Cielさんのレビュー一覧

それは、やさしい思い出 小説

松幸かほ  Ciel 

ボスとオスの戦いが気になって仕方ない!

始まり方がとてもシリアスで意味深で、最初から惹き込まれた作品でした。

あらすじを読んで、『複雑な家庭』って母子家庭とかかな?と軽い気持ちで読み始めたので、複雑が小さい頃からの義両親による虐待だと分かり、
あまり辛いものを読みたくはない気分だったので、一旦途中でやめようかと
思ったのですが、暁海の親友である信介がとてつもなくいい人だったので
それを救いとして読み進めていました。
ですが…

3

お嫁様の恋。 小説

六堂葉月  Ciel 

健気なお嫁様

純粋培養、世間に超疎く、超箱入りで育ってきた男の子と、夢を蔑ろにされすさんでしまった御曹司のお話。

純粋で健気、なんてかわいいんでしょうね。
でも楓の純粋さはある意味病的。
誰も悪気があってしたことではないんだけど、あまりの無知ぶりに大丈夫か?と心配せずにはいられない。

本当に自分を「女の子」と思って育ってきた楓。
そこからして楓の背景に歪んだものが見えてきます。
でもそう育て…

0

執着王と禁じられた愛妾 小説

今井真椎  Ciel 

衝撃!

マジかぁ…と思わずつぶやかずにはいられない衝撃的なシーンがあったりして、これはもう好きか嫌いか、楽しめるか楽しめないか、両極端に別れるお話だなぁと。

烈雅に命を救われ、夜伽の相手として十年過ごしてきた玲深。
思い慕うも相手は一国の王。后をもらい、そして世継ぎをもうけなければならない。自分は身を引くしかないのだ…と一見身分差の恋に悩むジレジレストーリーなのかと思いきや、烈雅の執着が半端ないお…

2

その兄弟、恋愛不全 小説

鳥谷しず  Ciel 

パンツをこれでもかってほどに

ともすれば長年の片思いという重くなりそうなエピソードですが、とにかく面白いです。コメディです。
鳥谷しずさん初よみでした。
イラストのきれいさに引かれジャケ買いしました。
なんの情報も得ず読んでいたため、とにかくそのパンツ一辺倒ともいえるツボに笑わされました。
なんか大変失礼な言い方なのですが、攻めが変態っていうのに定評のある作家さんだったのですね。

未知との遭遇という衝撃から神評価…

7

柔肌に乱れ桜 -花街エロティカ- 小説

西野花  Ciel 

現代版吉原遊廓モノ

緋桜は14歳で遊廓風男娼館に売られ、初床で志蔓に乱されてしまいます。
そして、志蔓から「俺に身請けされる気はないか?」との申し出があるのですが、緋桜は断ってしまいます。
詳しいことは書かれていなかったのですが、14歳で水揚げされちゃったのかな…
その後、志蔓は華実屋に現れなくなります。

ある日、ふとした切欠で綾部と知り合い、緋桜の馴染みの客になります。
綾部からも身請けの話をされるの…

0

それは、やさしい思い出 小説

松幸かほ  Ciel 

ちみっこもふもふ

表紙がもふもふというだけで購入動機になるくらいのもふもふ好きなんですが、そこにちみっこが追加されると、とんでも化学反応起こします。
ちょっと前までは子育てものとかあんまり興味なかったんですが、好みとは変わるもので、最近ではちみっこも美味しく頂けます。

そんなちみっこもふもふものですが、今回は受の境遇が凄まじかった……。
幼い頃に両親が事故死し、引き取られた先の親族夫婦から虐待されて育った…

3

ガッシュ文庫10周年記念アニバーサリーBOOK グッズ

とってもライトな番外編集

12作の番外編と、各作品の絵師さんによる1ページ漫画を収録した全サ小冊子。

番外編のほとんどは、5〜7ページと短め(和泉桂さんが9ページ、綺月陣さんが11ページとやや長め)。
全体的にエロ薄で、他愛ない日常を描いた作品が多い印象でした。

■宮緒葵『華は褥に咲き狂う』番外編
戯れに、いつもとは逆の服装をしてみる純皓と光彬。
男装(?)した純皓は凛々しく男前で、
「優しくする……始…

3

手をつないでキスをして 小説

名倉和希  Ciel 

疲労時の甘々補給にオススメです

我が萌えの傾向を考えてみると、警察モノなどのハードなものにふらふらと引き寄せられているのですが、たまに甘さが欲しくなります。
私と似ている方、疲れて甘々に浸りたい方に、この作品を自信を持ってオススメ致します。
主人公の拓海は育児に料理に仕事に(あらすじより)日々奮闘している、健気な青年。育児というのは姉が遺した甥のことで、この凛太朗くんがかなり可愛いです。
この二人の暮らしぶりには和みますが…

4

その兄弟、恋愛不全 小説

鳥谷しず  Ciel 

局部の描写が細かい!

兄弟ものとしてもよかったし、鳥谷さんお得意の変態攻めとしてもとてもとてもよかったです。
変態ぷりが面白くて楽しくて、大丈夫か?と思うくらいなのがいい。

小さいころに結婚の約束した義兄弟の真紘と佳智ですが、成長するにつれ次第にすれ違い、そのまま長い間離れ離れになり、大人になって医者として戻ってきた佳智は何故か真紘に冷たい…というお話です。

弟攻めで、その弟が最初クールで冷たいというのが…

6

囚われ王子は蜜夜に濡れる 小説

葵居ゆゆ  Ciel 

期待しすぎたのかも。

生い立ちのせいで長年虐げられてきたユーリ。
やっかい払いのごとく、公務とは名ばかりの人身御供として隣国に行くことに。
そのために『準備』と称して淫らな行為を受けなくてはいけなくて───。

惜しい!惜しいよー。
兄弟たちに罵られ、身の置き場のない不幸なユーリ。
不幸受け、好きです。最後に大きなハッピーが待っているのなら。
でも、読了後の感想は、『なんか…中途半端だわ…』でした。

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