ミナヅキアキラさんのレビュー一覧

なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

気づかないふりは難しいです。

横顔のひばり。どこか遠くを見つめる表情。とんでいってしまわないように抱きしめる清澄。手放したくない思いが伝わる表紙です。

高校生のひばりは、写真家の清澄と暮らしています。ひばりの兄は清澄のアシスタントでもあり親友でもあったのですが事故で亡くなります。天涯孤独になってしまったひばりを引き取った清澄は自責の念とひばりへの想いを抱えています。

ひばりが眠ったフリをする清澄にキスをする場面はド…

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なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

もっとじっくり読みたかった。

ひばりは本来、よく鳴く鳥なのに。
「なかないひばり」だなんて。
なんとも切ないタイトルに惹かれて購入しました。

表紙もめちゃくちゃいい。
相反するものだと思うのですが、儚さと、凛とした印象の両方が感じられて、ひばり(受)の性格にぴったり。


亡き兄の親友・清澄(表紙右) × 親友の遺した弟・ひばり(表紙左)
互いに思いを寄せながらも、罪の意識から恋心を伝えられないふたりの物語…

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なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

泣けるし萌えるしたまらない(T-T)(T-T)※ネタバレ含みます

この先生の作品は初めてでしたが、とんでもない作品ですね。
読んでて最初から最後までずっと胸がキュンキュンしておりました。
物語は、家族を失ってしまった"ひば"と、後継人の"すみ"のお話。もうお互いのこの呼び方の時点で可愛すぎる...!
ひばりに対し、家族を奪ってしまった責任を感じ、家族になろうと、自分の気持ちに蓋をし生きようとする清澄。泣けます(T-T…

7

なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

心が痛キュン。何者も介在しない2人だけの世界で。

「心が痛キュン」という、担当編集さんのキャッチがピッタリする。
本編を読んでから、ちるちるのインタビューを読んで。なるほど!と思いました。
ただ、厳密には義兄弟もの、とは言い切れないと思うんだなぁ。
ひばりにとっては、兄はみさごただひとり。そして。澄にとっては、ひばりは親友の弟。
親を早くに亡くして、施設で育ったというひばりたち兄弟にとって。互いに唯一の肉親だったのに。
ある日交通事故で…

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なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

心がじんわり

表紙のせつなげな雰囲気に惹かれて読んでみました。
冒頭の二人のやり取りを見ていると「この二人、一緒に住んでいるけど仲でも悪いの?」と思いながら読み始めました。
でも違うんですね。家族になろうとする澄と、澄のことは特別だけどだからこそ家族にはなりたくないひばり。澄もひばりもみさごさんのこと大切だったんだと思うんです。だからこそ亡くなった原因は自分にあるって思ってしまって負い目を感じるんですよね。…

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なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

ひばりは澄んだ空でなく

初めて読んだミナヅキアキラ先生の作品です。
ミナヅキアキラ先生は絵が丁寧なので読みやすいです。

カメラマン清澄と高校3年生のひばりのお話。

元モデルで新進気鋭の写真家として話題の清澄は、亡くなった親友の弟 ひばりの家族として一緒に暮らしています。
自分が仕事場に呼び出したため、バイク事故を起こし帰らぬ人になった親友 みさご。
清澄はみさごの未来とひばりの家族を奪ってしまった罪の意…

10

なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

ないたよひばり

ミナヅキアキラ先生の久しぶりの新刊です。
発売して秒で購入して読みました。

亡くなった兄の親友(澄)と、親友の遺した弟(ひばり)のお話です。

澄はひばりから兄を奪ったと思っていて、ひばりは澄のことが好きで、
なんだかお互いの感情が複雑だなぁって思ったけどスラスラ読むことが出来ました。
にぃが亡くなった時のひばりの気持ちを考えると胸が苦しくて涙が出てきたのですが
ひばりは澄がいた…

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なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

定番が一番奥深い

ちるちるをチェックしていなければ、また新刊情報を逃していたところでした、危なかったー。

ゆっくりと噛み締めながら、久しぶりの先生の作品を堪能しました。受け攻めの気持ちの距離感を表現する描写がすごくツボで、いつもきゅんとさせられます。今回はもう、気配だけでしょっぱなからうるうるっときてしまいました。

施設で育った兄弟と兄の親友のお話ですが、三角関係ではありません。兄のみさごと清澄(すみ)…

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なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

[家族]と[贖罪]

ミナヅキアキラさんの新刊~ッ!!
復帰を待ってたからすごく嬉しい。゚(゚´∀`゚)゚。

読み終えた後、鳩尾に重いものが残りました。
決して不快な燻りではないのに…なんだろう?この重さ。
上手く言葉に出来ない余韻があります。
精一杯の言葉をかき集めるなら『グッときた!』ってやつですね。

[家族]と[贖罪]に縛られた気持ちが彼らを動けなくし
前にも後ろにも進まない時間が少しシンド…

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なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

王道の良さが生きている

ミナヅキ先生がBLから少し離れる、と仰ったのは何年前でしたかねえ…。
大好きな作家さまでBLを描かれなくなるということに少なからずショックを受けましたが、数年ぶりにBL作品に戻ってきてくださってめっちゃうれしい。

ミナヅキ先生と言うと、若干癖のある絵柄を描かれる作家さまで、ゆえに好みが分かれそうな絵柄ではありましたが(個人的には凄く好きでしたけれども)、すっきりした絵柄になられた気がします…

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