葛西リカコさんのレビュー一覧

ダブル・バインド外伝 アウトフェイス 小説

英田サキ  葛西リカコ 

そのままでいてね羽鳥~

人気シリーズの外伝、新藤と忍偏で、忍が愛人候補をしている時のお話で、
忍の新藤への溢れるばかりの強い思いが感じられる作品でしたね。
忍の一途で純粋、かと思えば意地っ張りでこうと決めたら絶対にやり貫く姿、
子供だったり大人だったり、普通の相手では忍の相手なんて出来ないだろうと思うけど、
相手が新藤だからの忍の行動なんだとも思えるのです。

忍が18才で新藤の愛人になるまでを描いた前編と、…

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ダブル・バインド外伝 アウトフェイス 小説

英田サキ  葛西リカコ 

薔薇と荊と葉鳥忍。

英田サキ先生の面白い!シリーズのうちの一つ、『ダブル・バインド』。
主役は刑事の上條×クリニカルサイコロジストの瀬名なのだが、
個人的には(という人多いよね?)途中から脇役だった葉鳥忍に持って行かれて読んだ。
今回、その葉鳥が主人公の外伝、待ってましたっ!という新刊。

そう厚くない本に、二編が入っている。
瀬名の従兄(その実腹違いの兄)でヤクザの三代目の新藤が、まだ10代だった葉鳥を…

8

ダブル・バインド外伝 アウトフェイス 小説

英田サキ  葛西リカコ 

拝啓、葉鳥忍さま

ダブル・バインドで貴方の新藤一途のその気持ちを知り、
愛する人の為にとてつもない行動力で、自らのチカラで核心に迫っていくその迅速さ。
スレンダーなボディなのに、強くたくましく、そしてしなやかなミノコナシ。
健気なのに女々しくなく、素晴らしい男前を発揮しながらも
でしゃばらず、常に愛する人を念頭においた愛あふれる心持ち。
猫のようなのに、犬のような、その魅力にすっかりまいりました。
今回…

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ダブル・バインド外伝 アウトフェイス 小説

英田サキ  葛西リカコ 

いやですよ、忍さんたら(笑)

ついにです、ダブルバインド進藤×羽鳥メインのお話出ました〜
というか一冊丸ごと忍ちゃん祭り!! どこを開いてもいろんな忍が見られます。
本編ではサブキャラ?だった忍の人気ぶり、スゴイですね!
この容姿で、このハチャメチャキャラで、床上手で(笑)、でも一途に健気に進藤を思っていてって、最強の受けキャラじゃないですか!?
いつの間にかダブルバインド一のキャラに成長しましたね。

今回は小説…

10

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

前作、覚えてなかった

前作というか、スピン元というか、「夜明けには~」の内容はほとんど忘却の彼方だったんですが、全く問題ない。
この1冊だけでも、十分。
「夜明けには~」の感想を見返すと、加瀬を何とかして欲しい、加瀬の続きが読みたいって。
すっかり忘れていたけれど、待望の1冊だった訳で、
加瀬の物語は、とても幸せな結末を迎えて、
作者様に感謝です。

この本、他の方も言っていたけど、葛西さんのイラストがす…

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お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

表紙

暗いです。重いです。

でもなぜかほっこりしますね。

印象に残ってるのは4人で海に行ったとき阿木が砂浜掘って足埋めながらのぬくいぬくい(笑)
それを真似した加瀬(笑)
なんだかダラ~とした絵が浮かびました。
そういう感じなのが結構あってなのか確かに暗いし重いんですが真っ暗な感じはしませんでした。
本当表紙のイラストのグレーみたいなお話しちょっと明るいんですね。

本編では阿木…

5

「愛のマタドール」ご購入特典・書き下ろしペーパー グッズ

受け様エプロン萌えするの巻?

本編後の二人の甘い一コマショートですね。
傲慢なのに甘い攻め様、萌え萌えしちゃいます、それに受け様が無自覚で
攻め様を挑発してるのも、愛されている弊害なのかと思ってしまう。
イケメンは何を着ても何をしてても様になるって内容で、受け様の為にパエリアを
作ってる、それもエプロン付けて、受け様は密かに闘牛士としての攻め様との
ギャップに、萌え萌えしているんです。
そして攻め様が差し出してくれ…

3

「愛のマタドール」ご購入特典・書き下ろしペーパー グッズ

マントをエプロンに、ムレータを鍋に持ち替えたマタドール♪

本編後の甘い後日談。
イケメンマタドールは、その持ち物をキッチン用品に変えても様になるようでw
そんな彼を感心しながら見つめているのは、まともに料理ができない颯也です。
しかし、サングリアを作るそんな愛する人の指先に、昨晩の官能の場面が蘇ってしまう。
赤ワインにまみれながらのエッチってーーー!!
すっかりユベールは颯也に執着をしているようで、
外面はストイックを装っているくせに、颯也に…

4

愛のマタドール 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

愛とは生への執着となる

闘牛士×神父。
う~ん、、これも華藤さん作品の鉄板職業ですが、まさかの組み合わせ!
常に死と隣り合わせの闘牛士と、人の生き死にに寄り添う神父だなんて因縁すぎる関係で、ワクワクしておりました。
スペインの、その状況描写がいつもの如く目の前に浮かびます。
ジリジリと暑い太陽に乾いた風、アンダルシアの大地に広がるヒマワリ畑。
セビーリャの柑橘の匂い。
そしてなにより、闘牛士が牡牛と対峙するそ…

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愛のマタドール 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

無自覚で愛を希う死神に取り付かれ攻め様

闘牛好きの作者が贈る、熱狂的な闘牛の世界と、生と死、過去と未来、そんな感情が
この1冊に詰まっているような作品だったように感じます。
作者の闘牛ものと言えば、新しいところで、今年の初めに発売された作品も思い出す。
既刊の「神に弄ばれた恋」も闘牛のお話で、ムービックから発売になっているので
まるっきり別物なのですが、今回の作品には実はその時の主役のサタナスもちらっと
出ているのですよ。

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