海野幸さんのレビュー一覧

匿名希望で立候補させて 小説

海野幸  高城リョウ 

ラブより謎解き

うーん、思ったよりあっさりです。
ラブストーリーというよりは、謎解き要素の方が強いかな。
表紙の印象からすると、受けのハーレム状態を期待しちゃうのですが、実際には一対一の普通のラブコメです。


史生はお隣に住む生島三兄弟とは、小さい頃から家族同然に育ってきました。
長男・直隆には過去に振られてしまった史生でしたが、
上京して疎遠になっていた直隆が突然地元に戻ってきてーー…!

6

匿名希望で立候補させて 小説

海野幸  高城リョウ 

複数ものでは無いし、なんなら主人公はモテモテでも無いです!

幼馴染みである、それぞれいい男の三兄弟。
そんな彼等のうち誰かから、交換日記を通して重大な悩みを打ち明けられて・・・と言う、謎解き要素ありのアットホーム大家族(?)系ラブコメでした。

えーと、こちら、表紙やタイトルから、複数ものやイケメン三兄弟にモテモテみたいのを想像される方もおられるんじゃないかと思うんですけど。
いや、海野ファンには想定内な事に、複数ものでも無いし、なんなら主人公はモ…

15

最強の夫婦騎士物語 小説

海野幸  古藤嗣己 

スパダリの溺愛に萌え死ぬ一冊

最高で最強の夫婦です!
タイトルから、戦場で戦う夫婦騎士の話だと思ったのですが、
何よりお互いを尊び、守り抜こうとする夫婦の物語でした。


二年前、騎士団を追放されたダリオは上官のアルバートに再び王都に呼び寄せられます。
騎士団はドラゴンの行方を探しており、そのドラゴンを拾ったのは他でもないダリオでーー…!


ドラゴンを所有する国は戦争に有利とされています。
そのためドラゴ…

16

最強の夫婦騎士物語 小説

海野幸  古藤嗣己 

そりゃ、こんな愛おしい存在、全力で大切にするよね!

「我々の行く手を阻むものは、何人であれ斬る!」って感じの最強の夫婦騎士が、徹頭徹尾イチャついてるお話との事で、めちゃくちゃ楽しみにしていました。
や、本当に、大体そんな感じでした。
マジでこの夫婦、向かうところ敵無ーーーーし!!

もう、優しげなのに策士な攻めも、鉄面皮でやたら強いのに乙女な受け(褐色の方)も、本当、最高でしたよ!
ちなみに、私の黄金の萌えツボパターン。
受けが攻めに振…

33

優しくほどいて 小説

海野幸  橋本あおい 

「殴りたい」

春樹が愛したくて溢れそうになったときの自覚が、湯ヶ原くんと想いが繋がってからも「殴りたい」から来るのが切なかった…!らぶシーンでも「殴りたい」。拗らせた背景を思うと切ない、でも微笑ましくもありました。湯ヶ原くんのおかげで。
サンドバッグは自分で歩いて逃げない、て受け止めてくれる湯ヶ原くんが許容力の広い攻様で。しかも時々見せる春樹以上の執着がまたゾクゾクします。好きだぁ。
愛したがり屋の正体は重…

2

悪い男には裏がある 小説

海野幸  小椋ムク 

裏の裏は裏?

海野先生、作風が多様らしいと知って、逆に購入もおっかなびっくりで読み進めてますがこれはとても好きでした。攻様の諏訪さんが大きくて濃くてとても素敵です。
オカンていうかオバちゃんな攻様。袋いっぱいの野菜と気に入ったワインのプレゼントの場面はちぐはぐなカッコよさに悶えます。
同時にお話が進むほど受の光成くんの状態の酷さがポロポロと現れてきて、光成くんがそこに無自覚なことがまた辛いっ!クズに慣らされ…

5

策士と奥手の攻防戦 小説

海野幸  みずかねりょう 

爆発寸前の

個人的海野先生祭りで、ちるちるでまず最初に上がっていたこちら。
すごく、可愛い二人でした。
特に受の春人が、テンションがおかしくて可笑しい。
素だと口が良くないし、緊張しまくって結構失礼な物言いをしてるところ、鏡も割っちゃう勢いなど、仕事モードの時の冷静ぶりと全然違って三國社長ならずとも笑いを堪えてしまいます。
ようやくようやく結ばれてからも「童貞じゃなかったくせに」とか端々がひどい。そこ…

4

片想いの相手と駆け落ちしました 小説

海野幸  大橋キッカ 

微笑ましく見守らせてもらいました。

 作家様買いです。
受け攻め様、ともになんともかわいく優しくて、ほんわかさせて頂きました。

 受け様である晴臣は、兄からのお見合いの話を断る口実として、恋人がいると言って、長年片想いしていた攻め様である大我の申し出を有り難く受けて同棲をすることに。
 大我は昔晴臣に助けてもらったお礼であり、犬猿の中である晴臣の兄への意趣返しだと言って、晴臣との同棲生活を快くスタート。

 でも、いけ…

2

片想いの相手と駆け落ちしました 小説

海野幸  大橋キッカ 

いっぱいの

ずうっともだもだうずうずしてしまう可愛さでしたが、それだけでは終わらない大きな愛なお話でした!
皆さま書かれてるクライマックスが、文字だけでもすごい威力だったのに、素晴らしい挿絵が絶妙なタイミングで支えてくれて、ここまでじっくり紡いできた二人の長い年月がばーっと開花するような素晴らしい場面でした。泣きました…!
その直前の晴臣の辛い涙(思い込みからですが)からの、愛としか言えない展開に目の前が…

4

悪い男には裏がある 小説

海野幸  小椋ムク 

悪くない

全然、悪い男ではありませんでした。
とてもいい人です。
BL的にありがちなキャラクター&人物なんですけど、そこは安心して読めました。

余談ですが・・・少し描写の密度が濃く、読みにくい文章だなと思いました。
必要ないところまで書かれているので、情報過多な感じがしました。
もう少しテンポよく読めたらもっと楽しめたと思います。(この作者さんの他の作品ではそう感じなかったので)

のんび…

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