葛西リカコさんのレビュー一覧

好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

「本当のことを言いなさい」とグルグルしました

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきあり。

大変評判の高い本作。期待して読み始めたのですが、残念ながら私には合いませんでした。受けも攻めも、キャラクターは好きなのです。だから、ある部分にこだわってしまう自分が嫌っ!素直に浸りたいのに、どうして出来ないのかなぁ。

笙くんは、昼はモッサい会社員として過ごしていますが、夜はセイという通り名で遊びまくる生活を続けています。とてもモテるのだけれど、…

3
非BL作品

宮廷神官物語 一 非BL 小説

榎田ユウリ  葛西リカコ 

王道アジアンファンタジー

榎田先生の非BL。2007年角川ビーンズ文庫で刊行されたものを加筆・修正したものとのことで、加筆修正前のものを未読のため比較できませんが、とにかく面白かった。ビーンズの購買層並みの精神年齢なんだろうか?とちょっと自分的には釈然としない気持ちがありますが、とにかく面白かったのでその?という気持ちは99%吹っ飛びました。なんちゃってアジアンファンタジー好きな方にはとてもオススメしたいです。やはり榎田先…

5

淫竜婚姻譚 ~蜜蘭は乱れ咲く~ 小説

鳥谷しず  葛西リカコ 

確かに淫竜だ!

とんだ淫竜将軍だ!その通りでした。
あらすじは紹介されてますので感想を。

最初は難しい漢字の地名や役職名や人名ばかりで理解できるか心配でしたがなんとか読み終えられました。

途中までは琳家の密偵の仕事の成果が上がらず焦る雪蘭や、琳家の人達と親しくなり密偵の立場に罪悪感を感じて苦しむ雪蘭が読んでて辛かったです。半分まではそんな感じで読むのがなかなか進みませんでした。

皇弟に襲われた…

2

閉じ込める男 小説

秀香穂里  葛西リカコ 

怖いくらい甘い愛情

秀香穂里先生お得意の?執着系!楽しみ!と手に取りましたが、あらすじにある「狂気を孕む束縛愛」というよりも、私にはもっともっと優しい愛情が感じられましたよ。
というのも、主人公2人は小さな頃から同じ施設育ちの孤独な境遇で、ずっとずっとお互いで支えあって生きてきたのです。
短絡的にただ「かわいそう…」という感想を抱くのには罪悪感もあるけど、小さなハルのさびしい心を思うと胸が張り裂けそう。そんなハル…

0

あなたは僕のマスコット 小説

鳩村衣杏  葛西リカコ 

やっぱり一反木綿(爆)

なんでこの本が家にあるのかさっぱり思い出せないまま朝読み始め、最初は「なんかノらないなあ」と思っていたのに会社最寄り駅着くころには、降りるのがちょっと惜しくなったぐらい、面白かったです。BL的要素ではなくお仕事部分にツボったので、ぐっとこらえて萌2です。(神にしたいー)

冒頭は、スーツ金髪美形のフィンランド人が受けの勤務先である常盤出版を訪問してくるところから。出会うなり、「栗生坂忍ちゃんだー」…

0

光の神子は自由に生きる 小説

ばじーなまきぶろ  葛西リカコ 

ドツボでした。

ビッチ受けが好きなので購入しました。
純粋に色々なイケメンとのセックスを楽しむ受けが最高でした。
「ビッチ」と銘打たれて売り出されている本には、特定の相手とのセックスが大好き!や嫌なのに気持ちいいことに流されて〜というようなお話が多い気がします。もちろんそれも良いとは思うのですが、真性ビッチで、自分からぐいぐい手を出すような受けが好きな私にとって、このお話の受けは理想的でした。受けの性格的にお…

5

Chocolat bunko After Story collection vol.2 グッズ

番外編13作品

ショコラ文庫の番外編13作品です。アフターストーリーというだけあり、全体的に甘いです。

洸 『運び屋恋愛事情』より「運び屋恋愛ルール」
訓練をしたがる恭吾に、小野寺が、満員電車の痴漢への対応を教えてくれることになります。

浅見茉莉 『子供には秘密。』より「飲み過ぎ注意」
タカトが准を連れて遊園地に遊びに行きます。そこで話を聞いてという話。ビールじゃない(笑)

石原ひな子 『狼…

1

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

被害者であり加害者であり関係者

評価の高さから手に取ってみました。
ミステリ好きな事もあって、とても楽しめました。

小説を読んだ時に抱く感想は「面白かった」「感動した」「泣けた」などがありますが、
このシリーズを読み終わった後には「楽しかった」と「悔しかった」という感想も抱きました。
「楽しかった」という部分は、犯人が誰か、と推理する所です。
人の死を扱う内容で「楽しかった」という感想は不謹慎だと思うのですが、

2

孤独な犬たち 小説

愁堂れな  葛西リカコ 

いつもの愁堂れな劇場

電子書籍を購入。
挿し絵あり、あとがきあり。

いつもの、愁堂れな劇場。
二時間ドラマ。
安定の満足感。

強いて言えば、
今回はヒネリが少なく、話が見え見えだったかな。
あと、攻めがどの段階で受けを好きになったのか、わかりにくかったです。
関わりの深かったお兄ちゃんではなく、ほとんど接点のない受けに惹かれた理由が薄かったような。。。
もう少し、何かエピーソードがあったら良か…

3

欲情螺旋 小説

水戸泉  葛西リカコ 

DNAレベルの執着愛

22世紀、遺伝子工学が基幹産業となった日本が舞台。

・Art派:遺伝子改良派(多数派)
※例:20代にしか見えない40代、平均寿命140歳、どんな怪我も病気も治る

・Natur派:遺伝子操作をしない従来の人間。

やべぇ…遺伝子工学とか近未来とか何か小難しい内容なんですけど…と思っていたら100ページ辺りから怒涛のエロ。
普段はお上品そうな登場人物たちが、途端に伏せ字多用な淫語…

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