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一穂ミチ 青石ももこ
ゆきゆん
文字で書き起こした言葉と人間が実際に口にする言葉 同じなようで全然違う 同じなのは一度発したら取り返しがつかないということ それを序盤に伏線として織り交ぜておいて、それをそのあと大事な場面で回収させる… 天才すぎませんか…????? 書き起こした言葉は裏にどんな意味があったとしてもそのまま受け取られる他ないけど、人間が発した言葉は時として裏返ったりねじまがったりして相手の心に届く あー…
ネタバレ
まるで、本当にその人たちがいるかのような質感でこちらに伝わってきます これ、すごすぎません?? 癖、表情、言葉遣い、心の動かし方… 何をとってもしっかりこのキャラはこうするだろうなというのが土台にしっかりあって、本当に生きているみたいに感じられます それがまたさらに感情移入を深めてくれて読む手が止まりません 前作と今作どちらも、私の中では「過去」がテーマかなと思っています isinyo…
一穂ミチ 竹美家らら
renachi
本編の時間軸に沿ってあのころの話と分かるものから、いつでもこんな日々を過ごしてそうに思える何気ない日常話、他にもパロディなど盛りだくさんの一冊。前作「OFF AIR」より少々切なさ成分多めかな。皆お元気そうで何より。 特に好きだったのは「ばらいろポップ」。他のとこでもうっすら見えてはいたけど、潮がいなくなったあの朝が、計のトラウマになっているのがハッキリ分かる。酔って理性を失くしてしまわない…
かなり満足度の高い総集篇だった。特に「なんにもいらない」は本編に入っていてもおかしくない内容じゃないかな。なんでもない日常の二人からカップルイベントまで、さまざまなお話が読めてとても楽しかった。 「なんにもいらない」は、もちろん国江田家への彼氏紹介が印象的なお話だけど、個人的には病気になったときの潮の様子が心に残っている。本編で潮の過去が語られた際に意外だと思っていた事柄が、こういうキャラな…
シリーズ前二冊を読み、そろそろ計が潮を助けるターンが来て欲しいと思っていたので、希望にぴったりの三巻目だった。潮の背景が思いの外しんどく、潮の中の計の存在の大きさがしっかり分かってとても良かった。 計と潮の仕事も生活も、簡単に奪ってしまえる政治家の親を持つ潮。弱みを握り、圧力をかけて操ろうとする、なんてイメージ通りの汚いやり方。計を人質にされたに等しい潮の苦悩が辛い。ホテルでのお別れ前夜は切…
続編では計が嫉妬を覚え、ストーカーのように追いかけていく姿まで見られる。字面で見ると少々怖い気がするが、計に限ってはこれも成長と思えてしまう。潮視点で、その誠実さと包容力を実感できるパートもあり、とても良かった。 計のお仕事中心で見る日常は、計の中で潮の存在があまりに大きくなっていて驚く。竜起とは表面的でない付き合いが続いてるけど、それでも計は潮がいないと、本音を晒して生きていけないだろうこ…
なんだかんだで、やっぱりこれが一番好きなBL小説。何が刺さったかって、なんといっても計と潮の唯一無二の関係性。計の素直になれないところや、潮の包容力といった魅力はもちろんのこと、二人ともが自立して生きてるとこが好き。 自身のピンチに思わず弱気になった計は潮を頼るが、潮は分かりやすく助けたり支えたり、何かを与えるようなことはしない。それでも計は潮の存在を感じることで自分を取り戻し、一人だけど一…
一穂ミチ
フルール文庫版未読。角川文庫が初読みで、ジャンルとして非BLのつもりで読んだため、BLならこれで良いんだろうけど……とモヤる作品だった。個人的に介護家族と性的少数者の組み合わせを、こういう形で描いて欲しくなかった。 目を覚まさない弟を、誰にも言えない罪悪感もあって、働き盛りに仕事をセーブしてまで介護に励む泉。そんな泉が出会ったのが弟にそっくりの容姿を持つ宗清。宗清は出会ってすぐにゲイだと明か…
よく分からなかった、何が刺さったのか。読後に泣いてしまって、でもその理由が頭では理解できなくて、なんでだろうと不思議。ラストシーンの栫の目覚めは、生誕のようだと思った。何度も読み返したくなる一冊。 現代ものながら設定は盛り盛りだけど、終始静かな雰囲気。嵐の心理描写を中心に、栫という強烈な存在が浮き彫りになっていく。嵐自身は芯がグラ付きすぎで心配になる。とはいえ、こう在らねば栫のそばにはいれな…
こんな絶品小説を前になんてレビューしたらいいか言葉が見つかりません この作品には「昔の男」と言える立場の男が二人います 受けを取り合うという言葉では簡単に片付けられないこの三人の関係性がとても素晴らしい この二人、どちらも「昔の男」なんです 高校の時にあまりにも好きすぎて拒絶してしまった弓削と、後腐れない大人の関係でいたはずの佐伯 どちらも昔の男なんです… うまい…うますぎる とくに…