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榎田ユウリ 葛西リカコ
碧雲
旧タイトル 渇きの王都は雨を待つ 日照りと水不足が起きている都。 オバカな天青は、市場で拉致されてしまいます。慧眼児を発動しない普段の天青は、ただの世間知らずの子供。 皇子が問う、慈悲についての問答。困っている人が居たらどうする? 少しではなく、持てる全てを譲るのだ。・・と語る帝王学。 民有ってこその国、国王あっての民ではない、という皇子の考えに、血統主義に染まり切った王族が皇子と天…
冤罪に貶められて処刑された側室の無実を証明する慧眼児の話。 慧眼児が発現するには、依り代の心身が安定しなければ、封印されたも同じ状態で、慧眼児が出てくることが出来ない。 --- 感想 「魚住君シリーズ」も好きな著作でしたが、「宮廷神官シリーズ」も根底のテーマが素晴らしい。分かりやすく「君民統治の理想形」を読者に考えて欲しいと投げかけているテーマで、天青が理想論を挙げています 「支配す…
セール時に購入して、なんだ韓国ものか(ガックリ)、と1頁読んだまま積読していた本を、BLに飽きたので、診察の待ち時間に気まぐれに読みだしたら、意外に面白いので(*_*;。びっくりしたよー。 新旧2種類の電子版があるけれど、著者の呟きを読んで、新版を購入したんですが、イラストは、旧版の方が可愛らしい。 --- --- 榎田ユウリ @edayuuri ところで宮廷神官物語シリーズ、ビーン…
高遠琉加 葛西リカコ
かん衛門
ネタバレ
閉ざされたホテルに集う死者と、迷い込んだ生者。 読んでいて景色が浮かび、ピアノの音まで想像できて、映像作品を見ているようでした。 あらすじから、そうは言ってもどうせ生きてる人間の方を選ぶんでしょ、と高をくくって読み始めたのですが、作中どんどんダークな雰囲気になっていき、春希にとって亡き月彦がどんなに大きい存在だったかを知ると、もう春希は康を選ばないのでは・・・とはらはらしてしまいました。さ…
凪良ゆう 葛西リカコ
美しい彼シリーズの3作品目。 続編が前作を上回る傑作になっていく、そんなシリーズです。失速しないのが本当に凄い。巻を重ねるごとに清居も平良も共に成長し、キャラクターが走り出す。本当にすごい作品だし、すごいキャラクターに出会ってしまった、もうそれしか言えないです。 一番心動かされたのが、終盤の平良が叫ぶシーン。泣きました。自分でもびっくりするくらい泣いてしまいました。 どんな状況に追い込ま…
砂原糖子 葛西リカコ
ジリジリと苦しみながら読みました。 1巻から読んで2巻までは、過去の真文の説明です。 出口が見えない構成なので、まどろっこしくなって、もう読むのを止めようかと積読に。想い直して続きの2巻の半分からやっと3巻まで読了。 ・・・この作品は1-3の三冊で一つの作品、1-2は3巻の為の説明。3巻で謎が解き明かされる。 だから3巻一緒に全部読まないと意味がつながらない構成になっている作品です。 や…
Secrett
三冊で完結している続刊ものですが、私は1巻目が一番好きです。 本当にただの気まぐれでちるちるを開いて、気まぐれで小説のランキングを覗き、この作品の2巻目が目に入り、あらすじを読んだ途端に柄にもなく衝動的に全巻買ってしまいました。全てはこの一冊に出会うためだったのではないかとか思ってしまうほど、気まぐれの積み重ねで購入に至りました(笑)。 読み始めるとグイグイと話に引き込まれ、砂原先…
もこ
再び記憶を失った受、マスターからの拒絶に傷ついて 行きついた先。 なんでそんなところに・・と思ったらなるほどなお話でした。 久遠さんにも新しい恋人をお願いしたいわ。 なんやかんやこの人も可愛そうな人なんだなと思ってしまった。 失った過去を取り戻せないまでも 知りたいと辿る回ですね。 失ってしまったものと、失っていなかったもの。 失ってなお繰り返すもの。 どんなに突き放しても一…
視点と時代がだいぶさかのぼって マスターの過去。 不愛想でクール。色でたとえれば黒。 そんなマスターとはうってかわっての金髪やさぐれ少年w キラキラの金髪は現在と印象が真逆。 そんな彼の前に現れたのは、家の隣に引っ越してきたばかりの わかかりし受。 自ら仲良くなろうと思ったわけではない。 ぐいぐいぐいぐい来られるうちに心を許し、 淡い恋心を抱くようになる。 男同士でなんて些細な…
記憶喪失ものです。 3冊あるのわかってたので読み始める腰がおもかったのですが 読み始めたらいっきに読んでしまいました。 最近涙腺ゆるゆるすぎて困ってます( ノД`)シクシク… さて、視点は受。 出会って、結ばれて、幸せ絶頂期に記憶喪失 っていうのが大概のパターンなのですが 主人公が最初から記憶喪失なところからのスタート。 ふらっと入った喫茶店がすごく好き。 コーヒーが好み。 …