カズアキさんのレビュー一覧

パラスティック・ソウル love escape 小説

木原音瀬  カズアキ 

さすが木原先生としか言いようのない神作品。

作家買い。

「パラスティック・ソウル」は2012年に上下巻で刊行され、2018年に新装版として『パラスティック・ソウル(1)(表題作「fake lovers」)』、『パラスティック・ソウル(2)』、『パラスティック・ソウル(3)』、そして完結編である『パラスティック・ソウル endless destiny』の4冊が連続で刊行されました。

『パラスティック・ソウル endless des…

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子供に内緒で 小説

いおかいつき  カズアキ 

頼もしい相談者

見た目ゴツい絵本専門出版社の営業×子供向け番組の司会者。
主人公・裕真の仕事は平日15分の子供向け番組一本ながらも、6歳以下の子供達に絶大な人気を得ているおにいさんなのだ。
大型書店の絵本コーナーで子供達に親しげに囲まれている裕真を偶然見かけた塩崎は、自身の営業が行き詰っている解決の糸口として彼に声をかけ、相談に乗ってもらうのを快諾してもらえた。
最初はパッとしない印象の塩崎だったが、裕真の…

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「清らかな雪は白金の狐の愛にとける」コミコミ特典SS小冊子 グッズ

おたぬ最高

本編後のお話でした。

雪華と焔と志之介は順調に旅を続けながら、清祓師としての仕事もしているようです。

そして志之介に取り憑いた狸の存在にも慣れて来たようです。狸はもう志之介の体から出れないし悪さも出来ないので、志之介を見守るもう1人の保護者のような存在になっていました。そして志之介におたぬと呼ばれているようです。www

雪華と焔にお礼がしたいと言う志之介に、デエトを提案してみたり…

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清らかな雪は白金の狐の愛にとける 小説

村崎樹  カズアキ 

続きが読みたくなる作品

まずデビュー作である事に驚きました。とても面白かったです。

まあ読み進めていれば雪華の誤解とか、焔の真意とか鈴蘭の最後の願いとかは想像の通りでした。その辺りがちょっと甘かったかな?


それでも呪術師を生業とする実家を飛び出してからの雪華はようやく世の中を知ることが出来て、呪詛払いで人々を救おうとする姿には目を見張るものがありました。

特に志之介と出会ってから雪華と焔の関係が好転…

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「清らかな雪は白金の狐の愛にとける」コミコミ特典SS小冊子 グッズ

志之輔からの贈り物

本品は『清らかな雪は白金の狐の愛にとける』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、志之輔視点での旅の出来事になります。

志之輔は萩原の家では
機嫌のいい時に旦那様が遊んでくれるくらいで
大好きだった母は空に帰ってしまいます。

一緒に旅する雪華と焔にいつも優しくしてくれて
2人とも男だけれど志之輔にとっては親代わりであり
2人お礼がしたいと思いつきます。

しか…

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清らかな雪は白金の狐の愛にとける 小説

村崎樹  カズアキ 

誰よりも大切な貴方のために

今回は金狐の両親から生まれた高い霊格を持つ白金の妖狐と
呪術師の家に生まれた霊力の低い跡継ぎのお話です。

受様が定められていた攻様との関係を超え
新たな絆をつくるまで。

八尾家は人間に仕える妖狐を管狐として使う呪術で
占術を用いた縁談や商談への助言、失せ物探しから
呪詛の祓いや特定の相手に呪いをかけて欲しいという
願いまで広く請け負っています。

受様は八尾家の嫡子なが…

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「清らかな雪は白金の狐の愛にとける」コミコミ特典SS小冊子 グッズ

こっちは楽しい

シリアス直球だった本編とちがって、ちょっとクスっと笑える番外編!
そうよ、番外編たるもの、こうでなきゃ!と思うタイプのお話でしたので萌にしました!

ある貿易商の家でお祓いをしている二人を待っている志之輔。二人が両親みたいになってくれてとっても幸せだなあと思っていると、「二人にお礼としてデエトする時間を贈ってあげれば」とおたぬからの提案が。その提案にのって、二人仲良くデエトするというお話です…

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清らかな雪は白金の狐の愛にとける 小説

村崎樹  カズアキ 

管狐

先生デビュー作とのこと、おめでとうございます。リンクス新人賞で奨励賞を取られた作品でファンタジーには違いなさそうだと思ったので購入しました。可愛いところあり、くすっと笑えるようにしているのだろうなと思うところあったのですが、呪術のおどろおどろしい部分に引きずられてちょっとしんどかったので中立にしました。本編250Pほど+あとがき。

時は明治。管狐を使った呪術を生業とする家に長子として生まれた…

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清らかな雪は白金の狐の愛にとける 小説

村崎樹  カズアキ 

完成度が高いデビュー作

今作が作家様のデビュー作と聞き、非常に驚いています。いやすごい。
妖怪、呪術、清祓師etc…と、特殊な設定が多く、全体的に和風なファンタジー作品といった雰囲気なのですが、起承転結が分かりやすく、伏線回収も綺麗で読みやすい。
そして何よりキャラクターが魅力的なんですよ。
面白かったです。読み応えがある250P超でした。

時は明治。江戸が終わり、新しい時代がやって来た。
依頼を受け、自身…

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清らかな雪は白金の狐の愛にとける 小説

村崎樹  カズアキ 

ちょっともやもや……

BLの世界だけではなく、小説そのものを読む人が減っているとのこと。
文字萌え、特に好みの文体に激しい萌えを感じる私としては、このような時代に新しく作家になられる方のご本は出来るだけ読みたいし、是非応援させていただきたいと思っております。

なので「めっちゃおもしろかったー!」と書かないのは心苦しくて。
ただですね、どうも私、呪詛話が苦手なのですよ。霊的なものってそもそも理屈では何ともならな…

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