黒沢要さんのレビュー一覧

積木の恋 コミック

黒沢要  凪良ゆう 

ピュアな救済ラブストーリー

小説を読まない私でも知ってるお名前だったので、
読むのを楽しみにしていました。

色仕掛けで騙した相手から
金を巻き上げることを繰り返してきた詐欺師の男
いつもと同じように下調べを周到に準備して
相手に近付くことは成功したものの

相手の真心に触れ、本気の恋をしてしまう
というもの。
あらすじでイメージした通りのお話でした。

主人公が騙してる相手に
本気になりそうなとこ…

4

新装版 積木の恋 小説

凪良ゆう  黒沢要 

大切な作品

2011年発売された「積木の恋」がコミカライズに合わせて新装版として蘇る!

私にとってこの作品は、とても大切な作品で、今でも切なさに浸りたい時や蓮に会いたくなる時に読み返す。
自分も誰かにここまで必要とされたいと願う。そして、蓮が救われて行く様子に私も一緒に救われる様な気がするのだ。

今回新装版ということで、新たな蓮達のその後が垣間見れるかなと少し期待をしていたのだが、凪良ゆう先生は…

6

積木の恋 コミック

黒沢要  凪良ゆう 

コミカライズをありがとう

この原作小説は私にとってとても大切な作品で、その小説が10年以上経ってコミカライズされるという、奇跡に近いような素晴らしい出来事。
そして、遂に発売で、感慨深く拝読させていただいた。

凪良ゆう先生の原作をリスペクトし、切なく大切なシーンがしっかり詰まっていて、よくぞコミカライズしてくださったなと感動。

蓮の愛情を知らない孤独さと不器用さを、加賀谷もまた違った意味で愛に飢えながら孤独と…

4

新装版 積木の恋 小説

凪良ゆう  黒沢要 

旧版をお持ちの方もぜひ

2011年にプラチナ文庫から出版された積木の恋。
2024年現在、残念ながらレーベルはなくなってしまいましたが、私は過去にプラチナ文庫で発表されてた凪良先生の作品が大好きでした。
その中でも特に心に残り、何度も読み返しているのがこちらの「積木の恋」と「お菓子の家」の2作。
どちらも世の中の当たり前や普通の幸せを知らず、生きづらさを感じながらもがき、懸命に呼吸をする主人公の姿が印象的です。

9

新装版 積木の恋 小説

凪良ゆう  黒沢要 

期待の新装版 2人の幸せな後日談が書かれている

期待していた新装版。
イラスト以外は旧版の内容と同じ。

黒沢要先生の温かい表紙イラスト見た瞬間、
ほっこり幸せな気持ちになった。
中は挿絵がないのが少し残念だけどね。

この新装版の見どころは、
書き下ろし短編『ありがとう』だと思う。
『NEW YEAR'S BOOK』の後、
加賀谷視点での2人が一緒に暮らし始めて五ヶ月目のお話。
エロなしで、
2人の幸せな日常…

6

積木の恋 コミック

黒沢要  凪良ゆう 

原作の感動が繊細なタッチのコミカライズで蘇る

加賀谷×蓮

新装版小説とコミカライズの発売を知った瞬間、旧版小説を読み返した。

もう一度物語に浸りつつ、
その後でコミカライズで視覚的に楽しめるのが至福の時間だった。

原作の情感豊かなストーリーを、
黒沢要先生の絵で再現されたこのコミカライズが、
本編と、
描き下ろしの『NEW YEAR'S BOOK』(小説版の一部内容)が収録されている。

蓮の苦労してき…

7

積木の恋 コミック

黒沢要  凪良ゆう 

救済の道しるべ

小説が原作とのことですが未読です。
元が小説ということもあり、心理描写や情景表現がとても繊細で丁寧。しっとりと落ち着いたテイストでストーリーが流れていく中、激しく感情が揺さぶられていく詐欺師・蓮の心情変化が映える作品です。


カモにしていた相手との恋愛が芽生えていく時間の流れは非常に穏やか。荒んだ蓮の気持ちを包み込んでくれる加賀谷の真っ直ぐな愛が随所に光ります。蓮の心を溶かせにかかる、温…

5

ユレカ コミック

黒沢要 

狭間

ずっと静かに物語が進みます。
大事なことは言葉にしつつ気持ちの全てを言葉にするのではなく、間や空気感などで心理描写が散りばめられている気がします。
言葉や考えの端と端の狭間というか…その描写が丁寧な作品だと思いました。
精巧なオルゴールのような繊細な作り、という印象です。


個人的にシュクのお母さんはステファンが帰ってこないことをわかっていたような気がします。
それでも「もしかした…

0

ユレカ コミック

黒沢要 

ユレカ=見つけた。

黒沢要先生、水の春以来〜2冊目だけど、イー話書くなぁ、大好きです。。。
ステフの風貌が、ドラキュラらしいドラキュラでカッコよかった。
やっぱり、吸血鬼はこうでなくちゃね。

トーンは白黒調だけど、とても静かな雰囲気で温かい救いのあるストーリーだった。

ステフが人間の家族との交流や、シュクを解放する為に、自らを差し出すシーンを見ると人柄が窺える。
たった一度の誤ちだったんだろな。

0

水の春 コミック

黒沢要 

静かに紡ぎ合う愛の形

ストーリーの流れがとても静かで、落ち着いていますね。
奪い合うことも無く。
押し付け合うことも無く。
ただ各々が出会い〜お互いの中に、相手の存在が大きくなっていく流れが、自然で素敵です。
描き方が上手い!

四ノ宮が、澄を思っていた期間が1年。

春原父が、基を思っていた期間が2年。
こちらの2人は、両片思いだったな。

時間を掛けてゆっくりゆっくり、心の中で温めていたもが形…

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