梨とりこさんのレビュー一覧

灰の月 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

心を鷲掴まれる

[月に笑う]のスピンオフと知らずに読み始めました。
ヤクザもので寡黙で従順な部下とビッチな二代目。

なんだかちょっと肩書きは違うけど、鳥のタイトルの大人気BL漫画作品と似てる?と読み始めたけど、もっと手強かった。困った坊ちゃんに手を焼く部下のお話でした。
二代目特有のワガママ傍若無人ぶりで全然受けに対しては感情移入出来ず、この困った人はどうなるの?って思いしかなかった。
ゲイとして覚醒…

0

渇仰 新装版 小説

宮緒葵  梨とりこ 

伝説のワンコ攻め

攻めの達幸はサイコパスな異常者で変態、他の作家さんの作品に出てきたら間違いなく悪役なのですが、読んでいくうちになぜか「人間の振りした犬」に見えてきます。そして常識的に考えると、受けの明良は異常犯罪の被害者なのですが、途中から「最高の飼い主」に見えてきます。
最初は「ヤバイ!頭おかしい!」と思って読んでいても、途中から倫理観が麻痺してきて、忠犬とその飼い主の至高の愛の物語のような気がしなくもなくな…

1

渇欲 小説

宮緒葵  梨とりこ 

ツッコミどころ満載ですが面白い

伝説のワンコ攻め×最高の飼い主兼以上犯罪の被害者。
渇仰の番外編、攻めの達幸の家族の話の掘り下げなので、この話だけだと何がなんやらという感じでしたね。渇仰を先に読むことをお勧めします。

キャッチコピーの「あーちゃんが怖いモノ、全部俺がやっつけるから」に対して「1番怖いのはアンタだよ!」と誰もがツッコミを入れたくなる作品でした。

達幸の家族のゲスっぷりがかなりヒドイのですが、本人が異常…

4

灰の月 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

読んでて辛いけど、ページをめくる手が止まらなかった。

ヤクザのボディーガード×ヤクザの組長。
私が初めて読んだ木原音瀬作品がこちらです。こんなに凄まじい作家さんがいるなんてと衝撃を受けました。
猟奇的で救いのない展開が続き、メンタルボロボロ。
金曜日の夜中に読み始めて、ショックで二晩眠れずほぼ三日起きてました。土曜日は布団から出られず、ご飯が喉を通らず、それでもこの作品の中毒性に負けて、何度も読み返しました。
平日に読んだら仕事が手につかなか…

0

渇欲 小説

宮緒葵  梨とりこ 

サイコパスバブ攻めの最高峰

すごく面白いです!!

この攻めに勝てるサイコパスバブ攻めをご存知の方がいらしたら、ぜひ教えて欲しい…
今年度作中でお会いした攻めの中ではぶっちぎりの優勝です。

悪意も悪気もないサイコパスバブ攻め+ワンコ攻めの要素を足すと化学反応が起きるので期待して読んでください!!※混ぜるな危険

期待を裏切らない事間違いなしです。とてもオススメです!!

2

渇欲 小説

宮緒葵  梨とりこ 

これはコメディ?

達幸が明良に執着する愛し方が尋常ではなくて、余りにも凄いので笑ってしまう。
あの攻めっぷりに耐える明良は華奢なはずだけど、凄く丈夫な人。
体格比でいうなら、セントバーナードに愛されたチワワ。
チワワが体当たりされて組み敷かれ、もみくちゃに舐められる。

単話でも楽しめる、とあとがきに有ったけど、
時系列から考えたら、「渇仰 新装版」と「渇欲」 併せて一気読みが良いと思う。

①渇仰…

2

渇仰 新装版 小説

宮緒葵  梨とりこ 

2012年発刊の新装版 面白かった

2012年発刊の「渇仰」「渇命」の合本+書き下ろしショートストーリー付。
姐さんがたが高く評価しているので、電子版で読了。
宮緒先生の作品には、スパダリの執着愛が多いけれど、これもそう。「犬攻め」。

達幸の病的な執着、強依存に縛られて苦しむ明良の心情変化、
ネグレクトされたトラウマを持つ達幸。
犬っぷりに振り回される明良、犬の調教が上手くいかず、シリアスなテーマなのに爆笑。凄く面白か…

2

「渇仰 新装版」「渇欲」コミコミスタジオ2冊同時購入特典SS小冊子「犬番付」 グッズ

是非とも手に入れて下さい!

「渇仰 新装版」と「渇欲」にハマった方には、まだコミコミさんにあるうちに手に入れて頂きたいです。

宮緒葵先生のブログやTwitterを追いかけていなかった私には初めて目にするお話ばかりでした。
しかも、エロが殆ど無いので私が好むお話ばかりです。

何でタイトルが「犬番付」なのだと思っていたら、今は亡き明良の愛犬のタツ視点のお話も入っていたからでした。まさかタツがあんな事を思っていたなん…

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「渇欲」出版社ペーパー「白衣と犬とジェラシーと」 グッズ

飼い主として進化してた

こちらは「渇仰 新装版」に付いてきた出版社ペーパー「白衣と犬とキャンパスと」に続く作品となってました。タイトルが「白衣と犬とジェラシーと」になってるので、いったい誰にジェラシーを感じるのかと謎でした。

でも、読んでみると納得というかクスッと笑ってしまいました。

相変わらず達幸の明良に関する野生の感も素晴らしいですが、明良も飼い主としてかなり進化しているのが伺えました。

本編のレビ…

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渇欲 小説

宮緒葵  梨とりこ 

同人誌で読んでました!

凄く懐かしかったです。同人誌を集めて夢中で読んでいたので、こうして一冊にまとめていただくととてもありがたいです。

時系列的には「渇仰」と「渇命」の間の話で、達幸の異母弟の達也が絡んで来るお話になってます。

この達也が達幸と明良にどう関わって来るとか、達幸を捨てた父親がどんな行動に出るのかは薄っすらと記憶にあったのですが、細かい点は覚えてなかったんです。

達幸が明良の犬なので犬がど…

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