーズになりそうです。 今作は「羽化」とタイトルが付けられていますが、水琴にとってまさに転機になった回だったと思います。 怜一に突き付けられた「画家としての自分をどう扱われたいのか」という言葉に、泉里に大事にされて外界と遮断されたまま囲われて終わるのか揺れ動くのです。 …
165
夢魔 死と別れと作り手の業。 一気読みでした。すごい勢いで読みました。 水琴と泉里の元に二人組が現れて。 そのことで水琴は桜庭という画家を知ることになる。 桜庭の経歴と作品を知ると共に対照的なゴヤの話も聞いて。 水琴は死と別れと作家の業について考えているうちにどんどん深みにはまっていき…。 ある事件に関わり桜庭と容疑者の刑部の真相究明に奔走し。 無事に解決し水琴は決意をあら…
ポッチ
作家買い。 宮緒作品の『悪食』の続編です。前作未読でも理解できないことはないと思いますが、できれば読んでいた方がより面白く今作を読めるんじゃないかなと思います。 ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 主人公は画家の卵の水琴。 彼は「人ならざる者」を見ることができる。 そして、「彼ら」を絵に描くことで自分の感情を表現しているアーティストでもある。 彼はその能力ゆ…
表紙で受けの水琴くんの瞳が白っぽく描かれててキラキラもないのでまるで生気が感じられず、なんか白痴か不思議ちゃんキャラなのかなって思ってました。 全然そんな事はなく、美人で健気で素直で老若男女が彼の魅力に引き寄せられるようなタイプ。 死者が見えその絵を描き続けた事で不気味がられて学校、家族にさえ退けられて、不憫に思った祖父が田舎に引き取って2人で暮らしてる。 平和な毎日に突如都会の洗練…
渋茶
2019年刊。 なかなかオカルト味があり、この話で初めて『黄泉戸喫(よもちへぐい)』という言い伝えを知った。 あとがきで『初めて書くタイプのお話』と語られているが、確かにイロモノ度はなりを潜めている気がする。 その一方で、いつもの微かな仄暗さも漂っている気はしたが。 宮緒さんの作品の攻め受けは、二人だけ(又は三人だけ)の世界で結ばれた幸せを貪っていればいいって閉ざされた感に浸っているイ…