一穂ミチさんのレビュー一覧

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

あれ?

あれれ?
一穂さんはこれで多分三冊目ですが、前二作は好みなので、あらすじを読んで迷わず買いましたが、あれ?
ちょっと今回はハズレかも。
まあ、個人的に合わなかっただけなのですが、何が合わなかったのかよくわかりません。
淡々とした話は好きだし、挿絵は草間さんだし文句ない筈なんですが。
可笑しいなあ。
多分、矢上のずれ方の方向が駄目だったのかもしれません。
理解出来ない事が多々あるので。…

4

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

あっぱれ日本一!

新年一発目だったかな?年末だったかな?
そのあたりに読んだのですが
「このBLがヤバい!2016」でさすが1位だなと
もう、あっぱれ、日本一!と叫びましたね。

とにかく絵がいいし
読みやすい文章が!

まず設定が旬すぎてもう目からうろこ。

今、本当に注目されてる職種がでてきたり
テレビの特殊なあの職種の裏側も垣間見えたり
社会的な人の上っ面の付き合い方というか
なんと…

6

ペーパー・バック(1) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

作品同様読んだ側も色んな気持ちが交差する

一穂さんの新聞社シリーズの番外編を集めたもの+『is in you』 の書き下ろし短編。今回ペーパーバック1の方では、『アンフォーゲタブル』のお2人はほとんど出番なしでした。冬梧が一瞬出てきましたかね。
詳細なレビューは他の方が実に的確に書かれていらっしゃるので割愛します・・・☆
私は一穂さんの作品の中でもこの新聞社シリーズが特に好きで、今でもテレビでニュースを見るたびにこの作品の登場人物のこ…

9

ペーパー・バック(1) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

過去、現在、未来を行き来する物語世界

明光新聞社シリーズ番外編集、その1。
(その2は来年の1月19日発売予定。)

このシリーズは一穂作品の中でも別格に好きで、特に『off you go』はBLにハマって間もない頃読んで衝撃を受けた一冊。
幼少からの特殊な三角関係を情趣豊かに綴りつつ、記者の仕事もリアルに描き出す作品世界に大変引き込まれたものです。
そのリアリティはシリーズ通して健在で、海外特派員、校閲部員、速記者…など様…

11

ペーパー・バック(1) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

新たに味わい、反芻し、そしてさらに魅せられる

私にとって、何よりも特別な作品『off you go』,
それを含む全4冊の新聞社シリーズは、
もしかするとBL作品としてはかなり特異な作品群かもしれない。

例えば、主人公全8名のうち、結婚歴があるのが4名……
新聞社が舞台なだけに、紛争地域に飛んでいったり
報道をめぐる事件に巻き込まれたり、もある。

その新聞社シリーズの同人誌や小冊子、ブログなどで発表された小品集。
まるで…

19

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

シリアスっぽく感じませんでした。

執着攻大好きです!
一穂さんの作品は静かで落ち着いた登場人物が出てくるものをよく読ませてもらってるのですが、この作品はわんこ弱気攻めと強気受けのおかげか、シリアスな部分もあるのですが全体的な印象として私はあまりシリアスっぽく感じませんでした。

押してだめなら引いてみろ作戦ではないですが、攻の意図しないところで?!受けがほだされてくれて、追いかけられてる方がグルグルしちゃうのがいいです。

1

青を抱く 小説

一穂ミチ  藤たまき 

現実感が薄いけど納得?

発売当初から購入してあったのですが、あらすじを見て少々寝かせ過ぎた今作ですが、読み始めると一息に読了しました。

始めの出会いからして偶然じゃなく必然。
全ての出来事が微妙なバランスを持って物語を形作っている
二人の家族全員がこんな真実によって繋がっていたなんて
やっぱりあんまり重い話は…と思っていましたが…

始めから終わりまで、複雑な事情を抱えているのに
こんなに綺麗な形で纏ま…

3

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

天然を越えて鈍すぎる

貴金属買取店に努める座波榛名のお店に、矢上比呂が結婚指輪を売りに来店。
帰りがけ突然の降ってきた雨がおさまるのを待つことにした二人でしたが、突然比呂が涙を流し・・・。
理由も聞くことなくもう会うこともないと思っていた榛名でしたが、町で再度比呂に再会し親しくなっていきます。

社交的で明るい榛名と、真面目で天然(鈍感)な比呂という全くタイプの違う二人ですが、違いすぎるからこそ相手に興味がわい…

3

青を抱く 小説

一穂ミチ  藤たまき 

一冊まるまる青色のイメージ

今回はページを捲っても捲っても青を感じる作品でした。
海の青や空の青、深さや天候によって全然違うけど、分類するなら「青色」と表現される色。それをずっと感じていました。
一冊通してその本のイメージというか雰囲気というか・・・そういうものが全然ブレません。言葉では表現しにくいはずの感覚的なものを伝えるのがすごく上手な作家さんだと改めて思いました。

宗清が泉の弟・靖野に似ていた理由。確かにそれ…

1

青を抱く 小説

一穂ミチ  藤たまき 

かなり思い切った設定

設定がこの先生でなかったら、読めないくらいぶっ飛んだ設定で驚いた。
ネタバレはしないが、初めて読むのを投げようかと思った。
最後まで読んだのは、心情や描写がよかったから。
いつも思うのが、男男の設定より男女の設定の方がしっくりくる。
読み手を飽きさせない展開。
イラストを担当された藤先生も病気の描写が他人事とは思えなかったと書いてらっしゃるように、細々した設定に読まされた。
難しいけど…

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