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一穂ミチ yoco
カラフル
小説のレビューランキングが上位である事とyoco先生のイラストに惹かれ購入しました。この作家さんの本を読むのは初めてであり、よくある幼馴染みものかなーと軽い気持ちで読み始めたのですが、幼馴染みの二人のターニングポイントとなる各年代の珠玉のエピソードで紡がれた一風変わったストーリーが新鮮で良かったです。主人公の苑の計算されていない素朴な健気さに心を打たれました。 特に後半の展…
pnz
普段BLは漫画ばっかりで、小説はほぼ純文学しか読まないです。 先日木原音瀬先生の「ラブセメタリー」を読んで先生がBL出身だと知ってBL小説も読んでみようと思い、色々探ったなかから前々からpixivでファンだったyocoさんのうつくしいイラストと感想レビューを頼りに購入しました。 めちゃくちゃおもしろくて一気に読み切ってしまいました。 苑の言葉はいつも明渡を否定するもので、もやもやすることもあ…
snowblack
柔らかに見える一穂ミチという作家の容赦なさ、そんなものを改めて感じた本作だった。 人が人を好きになる気持ちは、一体人間の体のどこに宿るのか? 今では心は脳にある、と誰もが知っていて、でもどこかで納得できない そんな根源的な問いが作品の根幹にあって、読み終わった後 ハッピーエンドなのだとは思うけれど、手放しで喜べず タイトルは「キス」というこの上もなく明快でシンプルなものなのに、 考…
ネタバレ
本編の終わり方には賛否あるだろうなーという感想。 個人的には夜明けのようなイメージのあれで悪くないと思うのだけれど、 明渡視点のこの特典ペーパーがあると、確かにBLとしては収まりがいい。 個人的には最後の一言に込められた意味、にグッと来ましたが、 これを特典ペーパーでっていうのは、ちょっと残念な感じもあり じゃあと、こんな話でしたよ、というのを書いてみます。 ということで、以下…
麗音
ちょっと変わったお話でした 小学校から高校まで一緒の幼馴染の一方がいつしか恋心を募らせやや強引に手に入れるのですが、一方は友情としては好意がありながらも恋だの愛だのの想いは持っていなかったというところから始まります。 それでも体を許したのだから段々と恋する思いが育って行く物語なのかと思いました。 攻めの背景からして資産家の家とか親の会社の後継問題とか多難そうな障害を乗り越えて行く展開とかあり…
一穂ミチ 竹美家らら
はるのさくら
多分けっこう読んでるハズ、とは思いましたが、書き下ろしがあるのならはやり読まねば、と購入です。 ブログやSS等のこばなし詰め合わせ。 読んできてたし、持ってはいますけど、やはりこうして一冊にまとめてもらうと読み応えがある、というか 懐かしい頃の2人から今の2人まで、何度読んでも楽しいですね。 そして楽しみにしていた書下ろしの「ディドリームビリーバー」 胸が締め付けられるような…
一穂ミチ 竹美家らら 二宮悦巳
一穂ミチ先生のファンブック…。 私は「イエスかノーか半分か」シリーズの大ファンで、他の作品もいくつか読ませて頂いていますが、本当にいくつかだし、どうしよう…。 と悩みはしたのですが、先生の書き下ろし付き小冊子「ASSOT MIX」を入手するにはどうしてもこちらに付いている応募台紙が必要な訳で、読んでみて他に好きそうなものがあれば後からでも本編を読めばいいじゃないか、とやっぱり購入。 …
ジェイティー
いい作品です。私のような年齢を重ねた女子たち(笑)にも、確かな読み応え。 読後感は、まるで文芸書のようなほろ苦さ。 苦手な方もいらっしゃるでしょうが、すごく好きな方も多いのではないでしょうか。 あちらこちらに美しい比喩があって、うっとりします。 続編があればいいな、なさそうだけど。
わきの
一穂先生の作品はどれも好きなんですが、個人的に今作が一番好きかもしれない…というのが読後一番の感想。 以下、あらすじ無視な感想で失礼します。 まず苑の子供時代の不憫さが悲しくて辛かった…。 諦める事を早々に覚え、波風起こさず毎日過ごすだけの苑にただ一人構う明渡。 そんな明渡との長い付き合いの話なんですが、明渡から向けられる好意に対し苑は、最初は罪悪感をも伴い惰性的で流されているだけなも…
ぴんか
なんだろうなぁ…… このシリーズは好きな方なのですけれど、 この二人はなんとなくしっくり来なかった。 二人が惹かれあう必然性を感じなかったというか…… 深が竜起に惹かれるのはなんとなく分かるけれど、 ノンケの竜起が深に恋愛感情的に惹かれる過程が弱いというか…… どちらかといえば、深の方が丁寧に描かれていて、 自分の進む先に迷いながらも頑張る深に、 ついついお疲れ様!と背中を…