松尾マアタさんのレビュー一覧

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

まさか月村先生の作品で「しゅみじゃない」評価をする事になるとは・・・

月村先生の作品が大好きで、新刊をいつも心待ちにしています。

今作も勿論予約して購入。

届いてみて、「あら、表紙の感じが今までと違う」と、思ったりしたものの、わくわく読み始めました。
でも、なんだか文章や内容のようなものに何ともいえない違和感?!のようなものを感じつつ読み進めました。
奥付を確認したら、1997年に発表された作品を加筆修正したものだったのですね。
今回出版に際して、…

12

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

合同結婚式の模様をいつか読みたい!

いろいろ思うとこもあり、好き嫌いがはっきり別れる作品だろうな‥と、読み終えた今思います。
元々活字中毒で、BLを知る前からいろいろな著名作家さんの本を読んでいたので私は受け入れられましたが、BLという分野に普通の男女の話が1話分、しかも女性視点で描かれていたのには違和感がありましました。
ですがまあ、受け入れられない方はここ飛ばして本編と描きおろし2作品目だけを読んでも全く差し障りないのでいい…

5

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

懐かしい作品

人に触られることに耐えられない安西(受け)は、会社で営業職になり、ベタベタ触ってくる得意先に日々神経をすり減らしていた。そんなある日、同窓会に参加したことで、接触嫌悪症の元凶になった事件の目撃者・奥村(攻め)と再会してしまう。トラウマを刺激され、逃げ帰った安西だったが、奥村から電話がかかってきて「あのときの画像を持っている、返して欲しかったら俺の店を手伝え」と脅されて…。


名前買い作家の…

4

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

ついていけない

読む人を選ぶと思います。
私は全くダメでした。
BLとしてこれはどうなんでしょう?
本編は悪くないんです。一般的なBLのお話です。
問題は2話目から…いきなりの女目線、自分勝手な悩みにぐだぐだしている卑屈で偏屈な女(攻め受けの同級生)を中心に話が展開するんです。
BL小説の中で、当て馬的な展開とかではない、女性のベッドシーンを読んだのは初めてです。それだけでもうけつけないのに、挙句にはで…

26

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

オーソドックスな美談

松尾マアタさんの表紙イラストに心奪われ、発売を楽しみにしていた本作品。
97年の作品の新装版です。
話自体は、月村さんお得意の男前攻×ネガティブ受という組み合わせで、同級生の再会物でした。

社会人1年目の安西(受け・23歳)は、地元での同窓会で、中学時代の同級生・奥村(攻め)に再会。
奥村は中学時代、セクハラ教師から安西を救ってくれた恩人でした。
営業の仕事に限界を感じていた安西は、…

13

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

何事も目に映った通りのことが本質ではない

表紙がいつもの月村さんでなかったので、もしかして今回は!?エロス?なんて思ってましたが、いつもの月村さんでした(苦笑
本編は受け一人称で、本自体の厚みが薄いのに三本もお話が入っております。
そしてこちら新装版で新作ではないとのこと。
あとがきに20世紀の遺物とあります(苦笑
なんと、’97の新装版なのです。
そうかだから受け一人称なのかと妙に納得です。
でも本来受け一人称って苦手なので…

20

隣りにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

同時収録作品が良かった。

『遠くにいる人』の続編。この『隣りにいる人』もぜひ併せて読んでいただきたいです。前作よりも萌えがダウンしたとのご指摘が多い中、わたしは今作とのセットで全体的にバランスが取れているのではないかな、と感じました。

海の見える田舎町にある、同族経営のオフィス家具工場が舞台。副工場長の小田島達朗と、塗装工の佐倉治樹との関係が描かれた前作のその後。ゲイの治樹は外見にコンプレックスがあり、付き合う相手は…

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ショコラ文庫2012 フレッシュフェア citrus(表題作 お前しかいらない) グッズ

ようやくちょっと報われました

3作品のその後が収録されています。
二段書きとはいえ、B6サイズ?小冊子の各5ページなので、短めです。でもいずれも本編の受けが切なくて、両思いにはなったけれど、もうちょっと攻めからのラブを感じたかった作品ばかりなので、受けが報われた思いでほっとしました。

五条レナ『運命の男』より「お前しかいらない」
伊織(受け)は長い片思いの末、糖堂(攻め)と仕事だけでもなく公私通じた人生のパートナーに…

3

アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

攻めの気持ちが読みづらかった

丸ごと1冊表題作です。

宮本(受け)の目線で最初から最後まで進んでいきます。
そのためか、関東(攻め)の気持ちが分かりにくかったです。
福原に対する視線と、宮本に対する視線がなにやら違う描写があれば読みやすかったのにとちょっと不満でした。宮本に持っているのは友情ではなく、恋愛なのだというのが、宮本に誘われて襲うまでに、関東の言動でほしかったです。本人の口のみで、誤解や告白されて解決、とい…

1

遠くにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

酷い攻め

 読んでいて、「酷い攻めだな~」と思いました。でも、そこが良いんです。
 そんな攻め様が、受けの治樹を好きになっていくところが良いんです。

 治樹の友人の美人(男)に近づきたいがために、攻めは治樹に近づきました。そのことを、治樹は気付いてしまいます。
 好きな人に裏切られる辛い展開に、胸が痛くなりました。この胸が締め付けられる感覚が、堪らないです。

 治樹に酷いことをしておいて、だ…

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