葛西リカコさんのレビュー一覧

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

洋物・貴族・身分差・ファンタジー好きにおすすめ

 あらすじを読み、受のカイが女奴隷にされるということで、いかように手ひどく扱われるのか楽しみにしていましたがいい意味で裏切られました。なんといっても攻のエルヴァンが紳士っぷりがまぶしいのなんの。

 敵国の奴隷だからといって人権を無視するのでなく、きちんと人間として尊重してくれることにカイも読者の自分も戸惑いっぱなしでした。どういう意図なのか?何か裏があるのではないのか?あとでとんでもない仕打…

2

神獣の褥 小説

秋山みち花  葛西リカコ 

もっと受けに外見以外の魅力が欲しい

初出が同人誌と聞いて納得しました
詰んでた小説を少しずつ読み始めていました、確か数年前初めの1小節で断念してそのままにしていた模様
商業レベルでこれは、、、久々に衝撃を受けました(あまり良くない意味で)
肯定的な部分を最後にしか語ってないので苦手な方はスルーして下さい
ちなみに実父親と実兄2人のレイプあります
私はぶっちゃけレイプ描写萌えるものもあるのでおおいに結構だったのですが(レイプ…

6

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

心ならずも暴力男の心情を理解してしまった

前作『夜明けには優しいキスを』
を読んだあと、加瀬のような最低な酷い男が主役のスピンオフ作品があると知っても読みたいとは思えませんでした。
あの加瀬ですよ、暴力男ですよ。
それがどう転んで更生できるのか、そして萌が見つけられるのか疑問でした。
でも、凪良さんの作品だしいつか気が向いたら読もうリストに入れてありました。

一番に思ったのは、前作での最低男は実はとても寂しがりやで大切な人に…

4

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

世にも奇妙な物語

亡き恩師への仄かな恋心を何年たっても忘れられず恩師の死と共に生きる気力をなくしているピアノ教師。
恩師の甥でピアノ教師に密かに恋する年下の好青年。
そんな二人が、不思議な経験を通して心が通じ合うまで。

都市伝説的に話題になっている死んだ人に会える場所『天国ホテル』が舞台です。

春希の恩師 月彦への想いは恋というより父親への愛情だと思います。
つまりファザコン。
けれど、両親の離…

1

好きにならなくてもいい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

裏で動く登場人物が気になる

登場人物は美形ぞろいで華やかなんですが、ストーリーは静かな・・・と言う表現が似合うと思います。
誰が見ても目を引く美人の大和と、同じく目を引くハンサムの田宮。
大和の叔父のギャラリーで出会った二人は互いに人を本気で好きになったことがない、恋愛にのめり込んだ事がないと知り、不感症かもしれないと訴える大和をとりなして、お試しのお付き合いが始まります。

恋愛に本気にならないとお互いわかっている…

6

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

両親と兄の仇に惹かれるまで

小国の第二王子だったカイ(受け)は、母国が大国に攻め滅ぼされる時に父王たちから女性の格好をさせられ逃がされた。しかし敵国の皇子エルヴァンに捕らえられ、女装していたため亡き姉姫アイラとしてエルヴァンの後宮へ入ることに。両親や兄を殺した憎き相手。しかし伽を強要せず、穏やかにカイを気遣うエルヴァンに徐々に惹かれていくカイだったが…。


まず相手は両親と兄を殺した人物で、自分は女だと思われていると…

4

妖精は花蜜に濡れ 小説

鴇六連  葛西リカコ 

世界観はバツグンだけど、説明が足りない

背中に退化した羽を持つ妖精ラフェリとして産まれたイール(受け)は、ある夜不思議な人間と出会う。キャバレーで歌手をして、父である蝙蝠王に身を売らされているイールを「俺だけのラフェリにする」という男。その男・ヴェルレイン(攻め)は、イールを独占できる権利をとんでもない金額で落札し…。


妖精・ラフェリの設定が、胸糞悪いんだけど面白かった。蝙蝠王という異形が、攫ってきた人間の女性に産ませた存在で…

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

ちょっとネタバレ有りかも

この「美しい彼」はちるちるのレビューを見て、買いました。とっっっっても素敵でした。面白かったです…。

受けの清居の「きも。」「うざ。」が私個人的に萌えました。清居がなかなか素直になれないところも可愛かったです。

そして攻めの平良のキモさ。清居を神として崇め奉り、自分が尼になって一生そばに居たい、清居はキングで…みたいなアイタタな攻めですが、こいつに翻弄されてしまう受けとの化学変化がたま…

14

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

痛い。お互いに。

清居かわいいです。「きも。」の中に平良のことが大好きって感じが溢れてます。(たぶん)
そして気持ちを全部声に出さないように頑張るところがまたいいです。
前半はずっと平良目線で話が進み、清居の一挙一動に翻弄される平良が哀れに思えてくるのですが、清居目線の後編(なのかな?)を読むと認識が一変します。
清居の素直じゃない性格はともかく、平良も十分自分勝手だよね、という…
読み終わった後、もう一度…

4

Chara創刊20周年記念展 図録 Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION コミック

  楢崎壮太  二宮悦巳  日高ショーコ  秀良子  穂波ゆきね  円之屋穂積  三島一彦  みずかねりょう  水名瀬雅良  山田ユギ  やまねあやの  雪舟薫  TONO  高階佑  今市子  円陣闇丸  エンゾウ  笠井あゆみ  葛西リカコ  禾田みちる  夏乃あゆみ  木下けい子  草間さかえ  左京亜也  高城リョウ  高久尚子  yoco 

思わず購入してしまったぐらい素敵な作品の数々・・・

原画展の後期に訪れました。
会場は思っていたよりもコンパクトでしたが、幸い人数がまばらな時間帯だったのか、じっくりゆっくり何度も眺めることができました。

図録の販売があることは知っていたのですが、当初買う予定は全くなかったんです。
でも、作品を眺めている内に、これは家でもじっくり眺めたい!!!!という気持ちが一気に強まって購入しました。
展示作品と未展示作品が収録されているとの事で、前…

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