ミナヅキアキラさんのレビュー一覧

スモーキーネクター コミック

ミナヅキアキラ 

カッコよくて、可愛い。

作家買い。
ミナヅキさんてすごく独特な世界観を放つ作品を描かれる作家さんだと常々思っていますが、今作品もBLという枠で括ってしまうのはもったいない感じがします。

少年漫画のような?って言えばいいかな。
絵柄。
キャラ。
ストーリー。

甘々では決してない。ないのだけれど、そこに確かにある信頼関係とか、友情とか愛情とか、そういったものが滲み出てくる感じ。

ということでレビュー…

17

なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

なかないは「泣けない」だった

5年ぶりのBL新刊。
複数の読書サイトで評判が凄く高いので、気になって購読。
以前の絵は顎がしゃくれて尖った顔で、好きとは言えなかったけど、
絵が丸みを帯びて、太目の白黒の墨絵タッチではなく、少し柔らかい印象の絵に変わっていました。
多分描画の変化は、「メサイア ―CODE EDGE―」からだと思う。
「シャープかつセンシュアルな独特のペンタッチとモノクロワークで、切なく胸にしみる物語を…

4

めくるめくハイライト コミック

ミナヅキアキラ 

え〜〜んもっと読みたいよ〜〜〜!

あ、キモいタイトルですよね。すみません…

表題作「めくるめくハイライト」が面白過ぎて…もっともっと読みたいです。完璧な上司の、体が大きいことやネコなのを気にしてるいじらしく地味な裏の顔。それに夢中になっていじめちゃう平社員野島。この野島くんの台詞が自己ツッコミを含め本当に面白くて、二人のキャラが本当に魅力的で。
「なんだか声も低かったし」
(それは俺渾身の攻め声だから)
野島視点では気…

1

なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

泣きたくなるほど美しい

〖DMM電子書籍〗
修正 : がっつり濃霧
カバー折り返し : 著者コメント
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
カバーデザイン : 円と球さん
電子限定特典 : なし
備考 :
ひと言 : 画力が素晴らしくて惚れ惚れする。

〖紙媒体〗
未読

3

なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

こんなお兄ちゃん忘れられないよね

 今は亡き人間の、親友と弟の物語。3人ともすごく思いやりに溢れた性格で、みさごが今は生きていないことが悲しいけれど、終始温かい気持ちで読める作品でした。最初、ひばりは控えめな感じの少年なのかなと思っていたので、序盤から清澄の寝ている間に結構積極的なことをしていたのにはびっくり。意外と行動力があるというか、芯の強い男子なんですよね。

 2人とも最期にみさごにとった言動をすごく後悔していて、そこ…

2

のぼせるからだ コミック

ミナヅキアキラ 

画面を黒く染める書家

まず表紙をめくって次に出てくるカラー絵!
椅子に座ってうたた寝の和服草羽さんが美しすぎます。

書家とパン屋さん、専門的な表現は特にされていないのですが佇まいや存在感がしっかりしていて、設定がお話に溶け合っていたのがすごく良かったです。
内心臆病でがっかりされたくない佳永と、自信家で動じずグイグイ迫る草羽の組合せもすごく良い…

作品全体は黒とトーンを抑えた白っぽい画面なのですが、そこ…

2

めくるめくハイライト コミック

ミナヅキアキラ 

魅力が詰まった1冊

『なかないひばり』に続いて読んだミナズキアキラ先生の作品です。

こちらは、表題作の他に同時収録作品があります。
1『めくるめくハイライト』『溺れて 背伸び』
2『おもいで話は秘密』
3『まよってあいして。』
4『自慢のきみ』

『めくるめくハイライト』
会社員の野島 遥介と専務の甲斐谷 迪のお話。

ゲイの野島くんは日々穏やかに過ごしたいので仕事も恋も冒険はしません。
で…

1

知らぬは おまえばかり コミック

ミナヅキアキラ 

切なくて泣きました

初めての作家さんでした。表題作は短かったけど良かったです。
大学のサークルの飲み会で酒の勢いで関係を持った芳川と和有希。社会人になってもその関係は続くが、だんたんつらくなっていく和有希。
和有希の気持ちが切なく、心に染みました。
それゆえに、最後の展開には驚き、感動しました。
最後は程よい甘さで、癒されました。何度も読み返してます。

0

なかないひばり コミック

ミナヅキアキラ 

こんなに綺麗な拗れBLならいくらでも読める

施設育ちの高校生ひばり。唯一の肉親だった兄を事故で亡くし、兄の親友、清澄が親代わり兄代わりとなって早数年。本当はずっと彼に片想いをしている。だけどこの気持ちを伝える資格なんてなくて……。

拗れてます。

逆説的ですが、こういう拗れ系の話って、この拗れをどう解消していくのか一点にのみ注目していけばよいので、バラエティ色の強い作品よりも読みやすいことが多いです。
特に本作は拗れシリアスの中…

5

待ち合わせは額装店で コミック

ミナヅキアキラ 

額装の裏に閉じ込められていたもの

理想の愛は「小鳥のような純愛」だそうです。猟で鳥をしとめるなら雌を先に撃つと、雌の傍を離れない雄も同時にしとめることが出来ると言われていて、オシドリ夫婦もそんな意味の言葉。
このお話のチカさんは、小鳥のような純愛をしていた人みたい。恋人を失ったあと、ずっと蹲って動けなかった人。物語の真の主人公は死んだチカの恋人、真人。取り巻く人達が回想する形で展開する綺麗な恋物語でした。

▼人物
真人:…

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