葛西リカコさんのレビュー一覧

ふたりの悪魔 小説

犬飼のの  葛西リカコ 

人と悪魔とその・・

犬飼さんの新刊でてたのねww
てなわけで、早速読ませていただきました。
今回はなんと3人のトライアングルもの。
しかも何だ?獣人?悪魔?なんともファンタスティックなお話であります。
現代日本が設定っていうのはなんか犬飼さんの作品にしては珍しいかなという印象をもうけましたがおいといて。
お話、
唐突に出会った大きな犬。それはイマ日本にいるはずのない狼だった。
カスミは、なにを隠そう大の…

4

ふたりの悪魔 小説

犬飼のの  葛西リカコ 

はたして三人の行く末は?続編希望です。

端的に言いますと面白かったです。ただ『中立』にするか『萌』にするかすご~く悩みました。
文章量も申し分なく、人物たちの過去や現在に至る話などの設定も文句なく面白かったです。しかし、受の果純がイマイチ好きになれなかった。
何故好きになれなかったかというと、あまりにも優柔不断だったから。
しかし、この優柔不断さがこの三角形を築く上ではとても欠かせない物にも思えるし、全否定はできないんです。
だ…

3

夜へと急ぐ二人 小説

水原とほる  葛西リカコ 

あったかい水原作品。


とにかく受けの翠がまっすぐで健気で頑張り屋で、気持ちのイイ奴でした。
なんと言うか…、若いんだけど考え方がもうしっかりとした大人なんですよね。

とにかく、母親を大切に思う気持ちや行動に、涙が出そうになるんです。
本当はいつ病気が悪化するか、先立たれるか、不安で仕方ないんだけど、母親の前ではそんな顔は絶対見せないし、なにより翠の覚悟自体が全然悲観的じゃなくて前向きなんです。
とにかく…

7

ふたりの悪魔 小説

犬飼のの  葛西リカコ 

今どきは悪魔もロハスw

葛西リカコさんの美麗表紙に釣られてフラフラ~♪
実は犬養ののさん初読みで、そんなに期待していなかったんですが、その分読んだら結構面白い!
ポヤヤ~ンとした御坊ちゃま気質の優しい主人公に、
色々現代で生きるには苦労している魔族達、そしてまた彼等が人間臭くて、というか人間であることにこだわってその生き方を捨てられないという部分、
このトライアングルも微妙なモノがあり、帯の通り「どちらかなんて選…

4

ダブル・バインド(2) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

結構引っ張るのね~w

やはり長編ですかねこの作品。
読後感は表現しづらい。。。視点が上條と葉鳥でちょいちょい変わることもあり、そのせいかコレっていうインパクトがないので、一本筋の通ったすっきり感はない気がします。
謎が多いことも要因ですが。
事件もまだ真相は謎に包まれ、いろいろ持ち越しです。
恋愛方面は進展ありですが、ラブとはまだ遠い感じ。

今巻は、わりと葉鳥の心情が印象的でした。
生意気、強気なやんち…

2

ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

一冊まるまる序章

大好きな英田先生の新シリーズ。やっと読了!!
大好きゆえに期待値が高くて…愛ゆえに辛口かも。

とにかく登場人物が多く、状況を把握するのに時間がかかりました。
続きものではありますが、一冊の本としてはストーリー展開にもう少しアクセントが欲しかった!BLとしても、も少しラブ度が欲しい~~。
あと主人公のインパクトがもう少し欲しい~。←わがままだなw
神と萌の境界線を考えるとき、どれだけ世…

2

夜へと急ぐ二人 小説

水原とほる  葛西リカコ 

意外にあっさり風味

水原作品といえば執着攻めとか耐える受けのイメージだったのが、最近すごく変わってきましたよね。
ポジティブな感じで、割と困難な設定があるにも関わらずうまくきれいにまとまるというか。
あとがきを読んで納得しました。
何でも「純愛」がキーワードだとか。
これが純愛かと言われるとどうなのかな?と思いますが、受けも攻めも色んな過去を背負いながらも真っ直ぐに明るい道を生きている。
そして、真っ向から…

5

ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

残念なキャラが一人もいない!

作品紹介を見て、愛する合田雄一郎
(高村薫さんの小説、合田シリーズの主人公)と
上條の属性が一致しまくってたので読みました。
読んでみたら、更に一致するところがあって、
まず、そのことにすんごいウハウハしました!
例:捜査一課の刑事、父親も警察官、
父親は高2の時に死亡、バツイチ等・・・

でも、性格はぜんぜん違いました(笑)。
上條はおもしろくて性格良い人です。

シリーズ…

3

ダブル・バインド(2) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

ちゃんと進展してます。が…

猟奇的殺人事件が連続猟奇殺人事件だったお話の続編。
事件の進展もぼちぼちなら、恋の進展もぼちぼちでした。

攻めの二人は比較的わかりやすい性格なのですが、
受け君たちが揃ってややこしい性格のため
なかなかすんなりとはいかないようす。

とりわけ瀬名のキャラクターがわたしにはまだつかめず、
イラストと表現される行動や仕草が重ならなくて
何回も読み直しています。(そこで泣く?とか)

1

彼に棲む獣 小説

神楽日夏  葛西リカコ 

運命で全ておさめてもいいのかな?

昨年の作品で『神と契る』という作品があり、あれは体が人間で、魂が神様というファンタジーでありましたが、これもまたある種実体のない獣の血、という部分の不思議なファンタジー。
この作家さん幾分、お話の温度が低いのですが、登場人物が美しい、という設定はお約束なんでしょうか?
結末は意外にもあっさりとして、う~ん、、と首をかしげなくもないものではありまして、二人が運命の相手という結論付けだけであるなら…

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