テクノサマタさんのレビュー一覧

旅の道づれは名もなき竜 コミコミ特典SS小冊子 花と蜜蜂 グッズ

2人で味わう幸せ

本品は『旅の道づれは名もなき竜』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、竜が託された種が芽吹くお話です。

龍は竜の町で再会したカブリンから先祖代々託されてきた「竜が1番好き
だった花の種」を収めたペンダントを託されます。

シルヴィエルは精霊の助力を得て種を蘇らせ、芽を出す事に成功します。
竜は7粒の種からのびた白い根と緑色の双葉に「いつ頃花が咲くのか」と
ワクワクしていますが、…

2

旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

剣に込めた受様の悲願と自由を得た攻様の秘めた望み

今回は英雄の剣で広場から動けない竜と復讐を誓う青年騎士のお話です。

故国の復讐のために生きる受様が攻様の助力を得て念願を果たすまで

とある大国の山の麓には龍の町と呼ばれる町があります。その町の広場
には、何百年も前に滅びたとされる竜族の最後の1匹が生きたまま捕えら
れているのです。

所かまわず暴れて人や動物達を喰らう恐い怪物である竜は力自慢の人間
達に徐々に倒されていきま…

3

旅の道づれは名もなき竜 コミコミ特典SS小冊子 花と蜜蜂 グッズ

蜂蜜の贅沢な食べ方

本編後日談。コミコミさんで本編を買うといただける小冊子。A5 7Pほどのお話で、二人のやや甘い様子が読めます。

以下 めっちゃ内容に触れる感想

本編で出てきた、あの花の種!ちゃんと精霊さんが良いようにしてくれて、なんと無事花が咲くんです!遠慮なくがっつり食べようとするもんだから、大切に食べなきゃなどと言って二人で味わっているうちに、「同じものを味わうことの幸せ」としみじみ感じて嬉しくな…

2

旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

全部好き

全部好きだったので神にしました。ちょっと長かったけど、お話もキャラも好きじゃない所が無く、読後感も良くて、とても嬉しかったです。色っぽいシーンは少な目ですが竜や精霊等の出てくるファンタジーが大丈夫な方でしたら是非。本編350Pほど+あとがき。

広場の真ん中で背中を剣に刺されて「暇だ・・」とぼやく竜。578年もの間、そうやって、誰かが剣を抜いてくれるのではと待っています。ある日、強い意志を秘め…

10

草の冠 星の冠(1) コミック

テクノサマタ 

擬人化した花

擬人化した花と季節の短篇集・・のポップに惹かれて読みました。

精霊や神霊は男女の別が無いものが多いので、BLジャンルに入るのかも。
こういう綺麗なファンタジーには、毒気が乏しくて人気が出ないのか・・勿体ない。

草の冠 星の冠は、擬人化をテーマにした短編集。
1巻は、春と桜の精。
咲けなくなった桜の精(死んでいる?)が、余命宣告(あと二・三日)されて自宅に戻った家の主;老人の為に、…

1

旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

攻めがとても可愛い!

序盤のからっとした明るい雰囲気と、終盤のハラハラする重たい決意が対照的でした。
受けのエルが最初はツンツンなのに、次第にデレが加わってきたかと思うと最後はツンはなりを潜めて可愛いったらないです。
月東先生もあとがきでおっしゃってましたが、テクノサマタ先生のイラストでも心を開いていくと表情がどんどん柔らかくなりほっこりしました。
しっかりとした長さがあるので、二人の気持ちが寄り添っていくことや…

9

旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

出会うべくして出会った2人の物語

好きな作家さんと大好きなファンタジー!!なので、楽しみに読みました。おまけにページ数も355ページと分厚く、読み応えもありました。

…が、自分にはその分厚さが仇となったのか、途中で読むのが疲れてしまって…。

いえ、感動する場面はたくさんあるんです。
500年間孤独を抱えて生きてきた最後の竜と、復讐だけを支えに生きてきた村最後の生き残りの青年が心を通わせながら、生きていこうと思えるよう…

4

旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

心に沁みる、感動のファンタジー

祖国を滅ぼされて復讐を誓う青年と、500年もの間、生き捕らえとなっていた竜。
二人が旅をする中で、大切なものを得て行くと言う、とても感動的で心に沁みる壮大なファンタジーでした。

もうこれ、ストーリーといいキャラといい、エピソードの数々といい、とにかくめっちゃいい話!
感動でボロボロ泣きましたよ~。
いや、単純に、復讐を果たして祖国を救ってってだけじゃなく、その裏に様々なドラマがあるのが…

13

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

むずむずするほど甘酸っぱい

・甘酸っぱい
・キュンキュン
・キラキラ
・爽やか
・先輩×後輩ワンコ
・憧れの先輩を見かけたときの胸のドキドキとか、ためらい
・すべてが「初めて」

青春だー!!と叫びたくなるようなのが詰まってます。
こそばゆいほど眩しい。

現在同棲中の恋人とケンカをしてしまった受け。
家に戻る気になれず映画館でオールをした朝、高校生の夏服姿が目に入った受けは、先輩と出会ったあの頃を思…

0

嫌われ魔物の大好きなひと 小説

伊勢原ささら  テクノサマタ 

泣かされっぱなし

魔物の青がとにかく良い子で、子供の頃の正人との出会いからずっと泣かされてしまいました。

純真で優しくて自分に対しては無欲で、正人の幸せだけを願って記憶を消してしまう青に号泣でした。人間から酷い目にあっても決して恨まない、とても純粋な生き物である青の幸せを願わずにはいられませんでした。

地球環境の悪化によって自分の命が短いと思った青が正人と再会出来た後も、自分を犠牲にしてまで他者を思いや…

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