テクノサマタさんのレビュー一覧

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

夏服の白いシャツ、自転車を漕ぐ背中を追いかけて

ポエムなタイトルをつけたくなる、DKの初恋。めちゃくちゃキュンキュンする可愛いお話で、テクノサマタさんの挿絵がベストマッチ!あの絵だからこそイメージが膨らみます…

表題作を含め5編収録されていて、「夏服」(初出は雑誌)「キスとカレーパン」(個人サイト掲載)から数年後に「クリスマスとアイスクリーム」「日なたとワイシャツ」「卒業」を書き下ろして一冊にまとめた作品です。大好きです、杉原先生…。

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旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

映画化しちゃいなよ

とても素敵なお話でした。
読み終わって、余韻に浸っています。
先生、ありがとう。

500年以上、生きたまま伝説の剣に捕らえられてしまっていた竜✕その伝説の剣を抜いた、祖国滅亡の敵への復讐を誓った青年、の物語です。

決して「壮大な」というストーリーではありません。
でも、大きな山場の間に絶妙な配分で中小の山場が挟まれているんです。
だから、ホッとしてると切なくさせられ、ほのぼのし…

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黄金のひとふれ 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

ちょっと違った…泣

※悪口が書きたいわけではなく、入り込めなくて悔しかったので書きます。
評価を下げてしまってごめんなさい。



沈まぬ夜の小舟が大好きなんです。
先生のサイトを追ってSSも大事に大事に読みましたし、電子版も購入しましたし、なんなら、苦手だった(ごめんなさい)テクノ先生のイラストが大好きになるほど(今ではテクノ先生の挿絵小説を片っ端からかき集めて読んでます)沈まぬ夜の小舟が大好きです。

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金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

本編読んだら絶対読んだ方がいい話!

本編でも十分に幸せになれた創ちゃんと高野先生だけど、やっぱりどこか宙ぶらりんな瀬越先生。そんな瀬越先生の心の枷をどうにかできないかと考える創ちゃんの話。ちょっと思ってたのと斜め上な行動でびっくりしたけど、でもこれが3人がこれから進む上で必要な手段だったんじゃないかと納得しました。

最後のお土産の話では創ちゃんが無事養子縁組をしたようで、そんな幸せな彼の様子も伺えてとても温かい気持ちになれまし…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

強くて優しい

17歳、高校中退。親の離婚、再婚前の親の突然の他界。本来ならまだ大人に庇護される年齢なのに彼を守ってくれるものが何もない。そんな重くて苦しいお話です。

創ちゃんは自分が優しくてキレイな心の持ち主だということを知らないんです。だから他人と比べたり妬んだり、恨んだりをしない。自分の境遇や周りの大人を恨んで非行に走ってもおかしくない状況なのに。それって創ちゃんがめちゃくちゃ強い子だからじゃないかな…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

もういい。もう、頑張らなくていい。

不憫受けをよく読むので、不憫受け耐性がわりとついていると思っていたのですが。

高野先生のこの言葉。
「もういい。もう、頑張らなくていい」
その一言に、読んでいた自分まで許された気になって、次の行を読むのが辛くて切なくて仕方ありませんでした。

上巻のレビューで、水底に沈んでいる創と表現しましたが、まさにそんな主人公をやっと掬いあげてくれた瞬間がこの時だったんだと、はっきりと感じられる…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

三角関係が苦手な方にも読んで欲しい

健気な不幸受けが、懐の大きい年上の攻めと出会って救われる。
そういう王道なパターンが大好きでそんなお話ばかり読んでいます。
この作品も、ちるちるの掲示板で他のお姉様方が積極的にお勧めされていたのを拝見して手に取りました。

実物は思った以上に内容がみっちりで、読み応え抜群。食事しながら食べるには重いですが、それさえも愛おしい重さでした笑

大体の内容については他の方もレビューされている…

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旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

幸せな気持ちになれるファンタジー

悲しい過去をもつ一人と一匹の冒険のお話。
旅のなかで少しずつお互い心を開いていく感じがとてもいいです。
「復讐」というワードから想像していたよりはそれほど重暗いシリアスなお話ではなく、ちょいちょいシリアスをエピソードはありながらも、基本的にほのぼの甘い雰囲気だったように思います。
復讐相手となる敵の謎が謎なまま終わったのがちょっと気になりましたが…2人が可愛くてすごく幸せな気分になれたので、…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

不憫さより健気さに萌えた。

WEBサイトで読んだ当時、眠る時間も忘れて読み耽った作品です。

ずっとずっと紙の本になることを祈り続け、やっと実現して感無量です。

この作品を未読で「中庭みかな」という作家さまを評価しないでいただきたいと思うくらい最高傑作だと思います。

中庭みかな作品といえば不憫受けだけど、それ以上に創の健気なところが私には萌えました。

創が誰と結ばれるのかドキドキしながら読み進めたのだ…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

幸せになって

瀬越先生と高野先生の間で、どうなるのかハラハラしながら読み進める。やっぱり高野先生と一緒になるのはわかっていたけど、それでも、瀬越先生の存在は大きい。このお話が、他のBLと違うのは、瀬越先生がいるからだと。
高野先生、不幸な結婚生活を乗り越えてきたから、創ちゃんを優しく包む愛が持てたんだろうと。(それにしても元奥さんが信じられない!)
そして父親と再婚相手も信じられない!あんたたち何考えてるん…

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