カズアキさんのレビュー一覧

パラスティック・ソウル unbearable sorrow 小説

木原音瀬  カズアキ 

切なく、愛に満ちた完結巻

シド×パトリック


完結巻にふさわしい、
精神的な痛みにズタズタにされて…、
切ないけど、愛に満ちている。
さすがに木原音瀬先生の手腕だ。

シリーズを読まなくても、この巻だけでも全然問題ないと思う。

何度も肉体を「乗り換え」しても、
また愛し合って、愛の永遠性が感じられる。
肉体がなくても、精神だけの純粋さで、
永遠の時間の中での愛に全身が震える。
書き下ろしSS…

7

パラスティック・ソウル unbearable sorrow 小説

木原音瀬  カズアキ 

とにかく読んでほしい神作品。

「パラスティック・ソウル 」の6巻目にして完結編。
順番としては『パラスティック・ソウル 1』→『パラスティック・ソウル 2』→『パラスティック・ソウル 3』→『パラスティック・ソウル endless destiny』→『パラスティック・ソウル love escape』、ときて、今巻に続きます。

正直、前巻の「 love escape」で完結だと思っていたので、まだ続きがあるんだ、と思って…

8

パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

とある種族の愛について

シリーズ本編とは異なった主人公・種族の物語。
なんとなく、気楽には読めないお話な気がしたんです。
なぜなら木原先生作品だから。
その予想は見事に当たっていて、終始胸を鷲掴みにされるようなストーリー展開と、根底にある簡単には答えが出ない大きなテーマに夢中になってしまう。
読んでいてすごく苦しいのだけれど、あっという間にこの作品の世界観に魅了され、とある種族の愛についてが綴られた数十年にも渡る…

2

パラスティック・ソウル(3) 小説

木原音瀬  カズアキ 

圧巻

少しずつ読み進めてきたパラスティック・ソウルもついに本編の区切りとなる3巻目…と、早く読みたい気持ちと、もう少しあたためておきたいような気持ちの間でぐらぐら揺れながら、読みたい誘惑に負けて一気読みしました。
非常に読み応えのある作品で、どうやったらこんなお話が思いつくのだろうかと不思議でなりません。

願い事が叶う薬・ビルアとハイビルア・ブロイルス老の謎。
これらのワードが複雑に入り組んだ…

3

最推しの義兄を愛でるため、長生きします! 3 小説

朝陽天満  カズアキ 

周りが心強い

こちらの作品も大好きなシリーズの続編になります。既にwebで読み終わってるのですが、この巻からグッと面白さが増して来るんです。

ヒロインを始め攻略対象者たちが皆アルバの心強い味方になって行くので、読んででワクワクしてくるんです。
もちろんBL要素もちゃんとあって義兄であるオルシスの執着と独占欲に萌えること間違いなしです。魔力譲渡も手を繋ぐだけより一歩進んでいて、オルシスがアルバの無防備さに…

4

パラスティック・ソウル(2) 小説

木原音瀬  カズアキ 

どうしようもなく好きです

ああどうしましょう。
すっかりこの作品の虜になってしまいました。
1作目も素晴らしかったのですが、2作目となる今作はもっと素晴らしくて、3作目を読んだら一体どうなってしまうのかとある意味恐怖すら感じています。

2作目でも、何の縁もゆかりもない老人・ブロイルスの最後の晩餐に参加した際に、形見分けとして「願いの叶う薬」を貰った面々の物語が複雑に入り組みながら描かれていきます。
たった2錠の…

0

最推しの義兄を愛でるため、長生きします! 3 小説

朝陽天満  カズアキ 

私の中のクライマックスは1巻かな?

3巻。
多分この巻でひとまず一区切りなのかな?
おそらくクライマックスな巻だと思います。

復習してから3巻を読むか迷ったのですが、ちゃんと冒頭にこれまでのあらすじが書いてあって親切設計でした。

3巻では国の終わりが近づきあちこちで魔物や魔核が現れ…な状況です。
もうゲームならラストシーン間近なところ。
そこを解決したら前世の乙女ゲームはおしまいなのですが、もうゲームのシナリオと…

1

パラスティック・ソウル(1)(表題作「fake lovers」) 小説

木原音瀬  カズアキ 

もっと早く読めば良かった

20Pほどのプロローグで一気に引き込まれました。
面識が殆どない死者への最後の晩餐に招かれた4人。
これからこの死者が遺した謎の薬で何かが起きるに違いないぞと、先に一体どんなことが待っているのか?と期待させながらページを捲らせてしまう木原先生の筆力の高さに唸ります。

舞台は数百国あった国々が統一された近未来。
世界的に流行した伝染病を根絶させた際のワクチンの副作用により、犬のような耳と…

4

パラスティック・ソウル love escape 小説

木原音瀬  カズアキ 

刑務官と囚人の恋

ホープタウン出身のケインは都市部で刑務官をしている。友人もいるが出自を隠しているため心を開けない。
ある時仕事で配置換えがあり、地下階の独房に収監している囚人の担当となる。
最重要人物の息子であるため肉体の保護が鉄則、24時間体制で交代で囚人を監視する必要があり、ただし囚人側から刑務官の姿は見えない。
彼は絶滅危惧種となったOの疑いがあり、三十歳になると排出されると言われている本体を殺すため…

2

パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

苦しいのに目が離せない

ハイビルアのハルは大学教授。これまではずっと男性体だったが、初めて女性体に寄生した。
同じく美しい女性体に寄生し女性性を謳歌しているビアンカと異なり、着飾ることもせず言い寄る男がいても袖にして研究に没頭する。
そんなハルに、大学1年生のジェフリーが恋をした。どんなに振り払っても、絶えず愛の言葉を贈る青年にほだされて、交際するようになる。
寄生体交換の日はどんどん迫るなか、二人は結婚し、ハルは…

1
PAGE TOP