樋口美沙緒さんのレビュー一覧

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

志波のソレはすでにアレなのでは

『愛の本能に従え!』の大和と歩が大好きな一方で、志波と黄辺は正直あんまり萌えないかなーって思ってたんですが、ところがどっこい読み始めたら止まらず一気に読んで今2周目に入ってます。
黄辺の健気さ、愛することが幸せの精神に、見返りを求めまくってる私の打算にまみれた心がノックダウンです。

電子版で読んだんですが、電子限定SS『朝の終わり、日は真南』ってやっぱ電子限定なんですよね!?
紙書籍にも…

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パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

続編あるのかな

前巻からの推しキャラであるメンべラーズが相変わらず暗躍してました。ただ最早"彼の寮生"ではないので、やや放置気味。

正直に前作のまとまり方が好きだったなぁと思ってしまう。今回どうも桂人が説教くさいんですよね。選ばれた才ある者の人生を導くにはそら説法も必要でしょうが、凡庸な自分は"それなりの幸せ"もいいもんじゃあないかと思ってしまう。スタン程の天才に出会…

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パブリックスクール ―ツバメと殉教者― 小説

樋口美沙緒  yoco 

嗚呼、寮代表

面白くて一気読みしました。スピン元の「パブリックスクール」のときもそうだったな〜と思いつつ、そちらよりずっと好きな作品でした。礼がやや苦手である一方、桂人はかなり好きなタイプで。「愛」の捉え方も桂人のアプローチの方が好きです。

スタンやアルバートがもつ弱さも凄くいい。完璧な人間ではないけれど、その脆さを支え合う双子の兄弟に美しさを見出さないわけがないです。終盤の、幼児返りしたように可愛いアル…

1

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

冒頭を引きずってしまう

冒頭の展開を引きずってしまって、ずっとお話に入り込むことができませんでした。
攻がはっきりしない性格であることがこんなに苦手だとは自分でも思っていませんでした、、、、
その後の展開もとにかくしんどい。エンディングもなんだかすっきりしませんでした。

4

愛の巣へ落ちろ! 2 コミック

南十字明日菜  樋口美沙緒 

澄也先輩は、生きていることを知ってほしかった人。

体の弱い翼には、過酷な仕打ちがこれでもかと待ち受ける第ニ巻!
うう。辛すぎる。辛すぎるよ!
心配する両親の反対を押し切って入学したのに。ロウクラスである、というだけで部活動にも入れず。澄也先輩のお手付きというので、嫉妬した学生達から疎まれ、レイプされたり。
しかも、「攻め」って大体こういう時ギリギリ救ってくれると思ってるのに。澄也先輩はギリギリ間に合わない‼︎ 間に合ってくれない。挿入だけは…

5

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

愛って難しい

虫シリーズが好きで既刊は全て読んでいたため、ワクワクで読み始めました!

虫シリーズを知らない方でも世界観が掴めればこの作品単体でも十分楽しめるかと思います。

今までの作品はハイクラスとロウクラスのお話でしたが、今回はハイクラスの大人同士のお話。

以下ネタバレあり

他の方のレビューにもありますが、お話の前半部分では志波の感情が読み難いです。
世捨て人みたいな空気感があったり…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

新ジャンル:【報われ】を提唱したい一冊


「わたしにください」続巻です。
路が変われたことに嬉しくなったり、二人のすれ違いで悲しくなったり…まるで感情のジェットコースターでした。

さすが樋口美沙緒先生だな…と思ったのは、二人の感情が大人になりきれいない高校生そのものが表現されているところ。
互いを想い合っているのに、すれ違ってしまう。
思春期ならではの思いに「こうすれば上手くいくのに…!」と拳を握りしめる、もどかしさ…。

2

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

到達する境地

ムシシリーズ9作目。「愛の本能に従え!」のスピンオフとのことですが、これ単独でも読めると思います。ひたすら耐えて耐えて乗り越えたという印象のお話、本編350P弱+あとがき+番外編。番外編があって良かった。なかったら読み終わった後呆然としたかも。今、メンタルが超低空飛行なので、なかなか読むのがしんどかったため、萌にしました。

初恋の相手、久史が20歳で結婚し、それ以来誰とも恋愛をしてこなかった…

4

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

泣いた。

終盤の展開に涙が出てしまったのだけど、悲しくてとか、切なくてとかではなく、その清々しさに涙が出た。

雨雲が過ぎ去り、新緑の若葉が日に照らされた様な清々しさだった。


志波を手に入れるためには、何でも言うことを聞けばいいわけではなく、泣いてすがり付けばいいわけではなく、ひたすらに愛を囁けばいいわけではなかった。

しっかりと自立し、自らの生活を送り、日々を自分なりに楽しみ、自分に誇…

4

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

あとがきの後

ムシシリーズの最新作で「愛の本能に従え!」のスピンオフ作品。
樋口先生復帰後の長編作品と言える今作、楽しみにしていました。

ムシシリーズはハイクラスとロウクラスという階級差が背景にあったお話が多かったので、同じハイクラス同士で気になっていた黄辺と志波のお話でした。

とにかく、読んでいる最中はため息の連続で、小休止を挟みながらでないと読めないくらいしんどかった…
志波がわからないんで…

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