佐田三季さんのレビュー一覧

ボーダー 小説

佐田三季  yoco 

自分の気持ちの境界線

今までの佐田作品に比べると痛さダークさが随分穏やかです。
ものすごいトラウマとか、近しい人物が若くして死ぬとか、病的にストーキングされるとか、そういうことはありませんので、今までダークな作風かと佐田作品を敬遠していた方にも入りやすいと思われます。
しかし、やはりしっかり切なくて今回も泣かされてしまいました。

「ボーダー」
高校時代の同級生で友人の渡部と環。卒業以来、環が距離をおいている…

14

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

偏執的ストーカーに絆され…?

怖い話でした。
高校時代に好きだった笠井に告白したことが許せなくて、告白した相手を『ホモ』といじめて不登校にまでした遠藤。及川がかわいそうで、即座に嫌いになってしまった。
そんな遠藤も実は笠井が好きだったんだと10年たっての告白、そして病的なストーカーに。
あまりの執着ぶりに、一度だけだかれてやるから忘れろとは思い切ったことを…
当然、一度だけなどどいう約束は反故にされる。暴力的な行為の強…

3

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

怖いもの見たさ…

この作品ほどみなさまのレビューに助けられた作品はございません!
怖い、痛いとおっしゃいつつ、みなさま高評価!
ほんとに?なんでこんなに神率高いの??
と、ビクビク読んでみました…。
別に重いの嫌いじゃないし、執着ものもどっちかっていうと好きだけど…これ…半端ないですよね??
し、し、しんじゃうよ((((;゚Д゚)))))))
ここまでやったらダメでしょ!

と、思いつつも受けと同じ…

10

彼は死者の声を聞く 小説

佐田三季  梨とりこ 

読み応えがありました!

佐田さんは個人的に『あの日、校舎の階段で』が
ハピエンと言っていいのに後味がツラい作品でした…;
今作は文庫本2冊はあるだろうと思われる厚さで
霊もの!?という意外さも手伝って手に取ってしまったにも関わらず
読む勇気がなかなか持てなかったのです…。
しばらく積ませていただきました。すみません。

受けを、精神的にも肉体的にも追い詰めて愛する攻め、というのが
佐田さんのツボなんだろう…

9

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

すごくやさしくしたいのに…

ヤバイ…ド真ん中入っちゃいました☆
話題の書ということで、このたび手に入れることが出来、
わくわくしながら読み始めました。

学生時代から、笠井(受け)を愛し続けていた遠藤(攻め)。
同窓会で再会したところからお話が始まります。

学生時代の怨恨が解けた後の、穏やかな友人関係。
メールのやりとりや家呑みなど、仲良しな場面が続き、
このあたりは安心して読めたのです…が…。

来…

6

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

病的なまでの一方通行愛??

文庫になる前から実は気になっていまして、
描き下ろしも読めるなんてラッキー!と
意気揚々とゲットしてみました!

読み進めると、“怖い”の意味がわかりました…。
なんかもう、BLじゃなくなってないか!?
(いえ、片想いの男に迫る男だからBLなんですけども;)
こんなストーカー、どうなったってほだされないよ!!!!と
ヒヤヒヤしていたら…。
ああ…やっぱり笠井の胃に穴が空いちゃっ…

12

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

怖い怖い怖い

でも続きが気になって一気に読んじゃう話でした。攻めのストーカーっぷりが酷すぎてもはやBLではない、ホラー小説、犯罪小説・・・これが本当にラブになるのか?と大いに疑問に思いながら読み進めましたが、最終的にはラブラブになり攻めが受けのパンツの匂いを朝から嗅いでいるというギャグ漫画のような展開に変わっていたというミラクル。振り幅大きすぎです(笑)。パンツのくだりはぜひイラストで見たかったですね。ギャグす…

16

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

やっぱりこのカプは凄い!

ノベルス版勿論既読ですが、プラネタリウムと書き下ろしが追加ということでやっぱり買ってしまった!

この本の醍醐味は攻めとなる遠藤のホラー的な病み具合です。
ストーカーとかもう色々と気持ち悪い!!!としか言いようがない男。
そんな男に執着された笠井もまた胃に穴が開いて血を吐いて手術するほどに彼に苦しめられるわけです。
ゲイの遠藤。
父親がゲイで男夫婦であることから、許容もあるものの”オカ…

11

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

すごい面白いのに、遠藤が怖すぎて本編は再読できません。

読みたいのに読むことが苦痛!
面白くて、ぐいぐい引き込まれるのに読むのが辛い!

途中で本当にめげそうになった。
読むのが辛くて気持ち悪くて、何がこんなに辛いのかと考えると、遠藤が気持ち悪いということに行き着く。

ストーカーだ、ストーカーだと聞いてはいたが、ここまでストーカーだとは思わなかった。
本当にストーカーだよ。

仕事から疲れて帰ってきたら家の前にいるとか、居場所がわか…

12

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

Love is a Disease

個人的に再読率一番高い作品です。
本当に好きで好きでどうしようもないぐらい好きな作品です。
文庫化を知った時声出して叫んだぐらい嬉しかったです。(苦笑)

目当てはもちろんノベルス未収録作の「プラネタリウム」と書下ろしです。
「プラネタリウム」を読んでまた泣かされてしまいました。
優しくしたいのに、つい意地を張ってしまう短気な笠井。
笠井に切り捨てられるがこわくて相変わらず変態で重い…

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