一穂ミチさんのレビュー一覧

オンリー・トーク コミック

一穂ミチ  志村貴子 

超豪華タッグ作品

さすが一穂ミチ先生お笑いの解像度が高すぎる。
いそうなコンビ名!人物設定!舞台の緊張感!
読んでいて本当に彼らの実在する世界がみえます。

志村先生の絵もリアリティ寄りで、
BLBLしてない風体が心憎かったです。
飯田は男前売れっ子芸人、小峰は欲のない駆け出し芸人に見える。(10歳差?最高)
一穂ミチ世界を再現してるのがわかります。

最初から小峰が気になる飯田が可愛かった、

0

オンリー・トーク コミック

一穂ミチ  志村貴子 

芸人BLイチおもしろかった

芸人BL、いくつか見ましたがどれも恋愛メインで(BLなので当たり前なのですが)漫才師の本業である漫才部分を避けがちな本格的なものはない印象でした。
しかしこの作品は、まずお笑いガチ勢の一穂ミチさんが原作なのでかなり深いところまで掘り下げており、すごかったです。舞台に立った瞬間の空気とか、笑いが起こる・起こらない・呑まれる・波に乗る、そんな演者の気持ちが絵柄から伝わってくる。
呑まれた(場の空気…

1

青を抱く 小説

一穂ミチ  藤たまき 

靖野…

2023年刊行のほうは【非BL】の括りだったので
あえてこちらを。

冒頭から漂う切ない雰囲気は
靖野のことが明かされてさらに色濃くなっていくので
重たい展開になるのも覚悟していたけれど…
心にズーンとくるような重たさはなく、
むしろだんだんスッキリと開けていくような清々しさがあって
苦しくなるところはあってもそこに引っ張られずに読むことができました。

泉の真ん中にはどんな時…

0

バイバイ、ハックルベリー 小説

一穂ミチ  金ひかる 

いまひとつ話の波に乗れない

 大学の同級生同士。気遣い屋の攻め×思ったことをすぐに口に出す受けのモダモダ恋愛。
 受けの塁が攻めの槙志から「ヒカリ」という人物に間違われたことで二人は友達になり、サークルも同じオセロのサークルで、一番近しい存在になります。
 塁は槙志のことを知るにつれ、彼にとって大事な相手らしい「ヒカリ」との関係が気になるようになります。それに並行して徐々に互いが友達以上の存在になり、槙志が塁に不意打ちで…

0

イエスかノーか半分か 3 コミック

ユキムラ  一穂ミチ 

とても素晴らしい!大人気作品のコミカライズ

ユキムラ先生の表現力、凄い!!!
3巻も最高に面白い!!!
1巻から3巻まで夢中になって読みました。

そもそも、大人気の小説版を全く知らなかった私ですが
こちらちるちるさんにて、高評価で出てくるのでコミカライズ1巻2巻を読んで、すぐにファンになりました。
知ることが出来たおかげで人生の楽しみが増えました。

国江田さんの二面性がイタ過ぎると感じつつも、自分にも似たようなところたく…

2

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

割れ鍋に綴じ蓋なのかな。

 文章が好きな作家さんですが、残念ながらこちらはあまり刺さらなかったです。
 
 あらすじには受けのことを「極端な二重人格」と書いてありましたが、外面と内心に解離があるのは誰しもそうだし、二重人格かそうでないかは、内心を表に出すかどうかの違いではないかと思います。
 赤信号で横断歩道を歩いていて、ぶつかろうとした自転車が転倒し自転車は破損していて相手は怪我をしている。自分がよろけただけで無傷…

1

オンリー・トーク コミック

一穂ミチ  志村貴子 

大傑作!!!

ランキング常連+レビュー大絶賛で気になっていたものの、「お笑い芸人もの」に馴染みがなくてスルーしていました……が!!

試し読みしてみたら……これは面白いやつだ!!ってすぐ分かりました。即購入!そして後悔!!
なんでもっと早く読まなかったの私ーーー!?これは大傑作!!

お笑い芸人の世界に入り込んだような臨場感に圧倒されます。空気、緊張感、舞台裏の熱気……全部リアル!!

そして小峰…

6

オンリー・トーク コミック

一穂ミチ  志村貴子 

面白い!

まず、漫才が普通に面白く入ってきて流石だなってなった
声が聞こえるわけでもないのに、間を感じるような気がした
私は、駅徒歩5分結構好きよ

そして何よりお母さんのことが大きいよね
塔がK大出てるのも、落語やって漫才師になったことも
飯田に憧れて、飯田に恋することになったのも
お母さんの結果が違ってたら真逆になったかも
笑わせて、結局救っちゃったみたいに思えちゃったらもう、そのデカい…

6

イエスかノーか半分か読本 Color Bar(CDつき) 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

No Title

一穂ミチ作品にこの一年程ではまったのですが、映画化は知らなかった(コロナが流行り始め興行的に厳しそうですが)のですが、楽しく読みました。
このシリーズも大好きで、それぞれの性格と小さなエピソードが書かれていて、読んでいて幸せな気持ちになります。やっぱり一穂先生の作品面白いです。
相関図やキャラクターの設定もわかりやすいですし、最後の方にある寄稿漫画も良かったです。それぞれの先生方の解釈の計と潮…

0

窓の灯とおく 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

切なく、あたたまるストーリー

「街の灯ひとつ」のスピンオフ作品
前作の当て馬でもない、家族でもない、職場の同僚が主人公でした(安心安全!)
お互いがどうやって「好き」にたどりつくかがとても明確にわかるお話でした。
ノンケ同士の二人ですが、お互い一緒にいて一番自分らしさが出ているのがわかります。
2人とも器用さがなく、裏表のないところがとても好きです。
新の家庭内DVの過去が辛く、読んでいて苦しかったです。
「暴力」…

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