梨とりこさんのレビュー一覧

裏を返せば…! 小説

栗城偲  梨とりこ 

好きなんだけど

栗城さんの作品は名前買いしてしまいます。
どの作品も私的にほぼハズレが無いので安心して買えます。
このドM本郷…本物のSMは知らないのですが何となくMの生々しさを感じます。知らないけど。

作品としては好きなのですが、この2人はカップルとしてはどうなのだろう?
このS役を望まれる南雲さんはドM熟練者の本郷さんに応えられるんだろうか?
応えるにしても相当知らない世界の扉を開かないと無理っ…

0

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

あんまりすっきりしない・・・

いつもの一穂先生らしくない、あっさりさっぱりした作品です。
正直、読んでもあまり心に残りませんでした。
サクサク読めたのですが、その分、色々なものが通り抜けてしまったように感じます。

そしてあまり攻めが魅力的じゃなかった。
これが痛い。
一穂先生の書くキャラはクズでもどこか憎めないのですが、今回の攻めは何がしたいのかよく分からない感じのキャラでした。

やはり先生の作品はもっとテ…

5

濡れ男 小説

中原一也  梨とりこ 

強いて言うなら、方言受の魅力v

雨に濡れるいい男……こんなシチュエーション、いいなv
……と思って読み始めた本作ですが、
ちょっと私の期待したのとは違ったかなと。

表題作の『濡れ男』は、攻の岸尾視点で話が進むのですが、
いやいやいや!そうじゃないだろう!と突っ込みまくり!
恋する男は、賢い准教授先生でもこんなものかと!w
とにかく嫉妬に目の眩む先生の意地悪に、健気に耐える楢崎!
両片思いは分かっていたのですが、…

2

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

ご縁ですね

確かに運命ではありませんでした。ご縁ですかね。

マッチングアプリが澄の100万人に一人の運命の相手と指名したのが同じ会社の男性の楡。

最初から楡は好意的でしたね。澄もどんどん楡を意識しちゃって。

そしてある日突然の別れ。
まさかの種明かし。ひねってますね!

それでも、運命ではありません
元カノ登場に澄が心を乱されるお話でしたね。
どんどん澄が卑屈というか負のループには…

5

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

オモチャみたいなマーブルチョコクッキーが食べたくなった

一穂さんの文章は季節や風景描写が良くて、主人公や登場人物達が見たり感じている空気感というものが読み手に伝わってきます。今回も雨や樹々の緑などが主人公の感情に沿って効果的に使われてたのがさすがだと思いました。主人公の澄は名前通りの人物、でも聖人君子みたいなのではなく、正直で少女漫画が好きで、ちょいロマンチストだけど普通の感覚を持った人でした。その澄が人生初めてお付き合いをして、だんだんと絆されていっ…

6

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

満月の下、やっとたどり着いた幸せ

最後の一線を越えないながらも、ほぼ恋人という微妙な距離を保っていた山田と路彦。ヤクザが自分の生きる道と思い定めていた山田ですが、路彦が組の仕事に巻き込まれたことで、気持ちが大きく揺らぎ始めます。
東京の組に移った山田が仕えたのは、組長の息子で、仕手師を囲ってスマートに莫大な金を稼ぐ惣一。頭が良くヤクザ然としない惣一に山田は心酔していましたが、かたぎの路彦を巻き込まないでほしいと頼んでも聞き入れて…

4

月に笑う 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

成長する路彦、気持ちにふたをする山田

下巻、未読です。

裕福な家に育ちながら、中学ではいじめられているひ弱な秀才・加納路彦。ある夜、いじめっ子の命令で学校に忍び込んだときに、同級生の女子生徒の自殺を目撃してしまいます。いじめられていた女子生徒。やりきれない思いを抱えながらも自身はいじめグループに逆らえず、公園で暴行されます。そのとき路彦を助けたのが、若いチンピラ・山田信二。その後も山田は路彦の周辺に現れるようになり、路彦は山田か…

3

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

AIがマッチング

作家買いです
一穂先生の作品は自分がもっとピュアだったら世界観に浸れるのかも
って思ってある意味うちのめされてしまうってのもあるのですが

この作品はテンポよく読むことができました

AI…ITだって四苦八苦なのにい…

マッチングアプリ会社に勤める入社二年目の澄は自社のに登録していたら
ある日社長に呼び出されて、「百万分にひとり」レベルの相性の相手が見つかったと
同じ会社のA…

7

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

受けの属性は「善良受け」で

これって、一穂カラーともいえる善良受け作品の中でも、かなり究極な善良受けだった。
いや、だって、いくらマッチングアプリのAIが選んだ確率百万分の一の運命の相手だからって、同性の先輩社員に引き合わされて無碍にしきれないって、御影くん善良さにも程があるだろうよって話です。
でも、その善良な御影が、右往左往しながらもちゃんと相手のことを考えて、自分の感情にも向き合って生きている所がいいのよ。
で、…

9

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

攻めの魅力がさっぱりわからない





表題作+SS「それでも、運命ではありません」どちらも受け視点

婚活アプリの会社で広報を担当する御影澄(受け)は夢見がちで少女漫画が大好きなJKのような恋愛を夢見ています。
ある日いきなり社長に呼び出されて、運命レベルのマッチング相手が見つかった
と言われ、紹介されたのがAI開発責任者・門脇楡(攻め)。
驚き拒否る澄は、結局言いくるめられお試しでということで付き合うことに…

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