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16/61(合計:607件)
木原音瀬 梨とりこ
ririn
内容やあらすじは他の方が書かれているので。 この作品は究極の愛を模索する小説だなと思いました。 痛みの中で、怒りの中で、苦しさの中で、本物の愛を見つける。 それは決して綺麗でも温かくもないけど、ひたすらまっすぐな愛。 そんなものいらないよ、と思う。 でも、手に入れずにはいられない哀しさ。 ままならない愛に捉われた時、人はどうなってしまうのか・・・。 そんな愛に捉われた人た…
あかるぽん
ネタバレ
最後まで読んで思ったのは、わたしだったら惣一さんをアメリカに行かせてあげたかったな。 もう周りの目とか気にしないで、嘉藤のことも捨てて好きに生きて欲しかったな。 でも、本当に惣一が求めていたのはラストのような嘉藤と自分だけの生活だったっていうのもなんとなくわかるんです。 そこにたどり着くまでに、自分で身体を変えたり、薬で頭の中も変えられたり…。そのまんまの惣一を愛してあげてよ!って思って…
ポッチ
『灰の月』の下巻。 木原作品は容赦なく痛い展開のものは多いですが、そんな木原作品の中でも群を抜いて、痛く、そして切ない作品かと思います。 「ヤクザ」という世界がバックボーンになっているために、殺し、暴力、レイプが当たり前のように登場します。女性との絡みを彷彿とさせる描写も少なくありません。 この作品は、読み手を選びます。 が、個人的に心を鷲掴みにされました。 紛れもなく、…
theory
でもどうしても不憫でならない...。ここまで傷ついてぼろぼろにならなきゃならないのか?と思ってしまって。他の方も書かれているが、やっぱり覚悟が足りなかった...。唯一無二、BL界の極北。木原音瀬さんの作品で何度こんな思いをしているのか!!でも新刊がでたら懲りずにまた手を出してしまうのだろうな...。うぅ、好きです。ショックが抜けきらないので大変申し訳ないけど評価は中立で。
べにや
最後の畳み掛ける怒濤の展開にただただ戦々恐々としました。 公式のあらすじを読んで、本編の「月に笑う」や「美しいこと」みたいな物語と思っていましたが…いや、なんか違う。あらすじは何一つ間違ったこと書いてないのに、あれ?おかしいぞ? なんの心の準備もせず読んだら、大火傷をしました。 久しぶりにしんどかったです。色んな意味で。 綺月さんの「背徳のマリア」を思い出しました。 物語…
ゆーちん24
放心状態です。 途中まではまさかこんな結末が待っているなんて思いもせず、読了した今、暗い海の底にいるかのようなこの感情に戸惑っています。 私は上巻でこの作品について、 『心が弱っているときには絶対に読めない』と言いましたが、下巻はそんなのの比じゃない。 万全の精神状態で読みはじめても確実に心が破壊されると思います。 上巻で、嘉藤への執着と男狂いの醜態を晒し、父親である本橋組組長に…
かわいくね
痛い…けど、夢中で最後まで読んじゃいました! 2人の気持ちの動きをずっと追ってるのに、アレコレと起こる事件もハラハラ楽しくてその度に2人に変化が起きる…全く飽きずに最後まで凄いスピードで読破しました! 下巻後半…ページを捲って2行の嘉藤の気持ちに、私の色々な思いが溢れてきて泣けました… 書き下ろしでは…納得なんだけども…もっと…もっと2人を読ませて欲しい…って思っちゃいました(泣)
甘食
主人公たちの周りで人がたくさん死にます。ヤクザものだから仕方ないとはいえ、えげつなくて読んでるとだんだん鬱になってきます。良くも悪くも商業向きでないというか読者を選ぶ作品です。 上巻から惣一のある変化にはあっと驚かされます。そうきたかーって感じ。嘉藤は相変わらず惣一をなかなか好きになってくれなくて…でも最後は惣一の願いは叶ったと言えるのかな。代償は大きかったけど。 バッドエンドではない…
M+M
宣伝文句というかあらすじに「その後の幸せな書き下ろしショート」とあって期待していたのですが、予想の斜め上を行く本当に最終章っていう内容でした。幸せ…これも幸せの形のひとつでもありますが、木原先生の幸せってハードルが高い…。 個人的なパワーワードはあとがきの「あまりにも愛がない」。 まぁほんと嘉藤(攻)は惣一(受)に愛がないです。嘉藤の視点で進むのですが、とにかく惣一が不憫でたまりません。で…
fandesu
人を選ぶ作品だと思います。 全くもって個人的な見解ですが『FRAGILE』や『WELL』がダメだった方はきっとダメなんじゃないかと思います。 とにかく痛い。身近な人がバンバン死ぬし。 でも『痛さ(心理的な痛さの方が大きい)』に耐性があり『ありのままの自分を愛して欲しい』という登場人物がほぼ不可能と思える恋愛を成就させるお話が好きな方は、いけるんじゃないかと思いました。 上巻で『男だから…