あほが三匹
不憫受けをよく読むので、不憫受け耐性がわりとついていると思っていたのですが。
高野先生のこの言葉。
「もういい。もう、頑張らなくていい」
その一言に、読んでいた自分まで許された気になって、次の行を読むのが辛くて切なくて仕方ありませんでした。
上巻のレビューで、水底に沈んでいる創と表現しましたが、まさにそんな主人公をやっと掬いあげてくれた瞬間がこの時だったんだと、はっきりと感じられる…
健気な不幸受けが、懐の大きい年上の攻めと出会って救われる。
そういう王道なパターンが大好きでそんなお話ばかり読んでいます。
この作品も、ちるちるの掲示板で他のお姉様方が積極的にお勧めされていたのを拝見して手に取りました。
実物は思った以上に内容がみっちりで、読み応え抜群。食事しながら食べるには重いですが、それさえも愛おしい重さでした笑
大体の内容については他の方もレビューされている…