栗城偲さんのレビュー一覧

ガッシュ文庫10周年記念アニバーサリーBOOK グッズ

とってもライトな番外編集

12作の番外編と、各作品の絵師さんによる1ページ漫画を収録した全サ小冊子。

番外編のほとんどは、5〜7ページと短め(和泉桂さんが9ページ、綺月陣さんが11ページとやや長め)。
全体的にエロ薄で、他愛ない日常を描いた作品が多い印象でした。

■宮緒葵『華は褥に咲き狂う』番外編
戯れに、いつもとは逆の服装をしてみる純皓と光彬。
男装(?)した純皓は凛々しく男前で、
「優しくする……始…

3

忠犬カウンターアタック 小説

栗城偲  アオイ冬子 

幼馴染み&再会の王道

『忠犬カウンターアタック』、『初恋リベンジ』、『再会ミッション』が収録されています。
時系列は、『再会ミッション』→『忠犬カウンターアタック』→『初恋リベンジ』となってます。

大好物の幼馴染み&再会ものということで、あらすじ買い。
内容は、あらすじそのまんまです。
どこまでも、予想の範疇。
でも、それでいい。
王道には、予想を裏切る展開なんて望んでません。
美人受けに年下…

1

てのなるほうへ コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろし小冊子 グッズ

お弁当箱の中に可愛さと優しさが詰まってます

コミコミスタジオ購入特典小冊子。
本編番外編。攻が受の部屋に泊まりに来た、ある朝の日の風景。

視力が回復したことで、料理作りに嵌った受の元に、たびたび現れるようになったトマトに似た妖怪。
そんな彼らにおかずの切れ端などをあげている内に、すっかり懐いてしまったトマトの妖怪が、受のお弁当作りを手伝ったりする様子に攻が嫉妬するという話。
自分だって手伝いくらいできる! とばかりに、朝食のパン…

2

てのなるほうへ 発売記念ペーパー グッズ

あの出来事の裏側

発売記念ペーパー。A4片面刷りです。
本編で受が妖怪のいたずらに遭遇してしまった事件の裏側ネタ。

妖怪達に邪険にされながらも、持ち前の優しさや面倒見の良さで様々な同胞をさりげなく助けていた攻に、次第に自分たちの行いを恥じた妖怪達だが、今更謝ることもできずにもやっとしていたところ、攻が人間に恋をしたという話を聞きつける。
積極的には関わっていないけども、攻には幸せになって欲しいと思っている…

3

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

優しく心あたたまるお話

初読み作家さん。
人外もの大好きなうえに、メインがのっぺらぼうというとんでも設定に興味を引かれて購入。
小椋ムクさんの挿絵のおかげもあって、妖怪のおどろおどろしさとか、そういったものとは無縁なかわいらしい仕上がりになってます。

のっぺらぼう×中途失明者というCPですが、障碍者を題材として扱う場合、結構作家さん側も神経使ってるなというのが文章から透けて見えることが多いのですが、この作品は相…

6

ちょっと並んで歩きませんか 小説

栗城偲  北上れん 

う~ん…

ちるちるさんのBL News『子連れ男の恋 3シングル』の記事を拝見して手に取ってみました。内容はすでに書いてくださってるので感想を。

なんだかしっくりこないな。
というのが読後の感想です。自分が産んだ子を可愛いと思えない、という桜町の元妻の気持ちは分からなくはない。けれど、あんなにあっさり「子供いらない。離婚する」という発想になるかなあ…。子どもがかわいく思えないという感覚は別におかしい…

6

いとを繋いだその先に 小説

栗城偲  伊東七つ生 

糸電話は良かったけれど

糸電話で交流を深めていく二人の焦れったさは良かったですが、それ以外の部分に面白さを感じませんでした。

攻は言うほどコミュ障でもないし、行き倒れた見ず知らずの少年を家に住まわせるって、過去に余程の因縁があるかと思いきやそれもない。クライマックスの、受を取り戻しに行くくだりと言い、全体的にほのかなBLドリームを感じました。

そもそも、お互いにいつ好きになったのか分からなかったなぁ…。

0

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

妖怪の きゅーと な らぶ

妖怪の出てくる話……なんだけれど、
パステルカラーの優しく可愛い表紙の印象そのもの。
おどろどろしさや、怖さはほとんどなくて、
なんとも可愛くちょっぴりだけ切ない、人間と妖怪の物語。

のっぺらぼう(草枕、推定200歳超?)と盲目の青年(巽、21歳)。
共に孤独だった二人が、公園で偶然に知り合い
互いのコンプレックスをを埋めるように惹かれあっていく。


序章とも言える江戸編で…

3

恋に語るに落ちてゆく 小説

栗城偲  樹要 

デリカシーのない攻め

食品会社会長の孫である受けは、企業家を引退して道楽でおでんの屋台をしている祖父に、祖父の恋敵の孫である男の恋を成就させてくれと頼まれる。うまくいったら家を相続させてやると言われ喜んで話に飛びついたが、その男の恋を応援しているうちに、なんだか成就してほしくないような複雑な感情が芽生えてしまい戸惑う。そんなとき、男の片思いの相手に同性の恋人がいることが判明し…。

栗城さん作品は、以前大外れを引い…

6

恋に語るに落ちてゆく 小説

栗城偲  樹要 

素直な坊ちゃん

雑誌で読んでいたのですが、書き下ろしの方を読みたくて買いました。「恋に語るに落ちてゆく」は受視点。あらすじの通り、攻の佐藤さんの恋を応援しているうちに好きになっちゃいけないのに好きになってしまいます。とはいっても、涙が止まらないというようなことはなく、ほのぼの。先の展開も予想できるし、安心して読めました。セレブが出てくる話ってあまり好きではないのですが、霙くんは我がままなところはなく、素直でいい子…

5
PAGE TOP