一穂ミチさんのレビュー一覧

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

”17年分”の思い

「泣ける小説」が無性に読みたくなり、色々調べてこちらの
作品にたどり着きました。

新聞記者の攻め視点の物語。
「新聞社」シリーズ4作目とのこと、シリーズはまだ『is in you』しか
読めていませんが、他作品も絶対読もう…!と決意させてくれました


夜読み始めて、この時間まで一気読み。
実は涙こそ出なかったのですが;

報道のあり方。
17年分相手を想い続けた二人の想…

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ブルーモーメント コミック

ymz  一穂ミチ 

確かに特殊な環境下で気付けたこともあった

 コロナ禍真っ最中に描かれた作品ということで、当時の世情が色濃く反映されていました。たった数年前はこんな世の中でしたね。マスクを外せる日が再び来るのかどうか、不安だった。気軽に友人を誘って遠出できないことがストレスだった。飲食店が潰れたり、政府や客の要求に右往左往したりするのを見るのが辛かった。私たち、本当によく耐えました。

 バーを切り盛りする響と、客として通い始めた尚人、そして、バーのオ…

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OFF AIR 3 ~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

深まっていく関係がとてもいい!

シリーズ全体で星五つけたい作品です。
二人の最初の出会いから、色々な出来事を乗り越えてここまできた二人の日常や過去や親などの背景をたくさん読むことができてよかったです。
主役二人だけでなく周囲の人たちの関係や会話もすごくよくて、どのカップルもそれぞれの関係性があって、ちょくちょくそれが見えるのが楽しいです。

単なる恋愛関係だけじゃなく、仕事のことや将来のキャリアや周囲の人たちの関係なども…

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オンリー・トーク コミック

一穂ミチ  志村貴子 

芸に、推しに、情熱をもって切磋琢磨する姿が胸熱でした

一穂先生の作品が好きで、作者様買いです。
ストーリーがとにかく面白かったです。お笑いのネタ部分の完成度が素晴らしかったです。
そして、美人でもイケメンでもない、普通にいる人たちを描く志村先生の作画が素晴らしいっ!てなりました。
喜怒哀楽が薄かったり、特に特徴のないその他大勢の人たちの作画が自然で、ふとした表情にも唸りました。


メガネの小峰のキャラが立っていて、面白くて魅力的でした。…

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さみしさのレシピ 小説

一穂ミチ  北上れん 

ちょっとずつ絡み合う人間関係

読了後、まずひと言表すなら「面白かった!」です。
ところどころにハッとなる言葉たち。
そんな言い回しあるんだ…と何度もなりました。

BLに女の影は不要なタイプなので、慈雨が
叔母の元夫設定と知った時は一瞬とまどいましたが
きっとウラがある、と信じて読みました。
登場人物がなかなか濃密な絡まり方をしていて、
それぞれのカプでお話が書けそうだなと思いました。
知明と慈雨のその後の関…

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ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

それぞれのスター

ドルオタで半引きこもり不登校の侑史ですが、そこにオタクの"痛さ"は感じはなくて
なんとなくずっと切ないような苦しいような空気感を漂わせている、そんな彼のキャラに惹かれました。

推しである『ほたるん』への愛はしっかり感じるのになんとなく熱量は低めに映り、
そして航輝にもいまいち踏み込めないでいるのはなぜなのか?
自然とその部分を知りたいと思わせてくれるようなストーリー…

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メロウレイン 完全版 下 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

No Title

下巻で特に印象に残ったエピソード、一顕が二次会の幹事を引き受けたあれ。好意を寄せられて、整もそれに気づいて相手のSNS見に行っちゃう...とか。ドキドキした。お母さんとの関係も、一顕ってそういうとこがいいよなと思った。正しくあろうとしようとするというのかな。和章と柊のエピソードも色々あって良かったな。なんか和章は柊といることでやっと息ができているような感じがして彼がそれでも自分を律しようとするとこ…

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ナイトガーデン 完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

No Title

ふったらどしゃぶりを読んだ時に和章は感情が見えにくいけれどこんな激しい感情を持っているんだなと思っていたので、今作で柊に会えて本当に良かったよなぁ。同じ後悔を繰り返したくない、でも閉じ込めてしまいたい、執着しないように必死…というか。感情を閉じてこの人はどうなっちゃうんだろう、合理性の中で生きてる和章が自然と共に生きている柊に少しずつひらかれていく感じがとても好きでした。人は一歩を踏み出すとき、と…

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メロウレイン 完全版 上 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

2人のその後がいいな〜

まだナイトガーデンを読んでいないので上巻のみ。
一顕と整のふたりのゆるりとした恋のお話が色々と読めて良かったなぁ。はじまりがはじまりだっただけにいつまでも続くかどうかはわからないみたいなところから時間を重ねて愛をふかめているのがいいな。ずっと2人仲良くいてほしい。

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ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

No Title

セックスレスな一顕、片思いしている同居相手には相手にされない整、間違いメールから始まるふたり。同期なのにちょっと敬語な一顕がなんか好きだった。あのメールがお互いだってわかった時、かおりとのあの一件から衝動的に整に連絡する時...読みながらこの関係性の変化がドキドキした。大人同士の話だよなぁ。2人が抱えていたもの、パートナーとの関係、2人の距離の詰め方全てが好き。身体は重ねたのに心を繋げるのに不器用…

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