一穂ミチさんのレビュー一覧

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~黄~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

恋人たちの日常

「雪よ林檎の香のごとく」はタイトルも素敵なんですが、高校生の志緒と先生の桂との恋の行方に夢中になり、先生の抱える秘密や志緒の真っ直ぐさに胃をキリキリ痛めながら読んで、恋の成就に歓喜した記憶があります。その本編後の総集編第三弾です。

本作で1番好きだったのは「片想いと恋文」です。妹の友達とひょんな事から、文通をしなければならなくなった志緒のお話です。
妹がお兄ちゃんを取られたと嫉妬して、トラ…

9

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~黄~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

あーいいなぁ。

好きだなーって、一冊。

どの物語も全部好き、書き下ろし以外、ほぼ読んだことがある作品なんですが、一冊になってまとめて読むと、違う発見があったり、違う感想になって、何度でも読める。

本当にどれも好きなので、全部の感想を書きたいぐらいだけど
文才がないので、とても伝えきれない。

「赤」の最後に、先生が詩緒に贈った指輪にまつわるお話「高嶺の林檎」
珍しく先生しか登場しないこばなしで…

15

ひつじの鍵 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

攻めにとても萌える作品

再読です。
のんびりしたい時、癒しが欲しい時に読み返してしまうこの作品。
結構トントントンと進むので、どちらかというと肩の力を抜いて気楽に読めつつ、キャラクター達の魅力に引っ張られるような感じでしょうか。
一穂先生作品の中で1,2を争うくらいに好きな作品かもしれません。
優しくて可愛くて、2人のやり取りにクスッと笑える作品です。
一穂先生ならではの、ちょっとした雑学が書かれているのも楽し…

4

ラブ~キス2~ 小説

一穂ミチ  yoco 

No Title

出来の悪い小説ではなく一冊なら良くまとまってる作品だと思います。
でも前作の余韻を残したラストにこの作品は蛇足だと感じてしまいました。

かつての自分を彷彿させる少年を家に居させたくないと思う苑と、人助け当たり前じゃね?という感覚の雑賀はやっぱり根本から違うんだなと。

でも忘れたい過去を想い出させる人間を近くに置きたくないというのは当然の事なのでは?
ドラマ要素が薄いので雑賀の無神経…

4

OFF AIR~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

大好き以外の言葉がみつからない

本当に大好きな作品です!
大好き過ぎて読めずにいたのですが、
ようやく読了しました。

様々なエピソードを集めた短編集ですが、
最後の『デイドリームビリーバー』を読んだあと涙が止まりませんでした。
泣かせる話ではないのかもしれませんが、
計が潮が、お互いを想い合う気持ちが伝わってきて泣けました。
壊れても壊されても手を取り合って何度でも家を作り直す宇宙人のように、いつまでも何度でも…

2

ナイトガーデン 完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

No Title

一穂さんの作品の中ではシンプルに綺麗な作品だと思いました、いつも描かれてるような精神的に痛い場面は少なめです。

前作では狂言回しだった和章が人間として描かれています。それに対し柊は妖精の様であまり人間らしくない、おとぎの国の住人みたいです。
堅物の和章の様な人間の心を融かすにはこれくらいのキャラじゃなきゃ駄目だったのかもしれないし、前作の整との対比の意味もあると思います。

その代わり…

0

OFF AIR 2 ~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

懐かしさも感じられます

期待を裏切らない面白さ!今作は、付き合い出してすぐの話や、ハロウィンで夢オチかと思うような、一風変わった話など、盛りだくさんでした。
個人的には、計の実家に行く話が好きで、ほっこりします。
今作もかなりイチャイチャ多めでしたが、計が熱を出して座薬を使用するくだりでは、え??座薬してやって平気なの?!とちょっと焦りました(笑)
潮と計の2度目の夜を描いた書き下ろしでは、こんな初期の感情を今の様…

2

OFF AIR~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読んで損はない!

お得な一冊!
『イエスかノーか半分か』の同人誌、特典小冊子、ペーパーなどの番外篇がまとめられた一冊なので、私の様に今更ながら、こちらの作品に魅了された者にとっては、より嬉しい一冊。発売から経っている作品の特典のペーパーって諦めるしかないのに、こんなに立派な本に納めて頂けるなんて、ありがたすぎです。
内容は、3冊目の『おうちのありか』まで読んでいれば楽しめます。
本編の後日談や、あの時は実はこ…

2

ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

表紙は最後にじっくり見るのがいい

あらすじは、上記を参照してください。

『横顔と虹彩』で、自分が全てをやらなければいられない唯我独尊な番組プロデューサーだった栄。嫌なイメージしかなったので、こちらの作品を読めて良かったです。
設楽と睦人、栄の3人がやり甲斐を感じながら仕事をしていた頃や、3人で熱海に行く話がとても良い。でも今後の急展開を匂わせる書き方で、このシアワセは続かないのだろうと読者に感じさせながらの展開。
睦人の…

7

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まじめにってそうきたか。

 先日の富久男のロケで、なっちゃんから出た聞きなれない方言の話から、方言談義になる、計&潮、なっちゃん&竜起の4人。
そういえば計は静岡出身だったね。

 その夜、真っ最中に潮が計に「静岡弁って出ないの?萌えるやつ」とか言い出しちゃってて。
「まじめにやれ」と計が言い返すと、「まじめにやります」と宣言する潮。
そして至近距離で視線を合わせて「好きだ」
あわてた計が視線をずらしても、すぐ…

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