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樋口美沙緒 yoco
ぷれぱーる
ネタバレ
読み終わったあとの感情は、怒りです。 弱い受けと弱すぎる攻め。 私の大嫌いな組み合わせ…… それなのに、先が気になって仕方がない。 樋口先生の素晴らしい表現力と文章力、キャラ作りの上手さに脱帽です。 母の愛を一身に受けて育ったレイ。 母が亡き後、引き取られたのはイギリスの貴族でーー…というお話。 そこで出会ったレイの甥で孤高の王様・エドに陶酔していくのですが、エドは男色です。 …
甘食
パブリック…シリーズは私は本シリーズよりこちらのキャラクター達のお話の方が好きです。攻め受け同級生だし良家のおぼっちゃま達のお話とはいえ高校生っぽい青春を感じられるからです。 前作の自分レビューで貶しまくってた攻めの双子であるアルビーは真人間として成長し、かなりいい奴になってました。そんな短期間で人って変わるかな?とひねくれた目で見ないこともないけど。寮の監督生代表という自分の能力以上の地位…
正直、前作のラストが気に入ってる方は読まなくてもいい作品かもしれません。 幸せな余韻を打ち破る辛すぎる展開に胸が苦しくて、 この作品の萌えはどこにあるのかと心が折れそうでした…… スタンの母親に対するトラウマは根深かったのです。 治っていない傷口に被せた瘡蓋ーーそれがケイト。 現実から目を逸らして、ケイトとの〝それなりの幸せ〟を望むスタン。 そんなスタンに、母親と共に失った音楽(バ…
なんとなく避けていたパブリックスクールシリーズ。 いざ読んでみたら面白くて面白くて、あっという間に引き込まれてしまいました。 しかーし、読む順番を間違えて、先にスピンオフを読んでしまった((;゚Д゚))) なんか思ってたのと違う?と違和感はあったものの、あとがきを読んでやっと気が付きました。 こちらの主人公たちは新刊も出ているようなので、とりあえず次はそちらを読みたいと思います^^; …
彌生
あらすじなどは他のレビュアー様が丁寧に説明してくださってるので省きます。 樋口先生の攻様はいつも傲慢で自分勝手で自己中なキャラが多いですが、今回スタンはまぁすごい。途中読みながら心の中で何度ぶん殴った事でしょうか。 ケイトも健気に全てを受け入れる……かと思いきや、途中でわりと開き直って読者の代わりにスタンを叩いてくれたりしてるので、よしいいぞ!ケイト!もっとやれ!みたいな気分になりました。 …
南十字明日菜 樋口美沙緒
chikakumaco
『絶滅に瀕した人類は、より強い生命力を持つ節足動物と意図的に融合をはかった…。』 というトンデモ世界観の設定。ホント昨今のBLは何でもアリですね。 どうやって繁殖するんだ?と思いきや、そこはふわっと『融合』なんて言葉を使っている。 そして一口に節足動物と言ってもエビカニなんぞは入っておらず、昆虫類に限る。 生徒会長はヘラクレスオオカブト。美人なヒメスズメバチ。そして主人公は身体も弱くて小さ…
みざき
前作で大好きなキャラクターだったメンベラーズ。 卒業してしまい、本編に登場はするもののリーストンに居ないのがなんだか寂しかったので、彼視点のお話が読めるのがとても嬉しい。 まるっとメンベラーズ視点ですので、彼がお好きな方にはぜひ入手して頂きたい… 舞台は本編終了後、イースター休暇を迎えたメンベラーズが桂人を誘ってデートをするお話。 スタンがメニューイン国際コンクールに出場する事になり、…
作中にクラシック楽曲が登場するからか、小説を読んでいるのに、頭の中でシーン毎にBGMとして音楽が流れて来るような不思議な感覚になりました。 登場楽曲のどれもが登場人物達の心情を表現しているようにも感じられる部分があったりもして。 樋口先生はそこまで考えられて楽曲を選んだのでしょうか。 今作も濃厚な人間ドラマが丁寧に描かれた素晴らしい作品でした。 読後にカバーや口絵を見返すと、yoco先生の…
Ruuuuuuu
大好きなシリーズの大好きなふたりのお話で、ずっっっと続刊待ってました!!いっきに読んでしまいました。このふたりの話を読める幸せの、なんたることか。 内容はどちらかというとスタンとケイトのそれぞれの苦悩や葛藤シーンが多く、読んでいるこちらも心を砕きながら見守ることしかできないけれど、それでもふたりは絶対に乗り越えるから大丈夫と信じて読み進められる。 本当に本当に大好きです。続きもよろしくお願いし…
この2人の続編が出るとの事で、文庫版を再読。 こんなに分厚かったかな、と驚きました。 そういえば単行本版は2段組だったかも。 何度読んでも息が詰まりそうな閉塞感が漂う作品です。 樋口先生の作品は「愛について」考えさせられるテーマが多くありますが、パブリックスクールシリーズには特に「愛」という言葉がついてまわっていますね。 正直、英国人×アジア系・辛い過去・差別意識・健気だけれど慈愛に…