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56/85(合計:847件)
栗城偲 小椋ムク
雀影
中途失明の薄闇の中で孤独に生きている人間と、二百年生きている孤独な妖怪が結ばれるお話。 坦々と上品で味わい深い作品でした。 人の気持ちは、目が見えなければ見えない事もあるし、目で見えないからこそ見えてくる物もある。 見えない巽と、見せられない草枕。 二人の間にあるのは、言葉と、そして心の動く気配。 巽は視覚以外の、声音で、匂いで、空気の動きと、微かな熱で、草枕を好ましく思い惹かれていきま…
栗城偲 梨とりこ
bonny
ネタバレ
栗城偲さんはおすすめいただいていた別の作品があったのですが、楽しみに取っておいていて、先に読んだこの作品がお初となりました。梨とりこさんのイラストが大好きなのです。 フィジカルなエロもコーフンいたしますが、メタなエロもハァハァ滾るクチなもので、SM、特にMの心理について登場人物に言葉で解説させる体を取ったこのお話はとっても新鮮、かつ勉強になりました。だってだって、恋愛感情って基本SMだと思う…
roseーlily
栗城偲先生の本を読みたくなって、買ってみました。 一言でいえば、設定が面白い! そして、とっても優しいお話でした。 このお話アワードノミネート作だったようで、もっと早くに読むべきでしたね。 読むのがちょっと遅かった…残念だなぁ。 表紙からもわかるように、妖怪たちが出てくるお話です。 非BL本にも人気の妖怪コミックや小説がありますが、私は昔からこの妖怪ものが大好きでして。 小学生の…
香子
小椋ムクさんの表紙に惹かれて買いました。初めて読む作家さんです。文章が読みやすく、展開もさほど無理なく進むので最後まで安心して読めました。 攻めはなんと、妖怪“のっぺらぼう” 人外や妖怪モノは数あれど、メインキャラがのっぺらぼうというのは、私が読んだ中では初めてです。 対する受けは中途失明者のサラリーマン。 彼は職場の人と接するときには、当たり障りなく少し控えめに話すのに、草枕の周りの…
栗城偲 藤たまき
M+M
表題作と短編2つの3作品が収録されています。 「カフェオレ・ランデブー」 表題作。久能(受け)の視点で進みます。 恋人と思っていた笹野が妻帯者だと知るという、最低の誕生日だった久能。ふと目にして入った「純喫茶・東風」で「店長のおすすめ」コーヒーを飲んだ久能は泣いてしまい、目を覚ますとそこは平北(攻め)の部屋で…。年下癒し系のバリスタが、傷ついた年上受けを甘やかすのが心地よい作品でした。 …
栗城偲 麻生ミツ晃
まりーん
付き合って20年の、倦怠期。雰囲気もストーリーも好みでした。 ですが、浮気が2人の間で当たり前になっている事と、結局話し合いをしていない事が気になりました。 せっかくお互いに対する気持ちを再認識したのに自分の中だけで完結してしまっていて、良いも悪いも口に出していないのが(特に攻め)。相手の気持ちを汲んで深く追求しない、言わない事もあるでしょうが、双方気持ちを汲まない、伝えないで不仲になっていた…
栗城偲 北上れん
最近小説は、作家買いばかりで冒険していないなぁ~と思い。 本屋さんの棚から、良さげなタイトルの本を引っ張り出してみまして。 北上れん先生の描く親子の絵に惹かれて、思わず買った一冊です。 表紙の、パパに抱っこされて眠る弥玖(みく)ちゃんが超可愛い! 表紙のまんまですが、シングルファーザーの子育て奮闘記でした。 背表紙のタイトルで手にしたので「並んで歩く」の意味するところは何だろう? …
栗城偲 南月ゆう
1冊丸ごと表題作です。 類家(受け)の視点でストーリーは進んで行きます。 類家は。仕事の相手先ともめたことを理由に、反省しろと父親である社長に命じられて、異動と異動先の上司・二瓶(攻め)との同居をする羽目になります。 二瓶から仕事も家事も指導され、クサった類家は二瓶の弱味を探していたところ、部屋にアダルトグッズがあるのを発見して…という話です。 さらっと読める作品です。 バカ坊だ…
栗城偲 三池ろむこ
ココナッツ
ずいぶん前に購入しておりましたが、ルビー文庫さんなのでなんとなく積まれておりました(酷 しかしやはり栗城さん、相変わらずエロカワ癒し系。 そして三池ろむこさんの描かれる超絶可愛らしいウサギや八尋と、日本男児的なキリッとした舜也の素敵なこと! ストーリーとジャストフィットです。 さらさらと読めるコメディなので、重い話やリアル設定には胸焼け気味な時に読みたいですね。 **********…
栗城偲 アオイ冬子
とととととと
好きで好きでたまらない相手から逃げ出してからの再会モノ。 年下攻めとお酒の話が好きなので読んだのですが、個人的に好きな指舐めシチュがあって嬉しかったです。 全は年下わんこ攻めと見せかけて意外としたたかで計算している部分もあって良いかんじ。芳の、自分の気持ちとの折り合いが微妙につけられてないあたりも読んでいてとにかく萌えました。