樋口美沙緒さんのレビュー一覧

パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

不器用なヴァイオリニストたち

「パブリックスクール ―ツバメと殉教者―」の続きで、まだ17歳のころのお話。ちょっと長いなと感じましたが、無事スタンが自分の音楽と愛情を取り戻せたことに安堵したので萌2にしました。本編450Pほど+あとがき。

七年生になったスタンと桂人。仲良く過ごしていましたが、スタンが夜うなされていたり、「それなりにずっと幸せだ」と言ったりする様子に引っかかっています。ある日ブルーネル寮の代表が急遽変更と…

10

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

愛のカタチは人それぞれ

愛とは何か?ここを深く考えさせられました。
紆余曲折あり、別れを経て日本で結ばれた二人。
強く愛すればその愛は相手に届く事を証明してくれました。

でも、これってそういう話なんだっけ?
どんなに愛しても報われない愛もあるって話じゃなかったっけ?
もちろん、ハッピーエンドは嬉しいのですが、何故かモヤモヤする思いを抑えられません……

レイに何も言わずに心の中で思い続け、自分勝手な嫉妬…

3

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メンベラース!!!!!

なんとメンベラーズ視点のSSでした!本編では攻めも受けもちょっとイラっとしてしまったのですが、このSSでは桂人の奥ゆかしい思慮深いところ、可愛いところが分かりやすくて、「うーんメンベラーズにしとけば良かったんじゃないの?」と萌え萌えしました。

以下好きだったところ

メンベラーズの「桂人可愛がりたい病」がモノローグ形式で語られているのが良いです!「この世界で一番可愛がりたい相手」やら「ス…

3

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

攻めにも受けにも憤る

読み終わったあとの感情は、怒りです。
弱い受けと弱すぎる攻め。
私の大嫌いな組み合わせ……
それなのに、先が気になって仕方がない。
樋口先生の素晴らしい表現力と文章力、キャラ作りの上手さに脱帽です。

母の愛を一身に受けて育ったレイ。
母が亡き後、引き取られたのはイギリスの貴族でーー…というお話。
そこで出会ったレイの甥で孤高の王様・エドに陶酔していくのですが、エドは男色です。

2

パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

こちらのキャラ達の方が好き

パブリック…シリーズは私は本シリーズよりこちらのキャラクター達のお話の方が好きです。攻め受け同級生だし良家のおぼっちゃま達のお話とはいえ高校生っぽい青春を感じられるからです。

前作の自分レビューで貶しまくってた攻めの双子であるアルビーは真人間として成長し、かなりいい奴になってました。そんな短期間で人って変わるかな?とひねくれた目で見ないこともないけど。寮の監督生代表という自分の能力以上の地位…

11

パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

読まなくていい……でも……。

正直、前作のラストが気に入ってる方は読まなくてもいい作品かもしれません。
幸せな余韻を打ち破る辛すぎる展開に胸が苦しくて、
この作品の萌えはどこにあるのかと心が折れそうでした……

スタンの母親に対するトラウマは根深かったのです。
治っていない傷口に被せた瘡蓋ーーそれがケイト。
現実から目を逸らして、ケイトとの〝それなりの幸せ〟を望むスタン。
そんなスタンに、母親と共に失った音楽(バ…

18

パブリックスクール ―ツバメと殉教者― 小説

樋口美沙緒  yoco 

感動以外の言葉が出ない

なんとなく避けていたパブリックスクールシリーズ。
いざ読んでみたら面白くて面白くて、あっという間に引き込まれてしまいました。

しかーし、読む順番を間違えて、先にスピンオフを読んでしまった((;゚Д゚)))
なんか思ってたのと違う?と違和感はあったものの、あとがきを読んでやっと気が付きました。
こちらの主人公たちは新刊も出ているようなので、とりあえず次はそちらを読みたいと思います^^;

7

パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

肝っ玉母さんケイト

あらすじなどは他のレビュアー様が丁寧に説明してくださってるので省きます。
樋口先生の攻様はいつも傲慢で自分勝手で自己中なキャラが多いですが、今回スタンはまぁすごい。途中読みながら心の中で何度ぶん殴った事でしょうか。
ケイトも健気に全てを受け入れる……かと思いきや、途中でわりと開き直って読者の代わりにスタンを叩いてくれたりしてるので、よしいいぞ!ケイト!もっとやれ!みたいな気分になりました。

14

愛の巣へ落ちろ! 1 コミック

南十字明日菜  樋口美沙緒 

自分の人生を生き切る。それはきっと。言葉にするより難しいこと。

『絶滅に瀕した人類は、より強い生命力を持つ節足動物と意図的に融合をはかった…。』
というトンデモ世界観の設定。ホント昨今のBLは何でもアリですね。
どうやって繁殖するんだ?と思いきや、そこはふわっと『融合』なんて言葉を使っている。
そして一口に節足動物と言ってもエビカニなんぞは入っておらず、昆虫類に限る。
生徒会長はヘラクレスオオカブト。美人なヒメスズメバチ。そして主人公は身体も弱くて小さ…

4

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ある穏やかな日

前作で大好きなキャラクターだったメンベラーズ。
卒業してしまい、本編に登場はするもののリーストンに居ないのがなんだか寂しかったので、彼視点のお話が読めるのがとても嬉しい。
まるっとメンベラーズ視点ですので、彼がお好きな方にはぜひ入手して頂きたい…

舞台は本編終了後、イースター休暇を迎えたメンベラーズが桂人を誘ってデートをするお話。
スタンがメニューイン国際コンクールに出場する事になり、…

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