ナナメグリさんのレビュー一覧

俺と彼氏の恋の果て コミック

ナナメグリ 

BLのおいしいところが全部入ってます

ナナメグリ先生の作品シリーズ1作目の黄色い表紙がインパクトあって気になりつつ未読だったのですが、シリーズ3冊読んで、徳永がゲイということを悩んでいつもぐるぐるうじうじしているのに、高梨がもう徳永の扱いに慣れていてきっとこういうことで悩んでるんだろうなと察して、いつもちゃんと言葉にして大丈夫とか、好きっていって安心させてあげてその繰り返しなんだけど、悩んでる先輩に寄り添う高梨が年下なのにまるで保護者…

5

恋を語らない唇 コミック

ナナメグリ 

つついたらパチンと弾けそうです。

ナナメグリさんの作品って、別の作品でも思ったのですけど、なんだか危うい。こう細いバーの上でギリギリのバランスを取ってるみたいな感じがするんです。
例えば、シリアスとギャグタッチのバランスとか、ちょっとした間とか…。普通だったらこう来るよな…というところを敢えてハズしてきている感覚。

そのバランスがうまく取れた時は、読んだ人の心にストンと落ちる繊細な作品になるし、ちょっとずれると「なんだかイ…

3

俺と彼氏の恋の果て コミック

ナナメグリ 

じわじわシリアス

1冊目〜2冊目〜そして3冊目へとじわじわとシリアスなストーリーに変化していきました。主人公カップルの間に波乱が起きたり、すれ違いがあったり…そして乗り越えて愛を確かめ合う…という王道ストーリー。
…なんですけど、個人的にはこれを1冊目のようなもっとコミカルなヌケ感のある手法で見せてもらえたら、もっと素晴らしかったかも!?とかちょっと贅沢な感想も抱きました。
主人公たちが勤務する会社が、おそろし…

4

俺と部下の恋の先 コミック

ナナメグリ 

かわいい!のですけど

「俺と上司の恋の話」の続編。主人公カップルはあいかわらず可愛く、上司の徳永さんは乙女化しています。そんなふたりに、この本ではちょっとしたトラブルが降りかかります。
ゲイであることを理由に仕事上の不利益を被ったり、そのことを受けて徳永さんが「もとはノンケだった高梨くんをゲイにしてしまった」ことで悩んだりとか。色々悩んでしまう徳永さんの卑屈なところは、幼いころの体験も影響しているようなことも描かれた…

3

俺と上司の恋の話 コミック

ナナメグリ 

ほんわかオフィス・ラブ

不思議な抜け感のある作品です。かわいい絵柄で時折4コマが挟まれて。コメディタッチの4コマ部分もただのお遊びじゃなくて、ちゃんとストーリー展開に絡んではいたりして、そのバランス感覚が新しくて良いですね。
もともとゲイ(だけど、主に精神的な嗜好の問題なので、実際の恋愛経験は乏しい)上司の徳永さんと、ノンケだったはずの高梨くんのほのぼのラブのおはなしです(徳永さんの憧れの人である社長の古谷さんも絡みな…

2

俺と彼氏の恋の果て コミック

ナナメグリ 

泣いた

BLを読んで泣いたのは初めてです。
1巻、2巻と楽しいながらも切ない等身大のリーマン同士の恋愛。最終巻は感動して涙が出ました。
高梨、男前だね。
BLの良さが詰まったお話でした。
漫画としての面白さもちゃんとあるのがいいですね。
良いお話が読めて幸せです。

7

俺と彼氏の恋の果て コミック

ナナメグリ 

二人を応援しながら読んでました

「俺と上司の恋の話」「俺と部下の恋の先」に続く3冊目。
叶わない想いを抱えてるゲイの先輩と、そんな先輩に恋してしまうノンケ後輩。気持ちが重なって、恋人になって、遠距離やすれ違いがあって、想いを確かめあって、家族にも紹介してって、リアルでもありそうな二人の関係を辿れるシリーズで、応援しながら読んでました。
お互いを想い合ってる二人はもちろんですが、周りの人達もやさしくて、幸せな気分にさせてくれる…

1

俺と彼氏の恋の果て コミック

ナナメグリ 

王道もの!

近年?の上位作品は自分の好みに合わないことが多かったので、新規開拓をやめていたのですが・・あった!!自分の神作品!!!
3冊まとめて読みました。かるーい感じのBLかと思っていたら意外と重い将来性を危惧したお話で驚きましたが読んでるうちに見事に引き込まれ・・・泣きました。
受けの彼がびしょびしょのイルカのぬいぐるみを路上で抱きしめ泣く姿はとても切なかったです。
その分、後半、彼のベットに入り徐…

5

俺と彼氏の恋の果て コミック

ナナメグリ 

趣味ではないけれど、オススメはできるという不思議な感覚

3巻まとめ読みしました。
正直、まとめて購入していなかったら
3巻までたどり着いて無かったと思います。
でも3巻を読まないと意味がない作品でした。
非常に丁寧に心理描写やテーマの昇華に取り組まれています。
種を蒔いて、水を得て芽が出て、青々と育っていたところに
ひどい雨が降ったけども乗り越えて
控えめだけどもきれいな花が咲いた、そんなイメージの
刺激は少ないけれども良作の王道リーマ…

2

恋を語らない唇 コミック

ナナメグリ 

絵じゃなくて、話の流れで見せる感じが好き。

短編集。どれも澄んだ世界。
人を想う気持ちが純粋で、
直球そうなんだけど、直球では見せないからこその世界とか気持ちがダイレクトにくる…みたいなのがあって、
ナナメグリさんの世界っていいなーと改めて思う一冊でした。

「流星の下で」
「あー忘れてたな、こういうの」とふと気付く瞬間を感じる作品。
「また明日」って当たり前の言葉なんだけど、「また」って言葉で人って関係を築いていくんだよなぁ…

3
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