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3/12(合計:118件)
佐田三季 麻生ミツ晃
はるつき
ネタバレ
表題作の終わり方、すごいですね。 ぞくぞく?ぞわぞわ?しました。 恋とはなんだ。から始まる笠井の葛藤が凄まじい。 面白いストーリーの鉄板ネタは主人公が成長していくことだと言われていますが、まさにそれです。 話の序盤で元カノに振られた時の笠井と、ラストの笠井は全然違う。 その変化をもたらしたのが遠藤ですから、いやー、いいカップルですね。 ...って、簡単には思えないわ!!(笑) な…
まぎぃ
色々な意味で、本当に趣味じゃない作品でした。 まず気になったのが文章。セリフや地の文が説明調で、実際にこういう言い回し、気持ちをそのまま言うこってないよなあ、というところでつまづいた。 中学生向けのラノベとかならギリギリありかもしれないけど。。 それから、執着攻めに絆される流され受け、ならいいんですが、執着がほぼ犯罪で、気持ち悪い攻めにゾクゾクするというのを遥かに通り越して、これあか…
佐田三季 yoco
文章がわりとしっかりしていてなかなかよかったです。 まじめな無骨系の高校教師、渡部と、乙女な環のカップル。そしてキーマンとなる友人の佐々木。 佐々木から、環がホモになった、と聞いた渡部は、高校を卒業後久しく会っていなかった環をゲイバーに尋ねる。 拒絶する環だが、渡部はだんだん惹かれてしまい、自宅におしかけたりするように。 ノンケの渡部は自覚無しだが、お互いに”お試し”などと冗談…
カラフル
ちるちるの記事や、レビューでの評判が高かったので、気になって手に取りました。 評判通り面白かったです。日常の描写とか何気ないやり取りから話を繋ぐのが、上手な作家さんだと思いました。文章も読み易かったです。最近作家活動をされていないようなので、残念です。 攻めの執着がスゴイという評判を知った上で読みましたので、驚きはありませんでしたが、遠藤の行為は不可解で、次に何をしでかすか分からないス…
未設定
攻め→→→→→受けのあまりにも一途な片思いにキュンキュンしまくり、切なさに泣きまくりでした。 一途で健気で、ノンケ受けに執着しているゲイ攻め。設定からしてどストライクだったんですが、期待以上でした。ノンケ受けがすぐにほだされないのもとても良い。こんなBLが読みたかった! 遠藤(攻め)の一途すぎる気持ちにとても感動しました。愛が重たすぎるけど、それが最高ですね。 ヤンデレというとなんだ…
M+M
アフターストーリーコレクションというだけあって、文庫の「その後」である番外編13作品でした。いずれも幸せそうで良いな!って思いました。 浅見茉莉『星模様恋模様』より「引っ越し騒動」 彰史の部屋に、引っ越しに来た垰。コンドームを発見して浮気を疑い…。 伊郷ルウ『愛してはいけない』より「今日も愛してる」 休日くらいは料理をしようと思い立ったけれど…甘い休日の一日。 石原ひな子『狼…
ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。 尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より) 「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。 さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より) イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。 「vital signs」凪良ゆう(「…
後日談やら番外編ショート12作品です。 vol.1、vol.2もそうでしたが、元の作品を読んでいると楽しさ倍増という感じでした。 「夏の残響」凪良ゆう(「まばたきを三回」より) 村でスケッチ中の令の前に、史郎という青年が現れます。戦時中の生霊ですが、当人はその自覚がありません。なぜか史郎が気にかかる令は、関わるなという一佳の言葉に逆らい、お弁当をつくって会いに行きますが…という話です。切…
佐田三季 麻生海
のりおちん
けっこう高評価を得ている作品なので、一票くらい「しゅみじゃない」があっても良いよね、という気持ちで、素直な感想を書かせていただきます。 今までに読んだBLのなかで、いちばん胸くそが悪い作品でした。 受けの幼少期に起こった事件とトラウマ。この時点ですんごい気分が悪い。 その事件には攻めも責任があるんです。 とにかく、なんで受けがこの攻めといっしょにいる事を選んだんだ? いっしょにい…
佐田三季 上田規代
やふる
基本的に自分は、一度読んだ小説は、気に入ったシーンのみを繰り返し読むことはあっても、最初から通しで読み直すことはしないのですが、この小説は最初から最後まで通して読むということを何度もしています。 内容もさることながら、何より文章が好きです。 ぱっとした派手さはないですし、全体通して仄暗い雰囲気が常に漂う話なのですが、じんわりと胸にくるものがあります。 前半は攻め視点、後半は受け視点、2編ある…