樋口美沙緒さんのレビュー一覧

わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

樋口先生らしい作品ではあるが

上巻にあたる『わたしにください』がしんどすぎて、下巻である今巻は購入後なかなか読むことができなかった。

複雑に絡んでしまった森尾と路の関係が、今巻で解れ、幸せになる姿が読みたい。

その一心で、手に取りました。

DKという、青く、若く、未熟な彼らの成長物語。
今作品を一言で言うならば、そんな言葉になるのだと思います。

路を傷つけてしまったことに、深く後悔し、思い悩む森尾の姿…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

うーん…私には許せない

受けがひたすら可哀想な上巻は「まあ、BLってこういうジャンルあるよね」とまだ思えたんですが、下巻で攻めが受けをレイプした時よりもっと前に別の後輩にもゲスすぎる事をしていた事が判りドン引きしました。

ネタバレになっちゃうんですが、攻めが16歳の時他の学校の14歳の小柄な少年を弄んでヤリ捨てて(面倒くさくてあんまりよくなかった、の暴言つき)高校で再会しても身長伸びてたから気付きませんでした、むし…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

合わなかった

樋口先生好きなんですけど、今回は合わなかったです…いかにも切ない!を全面に押し出した溺愛執着攻めが苦手なのもあると思いますが。

攻めは受けをレイプしてしまった自分自身を許せなくて苦しむんですが、流石に拗らせすぎ…って思ってしまって感情移入できなかったです。
あと高校生から社会人の後半の流れ?が結構雑に感じました。
ただ、ラストの受けの「意気地なし!」には笑ってしまいました笑
よくぞ言っ…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

どうか森尾が願ったとおり、優しく路を愛し続けられますように

勝手にですが、前巻で一番痛い部分は乗り越えたと思っていました。
何なら、後は巻き返しだけ~♪くらいの浮かれた気分でいたんですよね。
そしたら、想定外に今作もしんどくて「何でなのおおおおっ!」と悶絶する羽目になりましたよ。
もうこれ、あまりに切ないし何より哀しすぎる・・・!
ある意味、前作よりしんどい内容ですよ。

ただ、人を許す事。許される事。そして、愛する事。

もがき苦しみなが…

9

わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

やきもきしました


とっても素敵なレビューがあるのでライトに書かせて頂きます。

樋口先生大好きな読者です。
また、電子版は読んだことがありません。
以上を踏まえた上でお読みください!!

前作からの続きなので、やっといちゃいちゃが見れるかな!とワクワクしていたのですが、思いっきりドロップキックを喰らいました。

私が感じたテーマは”許す”
過去の過ちは誰が許すのか。
被害者か。もしくは加害者…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

こんな悲しい両想いがあるだろうか…。

「わたしにください」続編。
色んな感情が溢れ取り留めのない文章ですみません。

なんて悲しい両想いなんだろう、と思いました。

私は前作を読んで、2人のすれ違いはスタートで躓いてしまっただけ、誤解を正せばすれ違いも修正できるとライトに捉えていました。けれど森尾の罪意識はそんなもんじゃなかった。こんなに長く強く自分を責め続ける攻めを初めて見たかもしれません。

痛々しささえ感じるほどの…

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わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

ふるきよき

正直な評価ですと、内容が昔っぽいなとおもいました。そこがいいんですけど今風の本が好きな方だと違和感覚えるとおもいます。
路くんが最初と最後で性格がガラリと変わったり普通にありえないことされてるのに嫌に受け止めるのが早かったりご都合的なテンポで話が進むのに主人公補正がかからない痛い展開が続いたりするのですが痛い痛いと思いながらも読んじゃいますね笑
私は昔の痛い展開が好きなので良かったです!攻め視…

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わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

違い過ぎるが故に起こるすれ違いにジレジレ

今回は顔が良く運動ができ成績も悪くないクラスの中心的生徒と
クラスメイトから名前で呼ばれない学級委員長の生徒のお話です。

受様が攻様に組み敷かれた事を発端に2人の関係が変わっていく本編に
それぞれの視点による後日談短編を収録。

受様は生来視力が弱く体力もないことから運動も苦手で地味な生徒です。
クラスでは雑用係の代名詞のクラス委員長をしていますが、誰もが受様
を名前ではなく「…

4

わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

足りない子どもたち

暴力やレイプを肯定するわけではなく、ただ、可哀想で不幸で優しい受けがたまらなく好きな人間には刺さりすぎる話でした。

一番最初に怒りにまかせて受けをレイプした攻めが、途中から受けを好きになってまるでヒーローのようになるのですが、本当は昔から好きだったとか、最初にレイプした時から好きだったとかじゃなく、レイプは本当にただのレイプでしかなく(愛情があったとしてもレイプはレイプですが)、あとあと好き…

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パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

愛について考える。

子供の頃、礼は母から「初めに愛すると決めるの。たとえ何も返ってこなくても」と、エドは祖父ファブリスから「本当に愛する者が出来たら、出来るだけ早く手放して、遠ざけるように」と言われる。
子供の頃、聞いた言葉は心に残りやすいし、二人も影響を受けていたのか、礼はエドを好きになり、エドは礼を遠ざけようとする。身分の差もあり仲はこじれにこじれた。
エドが礼に言った「お前だけが俺の弱さを愛してくれたな」は…

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