文善やよひさんのレビュー一覧

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

続編読みたい!

榎田尤利先生のTwitterで久しぶりの新刊が出ると知り楽しみにしていました。
やはりベテラン作家さまは文章の安定感が違いますね。

巻頭の「アカーシャで暮らす人々」の見開きを見たときに、もしかして難解なお話なの?ってちょっと警戒してしまったんです。

確かに独特の世界観と名称に最初は戸惑いましたが、でも読み進めるうちに魅力的なキャラとお話に夢中になって読んでいました。
途中でどうして…

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賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

変わらないところと変わったところ

かなり昔、インタビューかなんかで榎田さんは「BL(当時はそう言っていなかったと思うんですが)かどうかなどということは考えていなかった。ただ書きたいもの(ニュアンスとして、私は『書かねばならないもの』的に受け取ったんですが、そんな感じの言葉だった様に思います)を書いていた」という様な事を、デビュー当時の想い出として話していた様な記憶があります。
いや、私の記憶なんて本当にあてにならないのですが。

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賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

皆様、読んで〜っ

勝手ながらどうしても続編が読みたいので、レビュータイトル変更&神評価に変えました

榎田先生、6年ぶりのBLとのこと。どんなお話かと楽しみにしていましたが、案の定、どっぷり世界に入り込んでむちゃくちゃ楽しめました。BLとしてというより、お話としてとてもとても楽しかったので萌2にしました。続きが読みたいと思ったのは私だけなんだろうか?読み応えたっぷり2段組290P。

アカーシャでニ…

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賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

世界を変える出会い

今回はアーレの名門の出身の風読みの聖職者と
ジュノの民に盗人として捕らえられた青年のお話です。 

祖父や父と同じく賢者にと望まれている攻様が
受様との出会いで生き方を変え、世界を変えていくまで。

神鳥の伝説を持つ美しいアカーシャは
聖なる存在ニウライの庇護を受ける土地です。

アカーシャに最初に辿り着き、
開発したアーレの民は丘の上に住み、
丘のふもとに住むジュノの民を導…

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賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

先生久々のBL

中身の濃い一冊でした。改訂版とかでなく完全新作なのが嬉しい。榎田先生と言えば面白い職業で軽快な語り口のキャラクター達が次々に事件を解決、みたいなシリーズ物のイメージが強かったので最初は「え?ファンタジー?」みたいな戸惑いはありました。

導入部分のファンタジー特有の世界観の設定説明みたいなのを理解するまでは少し時間がかかりましたが、話に入り込むとやはり続きが気になる面白さでしたし、クライマック…

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賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

先生のBLは、やっぱり素晴らしい!

6年ぶりの書き下ろしBL作品らしいです。
先に言っちゃいますが、先生のあとがきが素晴らしくて感動してしまいました。
BLを好きだと思って下さっているのだなと感じましたし、私自身も改めてBLっていいよね!と思うことができました。
 
そして、本作は二段組み300ページ弱(文庫本2冊分)もあり、読み応えも抜群でした。

アカーシャと呼ばれる地を舞台に、聖職者・[風読み]と、人々に蔑まれるア…

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賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

何から何まで素晴らしい。

作家買い。
榎田さんの、新装版ではないBL作品の新刊て超お久しぶりではなかろうか?
そして挿絵を描かれているのが文善さん。もう期待しかなく、発売日を心待ちにしていました。

榎田さんの新刊はファンタジーもの。
榎田さんの書かれるBL作品でファンタジーものってちょっと珍しいなあとか思いつつ読み始めました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





豊潤で豊かな国、アカーシ…

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鴆 -ジェン- コミック

文善やよひ 

漫画として超一級品。

『鴆――ジェン――天狼の眼』を雑誌で途中から読んで興味を持ち、購入しました。

まず絵が美麗! ツァイホンの翼の描写が、国一番の美しさという設定通り、豪奢で眩いです。表紙のカラー絵だけでなく、本編中のモノクロ線画でも、虹色が目に浮かぶようです。古代中国風の装束の描写も繊細で素敵です。

そして漫画が上手い! 設定の説明が必要最小限にしぼられていて、いいあんばい。おかげで無駄に疑問を感じるこ…

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サイモン・フェキシマルの秘密事件簿 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  文善やよひ 

19世紀末イギリスの雰囲気が好きなら必読

時代的にはちょうどシャーロック・ホームズたちが活躍している頃で、あの時代のイギリスの雰囲気が丁寧に描かれていて最高でした。
バスカヴィル家の犬とか、ああいう少しオカルトちっくなお話に雰囲気が近いと思います。
一話完結形式でお話が進んでいくのも海外ドラマ風で好き。
カップリングとしてはそこまでツボにはまる二人ではなかったんですが、時代設定とその書き込みのリアルさ、切ない読後感が素晴らしい。

4

サイモン・フェキシマルの秘密事件簿 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  文善やよひ 

最後まで読んで本当に良かった

レーベルへの信頼でタイトル買い。19世紀後半のイギリスが舞台のオカルトもので、メインキャラの設定がとても面白い。カプの関係性は最終的に一蓮托生なところまで行きつき、特に後半に多くの萌えが詰まっていて良かった。

序盤で二人の関係がさらっと始まりつつ、事件を解決していく。情景が浮かんでかなり怖い場面もあったが、グロってほどじゃないのでホラーに耐性があれば問題なく読めそう。
オカルトものの暗黙の…

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