カワイチハルさんのレビュー一覧

雷竜殿下と黄金になれない花嫁 小説

魚形青  カワイチハル 

お互いでなければならない避雷針カップル

想像以上に良かったー!
真面目で寡黙なクーデレ攻めと、THE男の子!な明るくてやんちゃ、頑張り屋さんな受けのお話です。2人の持つ性質の科学的な相性の良さが、そのまま関係性に反映されているのが面白い!

竜人の国の中でも雷竜という珍しい性質を持って生まれ、王弟ながら周囲から遠巻きにされてきた攻めのロウエン。興奮したり怒ったりすると無意識に帯電し雷を発生させてしまうという体質の持ち主です。
そ…

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拾われ令息は堅物探偵に愛される 小説

志波咲良  カワイチハル 

怒涛の燃料投下にやられた

説明が多い導入の会話のテンポがあまり心地が良いものではなかったからなのか、メインキャラクター2人に惹かれるまで時間がかかりました。
それゆえに、ちょっと掴みは弱く感じてしまいましたが、気がつけばするするっといつのまにか良い関係性のバディになっていくではありませんか。
取引をきっかけにひとつ屋根の下で共に暮らしながら、探偵業を交えて少しずつ心の距離が近付いていくロイドとシオン。
他人状態だった…

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当て馬執事は悪役令息に忠愛を捧ぐ 小説

小中大豆  カワイチハル 

生き残るために

当て馬✖️悪役


子爵令息フィン(受け)は母親の葬儀の最中に前世の記憶が蘇ります。
自分が物語の中の悪役令息であるということを悟り、運命を回避するためにまずは嘆き悲しむ父が堕落するのを阻止することにするのです。
無事父が立ち直り、ホッとしたのも束の間、別荘に保養に行った先で、主人公の恋を応援する当て馬となるユエン(攻め)が奴隷のように働かされているのをみかねて保護します。
本来なら騎…

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『拾われ令息は堅物探偵に愛される』ご購入特典書き下ろしペーパー「記念日は、とある夏の日の夕暮れ」 グッズ

新たな誓いを

本品は『拾われ令息は堅物探偵に愛される』の
フェア店特典ペーパーです。

本編後、夏の日のお話です。

孤児院の視察の帰り道
シオンは珍しくロイドに「外食しないか」と誘われます。

今からタウンハウスに連絡すると料理が無駄になるのでは
いうシオンの心配を払拭するようにロイドが
「夕飯は作らなくていい」とほほ笑み
既にレストランも予約していて準備万端のようです。

基本時に…

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拾われ令息は堅物探偵に愛される 小説

志波咲良  カワイチハル 

探し求めたのは大切な貴方

今回は裏社会専門の探偵と無戸籍の便利屋のお話です。

貧民街で便利屋として生きる受様が
探偵の攻様との出会いで過去と未来を手にするまで。

受様は幼い頃に馬車で大事故に遭い
御者らしき人物の死体が手にしていたペンダントを手に
痛む体を引きずって森の中をさ迷っていたところを
養父となる闇医者に助けられます。

養父は冤罪で医師免許を剥奪されてすべてを失って
貧民街で隠れ住んでい…

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拾われ令息は堅物探偵に愛される 小説

志波咲良  カワイチハル 

最初と最後で見える景色が変わっていく謎解きの面白さ

結構謎解き要素がつよつよの物語です。

主人公はスラム育ちの便利屋の青年。闇医者だった養父も亡くなり、独りぼっちで不安定な生活を送っているのに、タイトルでは"令息"となっている点にご注目いただきたい。
まー…なんというか、ワケアリ感がプンプンです^ ^
シオンが身につけているペンダントを見て、食い入るように質問攻めしてきた、これまた事情アリの探偵の反応からしても、何かありそうなのが見てとれ…

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『星詠みと海賊の嘘』コミコミスタジオ特典小冊子「浮気者の純愛」 グッズ

可愛いところも(≧▽≦)

本編終了後のお話。
ガルディや仲間達と、常夏の国を訪れたハシュナ。
ちょうどカーニバルの真っ最中で、賑やかな喧騒に包まれた通りにて。

カリスマ性のある美女と出会し、声をかけられる。
ガルディ好みの明るくてサバサバした女性で、2人の様子を見て、過去の関係を察知してしまうハシュナ。

今夜のお誘いは、きっちり断ってくれたけれど、自分にとってガルディは唯一の心惹かれた人だけど、ガルディに…

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星詠みと海賊の嘘 小説

一条珠綾  カワイチハル 

メッセージ性を感じるお話でした。

角川ルビー小説読者賞受賞作品。
なるほど、ぐいぐいとお話の世界に入り込んで、とても面白かったです。
昨今の多様性とか、生き方とか、いろんなメッセージを受け止められるなぁᡣ(*^^*)

受様は、今では星詠みと言われる神聖な存在のハシュナ。
重大な嘘を抱えて星詠みとして生きてきて、結婚式を前に婚約者である王子テムジンに、嘘を告白するも拒絶され、海辺入ったところを海賊ガルディに助けられる。

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拾われ令息は堅物探偵に愛される 小説

志波咲良  カワイチハル 

過酷さと優しさの世界

二度目ましての作者さんです。
読み慣れないからか時間がかかりました。

二人のこれまでを思うとヒリヒリするというか泣けるというか。
スラムで必死に生きて。絶対に忘れられない存在を想いながら。

二人暮らしでだんだん打ち解け心を許していくのがとても良かったです。
善き相棒として一緒に依頼をこなし、守られたり。
しかしあの時もこの時もロイドは…。はーーー!!!

なんとなくそうかな…

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愛さないって言ったの公爵様じゃないですか ~変転オメガの予期せぬ契約結婚~ 小説

村崎樹  カワイチハル 

読みやすい甘々オメガバース

第二性を偽って嫁ぐ→バレて嫌煙される→愛されというファンタジー系オメガバではわりと王道のイメージのある展開なので読みやすく、それでいてキャラが魅力的なので読後のニヤニヤが止まらない作品でした!

受けのアシュレイは3兄弟の中の長男でありながらベータという境遇で育ち、家族からとても愛されているものの劣等感をかかえ自己否定的な面のある心にちょっとした影を抱えている一方で、それを隠す意味合いもありも…

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