一穂ミチさんのレビュー一覧

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

買って良かった

評価が分かれているので、購入を迷っていましたが、思い切って購入しました。

結果とても良かったです。確かに、くっきりしてはいない余韻の残るエンドだとは思いますが、私はモヤモヤは感じず、十分ハッピーエンドに思えました。うまくいきすぎないところが現実的で、おとぎ話ではない、リアルな人間の心の動きを感じることができました。とにかく読後の満足感が非常に高かった。私は、ペーパー無しでもモヤモヤしませんで…

6

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

う〜ん…

前半のリズミカルにテンポ良く進む物語は読みやすく、また面白いと思えました。
ですが、後半の流れが自分の思っていたものと何か違う…と思ってしまって、中立にしました。

途中の場面で一顕が彼女を庇護して、1%くらい悪いかもしれない、みたいな事を言う場面があるのですが、私からすればかおりさんは60%くらい悪いと思いました。
それと、整と同居人である和章が結構あっさり終わっているのでそんなにかんた…

3

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

かおりについて

私は攻めと同棲している彼女・かおりの思考回路がどうしても理解できませんでした。

結婚前で一年間セックスレスってもう破綻してる……としか思えないんです。
かおりは彼を好きだというし、居心地はいいし結婚したいと言う。
一顕に似た子供も欲しいと言う。

セックスをのらりくらりと一年間拒否をしている人の子供欲しい発言に思わず失笑しましたが、かおりの中では結婚後は排卵日に合わせてセックスを要求…

9

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

脳が誤作動

 何でも持ってる人と何も持たない人の恋。それはある意味ロマンスの王道だ。とりわけ、前者が後者を見初め、熱烈な求愛の末に結ばれるというパターンは、古今東西問わず夢見る乙女の大好物だ。腐女子といえど例外ではない。本作も前半部分だけで終わっていたならまさに王道まっしぐら、糖分補給に最高の一作とたたえられたことでしょう。

 でも根がひねくれものの私は、そんな王道ロマンスを読むたび思わずにいられないん…

9

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読み比べて

旧版の作品の方がすっきりしているなという印象です。
こちらの作品は加筆が多い分だけ、無駄な描写が多く、テンポも悪くなっていて、いろいろ重いなと感じました。

BL的な恋愛描写よりも、登場人物(特に女性)の描き方が凄く気持ち悪いので、そこで好みが分かれるかなと思いました。また、彼女とセックスできないから男の体に~までの流れが不自然で、やはり、何度読み直しても体の関係に行く理由が分かりませんでし…

10

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

タイトルが

「キス」の一言のタイトルが、あまりにもシンプル過ぎて、未読か既読か判断がつかないまま読んだら、
冒頭、何となく読んだことのあるような、
でも、適当に開いた後ろの方は読んだことのないような、
最初だけ読みかけて、中途にしてたのかなって読み進めてみて、
結果、やっぱり読んだことあったわ。
そして、これは、私の記憶力の衰えを差し引いても、記憶に残りにくいタイプのお話だった。
だって、まず主人…

2

イエスかノーか半分か 3 おうちのありか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

♯大好き以外の言葉が思いつかない

初めてレビューを書きます。
作品の素晴らしさを伝える語彙が足りないのが、非常にもどかしいです。

シリーズ3作目の今作ですが、その中で一番好きな作品となりました。

途中のドキドキ、イライラ、ハラハラはありますが、ラストの多幸感で、「終わり良ければすべて良し」と思わされてしまいました。

作者の一穂ミチさんのあとがきが一言だったのも、思いがこもっていてとても良かったです。
こちらこ…

2

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

重いけど止められない

実を言いますと、旧版が発売されてすぐ読んだあと
めちゃくちゃ打ちのめされました。
こんなずどーんとくるお話もあまり無いな、と。
どこまでもリアルで恐怖さえ感じるほどでした。
一顕の彼女・かおりの先輩が特に。
当時読んだ時の衝撃ときたらホント相当なものだったんです。
いえ、私がかおりの先輩のような経験をしたわけではありませんが
誰もが羨む幸せそうな夫婦にもそんな事実があるなんて。
女…

15

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

どしゃぶりの雨を見ると思い出す

萩原は、同棲中の彼女にセックスを拒み続けられる日々を送っていた。同じ会社の総務部で働く整は、両親が事故死し、自分を支え一緒に暮らしてくれた幼なじみ和章に報われない愛を抱えていた。そんな2人が間違えて送ったメールから出会い、惹かれていくお話。

メールは、普通の会話から始まり、何となく送ってみようかなぁと感じてしまうやり取りから、徐々に自分たちの今の状況を話すように。
会社は同じなので、顔を会…

4

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 完全版 購入特典・書き下ろしSSペーパー「ミッドサマー」 グッズ

二人でいい汗かいてね

暑い中、外での仕事から社に戻った一顕は、エントランスで観葉植物の入れ替えに立ち会う整の傍を、軽く挨拶して立ち去ります。帰り道、整から『目があったのにささって逃げた』と、ちょっと非難めいたLINEが届いて…。真夏の汗をめぐる二人のやり取りが、楽しいです。

一顕がそそくさと立ち去ったのは、整に汗だくの自分を見せたくなかったから。
そして整も、総務の女子たちが「萩原さんは真夏でも颯爽としている」…

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