一穂ミチさんのレビュー一覧

is in you 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

ドロドロしててもきれいに見える

個人的に当たり外れがあるけれど、心象風景や比喩表現において作家様の卓越した表現力をリスペクトしています。繊細な作風もすごく好きだし、読むたびに知らない世界を教えてくれるんですよね。うーん、でもキャラやエロでハマる時とそうじゃない時の落差が激しすぎて、正直購入時はどっちの結果となるのかいつもドキドキします。

新聞社シリーズの第1作目。かなり前に『ステノグラフィカ』を読み、シリーズと知りました。…

1

meet,again. 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

この作品でしか味わえない空気感がある


最初からやけに惹きこまれたことが印象深いです。
BLアルアルらしさがないというか…よく見るパターンではないというか…

特に攻めの栫。
砂のような男。
確かにそこにいて話し一緒の時間を共有していたはずなのに、離れるとそれは本当に形ある現実だったのか、夢じゃないかと思わせるような空気をもっている。

別にそれはオカルトじみた話では全くなく、あくまでそういった雰囲気を感じさせる独特な…

0

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

よかったです

あまりBLの小説は読まないのですが、この作品はすごく良かったです。
知らない相手とメールor手紙をやりとりする間に惹かれていくという展開自体はありがちですが、メールがご送信された理由やその後の展開にひねりがあり最後まで楽しんで読めました。また一顕と一顕の彼女の関係がなんとなくリアリティーあってよかったです。BLにおける女性キャラクターの描写は本当に重要で、変に悪役にされるのも妙に理解がある過ぎる…

0

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~黄~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

次は「緑」かな?

志緒が高校生の時から一人暮らしを始めようとしている24歳まで、8年間分の話が詰まっていた。
付き合い始めから指輪をする仲になった今現在も、変わらずお互いを好きだという気持ちが伝わってくる。
次は是非、桂の志緒の両親へのあいさつと、同居を始めるところが読みたい。大人は皆ドキドキだろうけど、美夏は大喜びするんじゃないかな。
桂が「いつか法改正されて結婚したら地中海でもエーゲ海でも、どーんと行こう…

3

ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

つらい

おもしろかったけど、あんまりにも奥くんがかわいそうで読み返す気にはなれないです。

0

ラブ~キス2~ 小説

一穂ミチ  yoco 

恋って簡単なものではない。

キスからの続編。
はっきり言って、前作は読んでいて浮き沈みが多く、結構辛かったので、今作を読むのに時間がかかりました。

苑への恋心を無くした明渡だが、幼き頃の事故の前から苑を気遣っていたし、それは相手が苑だから。また苑を好きになっていく明渡は、時間をかけて苑との距離を縮めている感じ。
そして、苑は手術後の明渡のことがあるため、受け入れて無くすことを怖がって進めずにいる。
二人の性格がし…

1

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

NoTitle

有名作品ですが計の行動が受け入れられるかどうかで変わりそう。

実は性格が二重人格とかは別に良いです、接触事故起こして相手を心配するでもなく寄り弁を気にする。
挙げ句「こっちが歩行者だしそっちが不利だけど?」は流石にページ閉じようかと思いました。

ただ読み進めると自分の仕事に関して真摯だし少なくとも勤務中はスタッフに寛大、
嫌味を言いながらも他人の良さを認める素直さもある。

最…

4

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~黄~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

色んな角度から楽しめる

あらすじや細かい内容は他の方が書いて下さっているので割愛します。

色んな味が楽しめる作品集です。酸いも甘いもあります。
ですが、リンゴのようにしっかりと芯に愛のある作品なので、どれも楽しめます。
一日一話読んでもいいですし、好きな作品だけ読み返すのもありだと思います。

ベッドサイドに置いておきたくなる一品です。
オススメです!

4

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

んー、ままならない

実はナイトガーデンを先に読んでいて、柊に出会う前の和章の終わった恋の話を
すぐに読む気にはなれなかったので買ったけど読まずに寝かせていた本でした。

雨降って地固まるなーんて簡単に言えるものではなく、まさにふったらどしゃぶり。
日常のままならなさ(他人から見たら尚更思われがち)を突き付けてくる鋭利さと、
そういうものだよねって第三者目線で読む物語だからこそふっと力を抜ける柔らかさを持った…

1

おとぎ話のゆくえ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

甘々ではないけれど好き

風来坊で恐いものもない、媚を売ることもしない、相手によって態度を変えることもしない、だけど周りに人がより付くタイプの人間。来杉隼人は、知人にくっついて東北の田舎にやってきた。旧家の若様である野衣湊と出会い。。。

中盤まで、来杉の人としてのヒドさに、グッタリしながら読みました。ヒドすぎる!
田舎の村では、よそ者と言うだけでも目立つのに、連れてきた慎が可哀相になるほど、他者に対しての態度が。。…

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