宮緒葵さんのレビュー一覧

極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

諦めない男

宮緒さんらしいお話でした。
前半はオカルトホラーな、読ませる力がすごい!

清く正しく美しい諦めない男な主人公鋼志郎。名前の通り強くてしなやかで逞しく。
友を探しに極楽島へ…。

なんだか駆け足でしたね。もう少し描写を詳しく欲しかったです。
鋼志郎がとにかくスーパーマンでした。
勇気と正義感と機転と。なんでそんなに賢いの?よく土壇場で正解がわかったね!な。

二人の攻めも頼もし…

0

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

ぶっ飛んだ思考・究極の盲目執着ワンコ攻め(脳内に受けのみ)を堪能

クロスノベルスさん半額セール中ということで(11/4まで)、いそいそと購入したこちら。

最近読んだ『あの夏から戻れない』の中のAmazonペーパーの中で、パロディ的に
こちら『華獣』の攻め・凱焔(がいえん)が出てきて、とても気になっていたのです。

宮緒先生初という、中華風ファンタジー。
「犬」と罵られ卑しいとされる種族の将軍・凱焔(がいえん)×美貌の皇国公子(皇帝の甥)・瓏蘭(ろう…

0

あの昭和から戻れない 小説

宮緒葵 

テレビをバンバン叩いて直す、”あの時代”へのトリップ

『あの夏から戻れない』の番外編、J庭56の新刊のこちら。

本編のおどろおどろしさ、背筋のゾクっとするような怖さはなく、
シュールでコミカルなお話が面白かったー!

おだまき様の嫉妬により、並行世界の一つ、昭和の時代へと強制的にトリップさせられてしまった二人。
なんとか戻ろうとする夏生(受)ですが、柊(攻)はトリップしたことに気付いていないのか、妙に馴染んだ様子を見せてー

と続く…

0

あの夏から戻れないAmazon限定ペーパー グッズ

目の付け所がいいんだか悪いんだか…のおだまき様

ドロっドロの執着と恐ろしさを感じさせてくれた本編とは違い、
こちらのAmazon限定ペーパー(Kindle版で拝読)は「おだまき様」視点のコメディ調のお話♪

愛する人を永遠に死なせず留めておくため、支配する小田牧村で「不変」を繰り返すおだまき様。

その”終わりと始まり”の繰り返しのために便利に使える二人、柊×夏生の代わりとなる
者を呼び寄せるため、おだまき様が目をつけたのはー

0

あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

幼馴染で執着でホラー(オカルト)!明かされる真実に震えた

やー……なんと言ったらいいのか、これぞ宮緒先生。

オカルトチックな幼馴染×ループものです(宮緒先生なので、もちろんおどろおどろしい執着愛❤︎)。

8歳の頃、一緒に入った山の中で1人、姿を消してしまった幼馴染・柊(しゅう・攻め)。
10年後、28歳になった主人公・夏生(なつお・受け)は、同じ山で行方不明になった
人物が死体となって見つかったニュースをきっかけに、柊の捜索へと向かうけれ…

1

『極楽あると人は言ふ』ご購入特典書き下ろしペーパー「深更の怪」 グッズ

真夜中の厨房にて

本品は『極楽あると人は言ふ』の
フェア店特典ペーパーです。

本編後、那須野邸での真夜中の出来事です。

天満は那須野邸の家事を任せている使用人から
最近夜中になると厨房から不気味な音と声が聞こえ
使用人たちがおびえていると訴えられます。

振り乱した長い髪の隙間に
2本の角を生やし、笑いながら一心不乱に出刃包丁を研ぐ
大柄な女を目撃した者もいると言い

怯えて辞めてしま…

0

極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

死を食らうモノに魅入られて

今回は陰間と戦士の長と高等学生のお話です。

親友の死を疑問視した受様が
親友を追って渡った極楽島で攻様達と出会い
受様の一族を捕らえ続けた闇を滅するまでと
島を出た3人の続編後日談を収録。

明治の新政府が樹立して数十年
受様の父は士族と呼ばれる身分になっても
武士の誇りを忘れない強くて優しい自慢の父でしたが

健康そのものだったのに突然死し
父の死以来受様は常に黒い影に…

0

極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

1冊で2度おいしい

因習島という3文字にどうしようもなく心が躍ります。
さらには宮緒先生作品…とくれば、これはもうきっと良い執着攻めが見られるに違いないぞとわくわくしてしまいますね。
おもしろくてあっという間に読了でした。

ただ、この短い期間でここまでの関係性になるのか?と少々疑問に思ったり、やや詰め込み気味に感じられるところもないとは言えずこちらの評価に。
ですが、前半と後半で異なる味付けの1冊となって…

1

錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

やはり宮緒先生の攻様はよい(≧▽≦)

雑誌では、ここで終わり!?と思わず口から出ました(っω<`。)
ようやく続きが読めてスッキリ(*^^*)


受様は第三王子で、天才錬金術師のフレイ。
王位継承のゴタゴタの為に母を亡くし、自分の傍にずっといてくれる存在を生みだす。
それが攻様であり、ホムンクルスのルベド。

フレイはルベドを我が子のように接し、慈しんできて、ルベドもフレイを創造主というのだけではなく、唯一無二…

0

極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

「どう生まれたか」ではなく、「どう生きるか」。主人公の熱い思いにグッとくる

大好きな宮緒葵先生の新作〜!!!
あああ…期待を上回るエロス(3P)×執着×人外モフモフ(狗神族)。
明治が舞台の仄暗い世界観に、たっぷりと酔いしれました。
ミステリー、推理もの(+時代もの)お好きな方、ハマると思う。

攻めの犬の姿は少なめだけど、犬姿で受け君を包んでくれてるシーン、草間さかえ先生のイラストが最っっ高で…!もっふもふの感触を、脳内で堪能しました。


以下、簡単…

1
PAGE TOP