樋口美沙緒さんのレビュー一覧

ヴァンパイアは食わず嫌い 下 コミック

樋口美沙緒  夏乃あゆみ 

湊の危機一髪

何もかも面倒くさい吸血鬼と、家族のために一生懸命頑張っている湊との、年齢差400歳のラブストーリーです。

上巻で、エルにさらわれた湊。エルに気に入られた湊は、契約のために抱かれそうになります。仮契約の段階で、アンリが助けに来ます。アンリは、叔父に仮契約を解除してもらうために、今までは参加しなかったサロンに参加して、他の薔薇も探すと約束するのです。そして、湊を手放します。

湊に対して文句…

3

ヴァンパイアは食わず嫌い 上 コミック

樋口美沙緒  夏乃あゆみ 

俺様吸血鬼

何もかも面倒くさい吸血鬼と、家族のために一生懸命頑張っている湊との、年齢差400歳のラブストーリーです。

ある日、好条件なバイトの募集を見付けた湊は、面接で不思議な二人に出会います。吸血鬼の主人アンリとお使いコウモリのヒナです。バイトの募集は、ヒナがアンリのために薔薇を探していたのです。薔薇とは、普通の人間よりも吸血鬼を元気にできる血を持つ人間のことで、湊がそうでした。

湊のことを平凡…

6

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

望の成長に感無量

途中までは正直、望の余りのダメんずっぷりにイライラしました。これって所謂DV被害者の共依存よね、なんて思いながら読んでいましたが、後半の望の感情の変化にぐいぐい引き込まれました。
心の内にある寂しさの穴、求めるばかりで周囲から既に与えられていた愛情に気づいていなかったこと、家族との関係の修復。様々な過程を経て成長してゆく望が後半になるにつれどんどん愛おしく思えました。
王道BL的な『ずっと幼馴…

2

愛の巣へ落ちろ!extra 小説

樋口美沙緒 

本編よりも好き

何度も読み返していた同人誌です。そして、毎回泣いていました。
翼と澄也の愛情が、たっぷりつまった1冊です。

婚約して結婚して、そして子供ができて…という普通の日常の中で積み重ねた絆が、いろいろな場面で書かれています。
そんな中でも、一番気に入っているのは、「足音は、まだ少し先」のお話です。

息子の翔がお友達が持っている玩具を欲しがります。でも、クリスマスでも誕生日でもないので、翼は…

5

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

圧倒的世界観

元々ちるちるで初めて見つけて手に取った作品なのですが、虫と融合した人間の世界という設定に興味がわきました。レビューも評価も高いですが設定が設定なだけに自分に合うかな?と思っていたところ見事ドンピシャで面白かったです。
特に澄也の初登場場面の存在感が凄くて、ハイクラスの中でもトップに君臨しているという感じがしました。虫設定ならではの個種ごとの特性、毒だったりが楽しめて本当に凄い作品だなと思います。…

7

愛の蜜に酔え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

健気受!きゅんきゅんきます!!

シリーズはこの作品が初読みです。でもきちんと世界観に入れたので、単品でも大丈夫だと思います。
健気受、六青みつみさんの作品とか好きな人ならハマると思いますよ。
話は王道なんですけど、設定が新しいのと流れがうまいので飽きずに読めます。
追い詰められる受けに感情移入しまくって胸が締め付けられる思いでした。
読む前は正直、虫の擬人化って…と思っていた自分を叱りたいです。身分の差に毒、媚薬、共生の…

9

花嫁と神々の宴 狗神の花嫁 (2) 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

新婚旅行→夫婦喧嘩

千年以上生きてるわりに精神年齢が二十歳の若者と同レベルな狗神様を愛でるシリーズ第二弾!

前巻に比べて笑い所が少なかったので萌え評価にしました。

波乱の嫁入りから半年(人間界の4年)、狗神と比呂は毎日えっちを欠かさないラブラブ夫婦になっていた。幸せな日々の中、狗神の過保護ぶりに不安を覚える比呂は、狗神の支えとなる家族を増やすため、狗神の元眷属を捜し始める。手始めに八百万の神々が集う宴に参…

2

愛の裁きを受けろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

デレた攻に萌える

擬人化昆虫シリーズ第3弾です。
今回は1作目でものっそ嫌な男だったタランチュラと、家畜化された唯一の虫であるカイコガのお話です。
自分一人では生きることも出来ないくらい身体の弱い郁は、口をきくことが出来ず、すぐに熱を出すし転けただけでも歩けなくなってしまうこともあるくらい、とにかく弱い種です。
そんな子をうっかり好きになってしまう攻、という構図。

一途にずっと陶也のことを大好きだった郁…

10

愛の蜜に酔え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

アイタタタ、痛い!

私いつも思うんですよ、BLの攻に。
とりあえずお前、人の話をまずちゃんと聞けって。

今回もご多分に漏れず、そんな人の話をまったく聞かない攻と、分かって貰えないけど健気なの、な受の王道少女漫画的展開一直線の擬人化昆虫シリーズ続編です。
前回カップルの澄也なんかも脇で登場しててニヤニヤ。
王道って一歩間違ったら安っぽくなってしまうのに、しっかり肉付けされてるとこんなに安心して楽しく読めるの…

8

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

受がダメ

どうしよう、全然萌えない。
デビュー作からずっと購入してる作家さんですが、ここ最近の3冊とも全部苦手路線で、えいやっと思い切って手を出したらやはりのドボン。

どれをとっても、ネガループ。
そのくせ鈍感で変な勘違いとかして、ずれた方へ誤解する。
このすれ違い方が、白々しいというか鼻についてダメでした。
養い親の人格が飛んでて感情移入出来なかったり、なんでそこでそうなるかなぁ、といちいち…

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